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2020年02月05日

学校における一次・二次・三次的援助サービス








【学校における一次・二次・三次的援助サービス】

「児童生徒の教育相談の充実について~学校の教育力を高める組織的な教育相談体制づくり~(報告)」(文部科学省から示されている)

この中でSC(スクールカウンセラー)には学校における予防開発的援助と問題対応があるとされています。
3段階の心理教育的援助サービスは、子どもの教育における支援のモデルであり、
SCの仕事の整理に役立つとされています(現任者講習会テキスト:日本心理研修センター発行)。


石隈らは、イギリスの「特別な教育的ニーズ」という概念を踏まえ、生徒が抱える問題によって生徒を分類してそれぞれに対する援助の制度を考えるのではなく、一人ひとりの生徒の発達上の問題における援助ニーズの大きさに応じる援助サービスシステムを検討してきました。

そして、生徒の援助ニーズに応じる心理教育的援助サービスは、Caplan(1970)やCowen(1977)を参考に、一次的関与、二次的関与、三次的関与に分けることができるとした(石隈、1992)。石隈利紀先生の「学校心理学」の考え方が重要。




一次的援助サービス

「すべての子ども」を対象に行われる発達促進的、予防的援助サービスを指します。
予防的援助サービスは、ある場面で多くの生徒が出会う問題を予測して前もって援助することを指し、発達促進的サービスは、生徒の一般的な適応能力(学習スキル、対人関係能力等)野発達を促進するサービスを指します。

分かる授業づくり、安心して安全に過ごせる学級づくり、SST、ストレスマネジメント学習、自殺予防プログラムなどの心の健康教育などです。
一次的援助サービスの主役は教師であり、SCはコンサルテーションを通して教師を援助することになります。




『一次的援助サービスには発達障害の子どもへの支援を含む』

一次的援助サービスとは、上記の通り「すべての子ども」を対象に行われる発達促進的、予防的援助サービスです。
発達障害の子どもも含めてクラス全員の子どもが「わかる・できる」授業づくりの支援などもこちらに該当します。

もちろん、二次的及び三次的援助サービスでも発達障害の子どもへの支援は入ってきますが、それは状態の悪化等によってということになります。一次的援助サービスでは、発達障害の子どもを含めた全体への支援という形を取ります。合理的配慮などとも絡んでくる考え方になりますね。




二次的援助サービス

登校しぶり、学習意欲の低下、孤立など、学校生活で苦戦している、もしくは転校生などの苦戦する可能性が高い「一部の子ども」を対象に行います。苦戦している一部の子どもに対して早期発見・早期対応を旨とした関わりになります。

二次的援助サービスでも教師が重要になってきますが、SCはコンサルテーションを行なったり、必要に応じてその生徒の援助チームを結成するように勧めます。重篤化を予防する支援をこれらの援助チームと共に行います。




三次的援助サービス

「特別な援助ニーズを持つ」ことが要件で、不登校、いじめ、非行、虐待などの問題状況によって特別な援助ニーズを持つ「特定の子ども」を対象に行われます。一人ひとりの子どもの問題状況は異なるため、それぞれの子どもの状況について心理アセスメントを行い、具体的な援助を組み立てながら問題の解決にあたります。「特別な援助ニーズ」が出てくるような状況と捉えることができます。
・教育・援助目標(長期の目標、短期の目標)を立ててそれを達成するための教育計画を作り実践していきます。
・教師や保護者、SSWなどの他職種によるチーム援助が必要となり、それぞれの立場で力を尽くすことが求められます。




◆一次的援助サービスを基盤とした上で子どもの援助ニーズに応じた二次的援助サービス、三次的援助サービスを提供しながら行われます。
SCは相談室で児童生徒のカウンセリングを行うとき、児童生徒の援助ニーズが一次的援助サービスでどう満たされているかについてアセスメントする必要があるとされています。(Caplanによる予防の概念と同様)

キャプランの概念における第三次予防は、次の世代の不適応に対する第一次予防と円環的に繋がっています。
第三次援助サービスも、それによって回復して第一次援助サービスと円環的に繋がっていくことになります。






































































































































































































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:07心理学講座