【仙台心理カウンセリング】 HSP心理相談カウンセリングルーム 繊細で傷つきやすい敏感な方はぜひ、長町心理センターでご相談下さいHSP＆HSC 開業16年目の仙台心理カウンセリングルーム

●「震災前のジオラマ」
第１段階　震災前のわたしたちの街（名取市閖上港付近）↓




●「未来のジオラマ」
第３段階　未来のわたしたちの街（名取市閖上港付近）↓





☆ジオラマ (仏:diorama) は、
展示物とその周辺環境・背景を立体的に表現する方法で、
博物館展示方法のひとつ。
「ジオラマ」は明治時代に入ってきたフランス語由来の外来語。


☆東日本大震災の津波で被災した街、
閖上（ゆりあげ）地区、下増田（しもますだ）地区。
1年が経とうとしている今、街の風景は以前と変わってしまっても、
そこに大切なものがありました。人生がありました。
「自分の土台」が、あの場所にはあったのです。

確かに自分が生きてきた証を見つめ、あの日のことを見つめて、
そして未来を思いながら、小学生児童たち約６０名が、
約4ヶ月かけて全3段階のジオラマを完成させました。
（イオンモール名取　「１Ｆエアリコート」　に展示中☆）


第１段階　震災前のわたしたちの街
第２段階　あの日おぼえている光景
第３段階　未来のわたしたちの街


●自分のストーリー（人生の物語）を
一つひとつ紡ぎだすように創られたジオラマは、
純粋で観る人々の心に深く届きます。





【ジオラマ制作　３つの理由】（*以前の街を再現するジオラマ制作）


１、「時」を取り戻すため

・失われてしまったから　「そのまま忘れればよい」　というものではありません。
自分たちの街がどうであったのかをみんなで再確認し、
そこに確かに自分が生まれてきた証を確認することで、
「自分には土台がある」　という気持ちをもってもらえます。


２、「感情」を取り戻すため

・自由に制作していいというルールにより、
実は自分が何を大切にしていたのかを知ります。
ある子は小学校であったり、ある子は自宅であったり、
ある子はお店で食べたものであったりします。

創ることで、自分が何を希望し、何を願ってきたのかという
「感情」　を再確認します。情緒的な部分をしっかり表現することで、
突然失われてしまったものに対する不安感や喪失感を埋めていきます。


３、「意志」を取り戻すため　（意志の再獲得）

・あえて街の復元に取り組むことで、自分の生きてきた
「時」　と　「土台」　を取り戻し、
自分が何を大切にしてきたかの　「感情」　を取り戻すことができます。

それが再建や復興の原動力となり、たとえ以前の自分の街に再建されなくても、
「自分の人生はどこでもいつでも復活できる」　ということを全身で感じて、
「再び創り出すことへの意欲」　を獲得します。






◆ジオラマの制作課程（３つの理由）は、
心理カウンセリングや絵画療法（アートセラピー）、
ゲシュタルトセラピー、インナーチャイルドセラピー、
箱庭療法の改善課程によく似ている。
（*過去の未完結を　「今ここ」　で、完結させる作業）

震災の体験だけでなく、幼少時の辛い体験、
過去、向き合うことができなかった体験など、
この作業を少しづつ行なうことで、自分を取り戻し、
より自分らしく生き生きと生きることが可能になります。

皆様も是非！　心の中に　「意志の再構築」　してみませんか？








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