2019年07月07日
ソクラテス問答法|カウンセリング技法 仙台心理カウンセリングの仙台心理カウンセラー養成講座
ソクラテス問答法|カウンセリング技法
ソクラテス問答法
◆ソクラテス式の常套(じょうとう)手段
問題、感情、認知、身体、行動がより明らかになるような質問
◦感情 その時、何を感じたのでしょうか?
◦身体 その時、何か身体に変化がありましたか?
◦思考 その時、何か思い浮かびましたか?
◦行動 その時、どんなことをしましたか?
◦問題 その事を、もう少し具体的にお話し頂くとどうなりますか?
※この手段は現在、心理カウンセリング技法としても用いられています。
技法として、感情の反映技法
療法としての、フォーカシング
他に、論理療法や認知行動療法などがあります。
【ソクラテス式問答法】
◆質問によって相手の理解を得るための方法。
基本的には相手に質問を投げかけることで会話が進みます。
議論で相手を説得することはしません。
かといって相手の話を聴いているだけにはしません。
議論をせずに相手に気づいてもらうことがソクラテス式問答法の目的です。
議論と傾聴の間に位置することはバランスは難しいですが、理解は難しくはありません。
しかし、「誘導尋問」との違いは解りにくいことが多いです。
また、解っていても油断をすると誘導尋問になってしまいます。。。
【誘導尋問との違い】
誘導尋問とは自分の都合の良い答えを相手から言わせる方法です。
誘導尋問と大きく違うところは、
あらかじめ予想した答えに導くためのものではない、というところです。
ソクラテス式問答法では目的とする答えを用意することはしません。
質問をしますが、目的地をあらかじめ決めておくことはしません。
相手の話を聞き、
理解できないところを質問していくことで様々なことがはっきりしてきます。
その過程で、「自分はこのように考えていたから、辛い気持ちになったんだ」
と気づくのですが、
時にはセラピスト(カウンセラー)が理解していなくとも気づきが起こる時があります。
完全に何の仮説も持たずに会話をすることは無理なことです。
しかし、仮説に近づけようと思って会話をすることは誘導尋問になります。
仮説を持つことは悪いことではないですが、仮説は仮説に過ぎません。
仮説を証明するためではなく、様々な仮説を立てる、
それを質問していくことで相手が気づく。
という流れになることが必要です。
仮説を定めてそこに誘導してしまうと、誘導尋問です。
いくら相手の言葉で言わせたとしても誘導尋問であれば、
説得と同じになってしまい、うまく行きません。
ソクラテスは今から2500年前の古代ギリシャの哲学者です。
哲学の祖とも言われています。
「無知の知」として知らないことを知っていることこそ
「知」であるという思想を持った哲学者として登場します。
方法としては「ソクラテス式問答法」を用いて、
自分はよく知っていると信じているその他の哲学者に対して、
無知の知を自覚するよう促したと言われます。
最後には「国家の認める神々を認めず、
新しい鬼神(ダイモーン)の祭りを導入し、
かつ青年に害悪を及ぼす」といういいがかりに近い罪で死刑を宣告されます。
この時代は国外に逃亡すれば罪から免れる方法があったとのことですが、
「悪法もまた法なり」と言って、毒人参を飲んで死にました。
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