2011年05月05日
たとえ胸の傷が痛んでも
「たとえ胸の傷が痛んでも」
毎年ゴールデンウィークの仙台平野は、
家族総出の 「田植え」 でにぎわう☆
今シーズンは・・・。
かつて、仙台空港からの離陸、着陸時に見えていた光景。
すがすがしく美しい、どこまでも続く広大な仙台平野。
夏には青々と育った稲。 緑のじゅうたん。
思わず、深呼吸したくなる美しい大地。
今年は本当に残念だ。
「田植え」 そのものが出来ない状況に置かれた人々。
通常なら太陽の下、豊作を祈りながら汗を流す。
そんな、当たり前だった日常が今はない。
あるのは避難所に置かれた段ボール。
この中にあるものが、今のすべて。
途方に暮れ、苦悩する人々の表情。
その中に、一瞬、
緑のじゅうたんが脳裏をかすめる。
瞳の奥に秘めた 「希望のひかり☆」
そうだ うれしいんだ
生(い)きる よろこび
たとえ 胸(むね)の傷(きず)がいたんでも
なんのために 生(う)まれて
なにをして 生(い)きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!
今(いま)を生(い)きる ことで
熱(あつ)い こころ 燃(も)える
だから 君(きみ)は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生(い)きる よろこび
たとえ 胸(むね)の傷(きず)がいたんでも
ああ アンパンマン
やさしい 君(きみ)は
いけ! みんなの夢(ゆめ) まもるため
なにが君(きみ)の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのはいやだ!
忘(わす)れないで 夢(ゆめ)を
こぼさないで 涙(なみだ)
だから 君(きみ)は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛(あい)と 勇気(ゆうき)だけが ともだちさ
ああ アンパンマン
やさしい 君(きみ)は
いけ! みんなの夢(ゆめ) まもるため
時(とき)は はやく すぎる
光(ひか)る星(ほし)は 消(き)える
だから 君(きみ)は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生(い)きる よろこび
たとえ どんな敵(てき)が あいてでも
ああ アンパンマン
やさしい 君(きみ)は
いけ! みんなの夢(ゆめ) まもるため
作詞/やなせたかし 作曲/三木たかし 編曲/大谷和夫 歌/ドリーミング
●テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』オープニングテーマ。
●「アンパンマンのマーチ」
【正義とは何か】
「アンパンマン」を創作する際の僕の強い動機が「正義とはなにか」ということです。正義とは実は簡単なことなのです。困っている人を助けること。ひもじい思いをしている人にパンの一切れを差し出す行為を「正義」と呼ぶのです。正義を行う人は自分が傷つくことも覚悟しなくてはいけない。 by やなせたかし