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2016年06月03日

心のケア15 「グリーフ・カウンセリング」










心のケア15 「グリーフ・カウンセリング」

*悲嘆(グリーフ)・カウンセリングは喪失の悲嘆を癒すためのカウンセリングである。


◇災害時 「心のケア」 にお役立て下さい。

心のケア15 「グリーフ(悲嘆)・カウンセリング」☆



【グリーフ・カウンセリング】

悲嘆カウンセリング (grief counseling)


愛する者の死などさまざまな喪失体験によって引き起こされる、
悲嘆の解決を心理的に援助すること。


【喪失体験に対する自然な反応】

1、呆然(麻痺、非現実感、パニック)

2、抵抗(否認、苦悶)

3、怒り(不当感、敵意、罪悪感)

4、抑うつ(空想、無関心、孤独、無力感)

5、諦め・受容

6、希望(解放、決意、再生)


●受け入れがたい苦痛に出会ったとき、

何らかの緩衝工作をしながら徐々に乗り越えて行く。




【悲嘆はその過程を通じて次の仕事をなすと考えられる】

1、喪失についての現実感をもつ。

2、気持ちに正直になることで喪失を過不足なく受け止める。

3、喪失後の様々な障害をクリアし、適応のための準備をする。

4、失ったものに 「さようなら」 と言い、

  それなしに生きる新しい人生のスタートラインにつく。

5、これらの仕事を行うための時間をかせぐ。



※以上のような過程を、とばしたり、抑圧することなく体験することで、

その仕事を完遂させることが大切であり、援助の目的もそこにある。







【悲嘆の仕事がうまく達成されないと・・・】

新しい人生が始められないばかりでなく、
病的な悲嘆反応がおきることもある。
悲嘆の仕事を阻む過剰な身構えが、
「認知」や感情にひずみを与える。
防衛によって内的な傷も生まれる。


喪失という心理的外傷にこうしたひずみや傷が加わることで、
症状が複雑に、わかりにくくなり、解決を難しくしてしまう。





【病的な悲嘆反応】としては、

慢性的、時期はずれ(遅延化)など、
悲嘆が終わらないケース、喪失対象外にも罪責感が及んだり、
全生活が不安感に覆われるなどの誇張された悲嘆、
身体症状や不適応行動の仮面を装い、
喪失の認識をもたない場合などがある。




【セラピー】

このような病的な悲嘆を扱う場合を、
「セラピー」としてカウンセリングと区別することもある。

悲嘆の仕事のどこが滞っているのか、
それを阻んでいるのは何かを、
まず見つけ出すことが必要となる。



【喪失体験】は、

心理的な外傷だけでなく現実問題として、
生活上の大きな負担を伴うことが少なくない。
そのため無理せざるを得なくなる。


また、失くしたものは、
もともと心の支えであったはずであり、
それを欠いた心はもろくなるか、
守りを固めてかたくなになるかであろう。
従って、他者の支えが大きな意味をもつ。


「愛」 があるゆえに、別れや悲しみがうまれるが、
それを癒やすのもまた 『 愛 』 といえる。







【援助者の役割】

1、悲嘆を時で癒すよう、中・長期的な、見通しを持つとともに、
必要な時期にそばにいる(接触をもつ)ようにする。

2、わかっているが認めたくないという、
あいまいな気持ちに寄り添いながらも、
喪失を現実のものとして認めるよう援助する。

3、悲嘆の過程を理解し、
言葉に出来る感情も出来ないものも、
抑圧することなく、できるだけ表現するよう促す。

4、失ったものなしに生きていく気持ちと、
行動の準備をサポートする。

5、病的な反応を識別し、
必要に応じて専門医(精神科医)などにリファーする。




◆悲嘆の強さや内容は、

1、当事者の年齢、性別やパーソナリティ、及び環境

2、失ったもの、およびそれとの関係

3、失った状況(特に、予期されたものか否か)


以上によって大きく違ってくる。

喪失体験はプライベートな出来事であり、
悲嘆反応は固有のものである。

したがって援助者はその個人差を認識し、
柔軟な対応を心がける必要がある。



一方、悲嘆は、人生において、
誰もが直面する普遍的な感情でもある。
悲嘆は、喪失から誕生への橋渡しである。

病的な悲嘆に陥る危険性をもちながら、
喪失という大きな荷物を引き受け、
より豊かな人生へと旅立っていく姿は感動的でさえある。


カウンセラー(援助者)には、
それに立ち会える喜びがある☆






※【参考文献】
「カウンセリング大事典」2004 小林司/編 新曜社













●心のケア1 「トラウマティックストレス」
http://ssc.da-te.jp/e962589.html
●心のケア2 「ストレス反応と心の病気」
http://ssc.da-te.jp/e962677.html
●心のケア3 トラウマティックストレスに起因した「心身の反応」
http://ssc.da-te.jp/e962711.html
●心のケア4 「回復のための心構え」(被災された方々へ)
http://ssc.da-te.jp/e962755.html
●心のケア5 「こんな場合は専門家に相談しましょう」(被災された方々へ)
http://ssc.da-te.jp/e962862.html

●心のケア6 「子どもの場合の注意点」(被災された方々へ)
http://ssc.da-te.jp/e962885.html
●心のケア7 「被災した人をケアするために」 (周囲の皆様へ)
http://ssc.da-te.jp/e962979.html
●心のケア8 「喪失を受容するために」
http://ssc.da-te.jp/e962980.html
http://www.sendai-shinri.com/blog/2010/02/post-77.html
●心のケア9 「サバイバーズ・ギルト」
http://ssc.da-te.jp/e963046.html
●心のケア10 「気遣いの言葉」
http://ssc.da-te.jp/e963047.html

●心のケア11 「寄り添うために」3つの約束☆
http://ssc.da-te.jp/e963048.html
●心のケア12 「聴くことで癒される」
http://ssc.da-te.jp/e963121.html
●心のケア13 「悲嘆のプロセス」
http://ssc.da-te.jp/e963122.html
●心のケア14 「グリーフ・ワーク」
http://ssc.da-te.jp/e963123.html
●心のケア15 「グリーフ・カウンセリング」
http://ssc.da-te.jp/e964625.html




☆ 『大切な人』 を亡くしたあなたへ ☆




*東日本大震災(2011年3月11日)の死者:15,894人
※2016年2月10日現在、警察庁がまとめたところによると、一連の余震での死者も含め、
死者15,894人(宮城県9,541人、岩手県4,673人、福島県1,613人、
茨城県24人、千葉県21人、東京都7人、栃木県4人、神奈川県4人、
青森県3人、山形県2人、群馬県1人、北海道1人)、行方不明者2,562人。
また、2016年3月1日現在で消防庁がまとめたところによると、
震災関連死を含めた死者は19,418人にのぼる。

※福島第一原子力発電所事故の影響で、
福島第一原子力発電所から半径20キロ圏内が避難指示区域に設定された影響もあり、
福島県では沿岸部の状況把握が遅れたことにより、
行方不明者の捜索は大幅に遅れ、4月7日に開始された。


*東日本大震災(2011年3月11日)の死者:15,894人
*阪神大震災(1995年)の死者:6,434人
*中国四川大地震(2008年)の死者:69,197人
*明治三陸地震(1896年)の死者と行方不明:およそ22,000人
*関東大震災(1923年)の死者:105,385人




☆ 『僕らの手には何もないけど、』 ☆




























































































































































































































































  
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Posted by 仙台心理カウンセリング  at 20:38カウンセリング