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2020年12月02日

カラー&アートセラピー|12月28日





『 カラー&アートセラピー 』☆☆☆


◇こころの中に眠るダイヤモンド☆を探しに!

ぜひ、いらして下さい☆

キラキラ☆ きれいになろう^^♪♪♪ ~


【日程】  12月28日(月)
     10:00~11:30 ☆11/28~受付開始

【ファシリテーター】 カウンセラー田村 みえ

【開催場所】 仙台心理カウンセリング 
      ※JR長町駅~徒歩6分
      (地下鉄南北線 長町駅~徒歩5分)

【所在地】 仙台市太白区長町3丁目
【参加費】 おひとり様 3333en☆
     (*当日ご持参) 

【参加条件】 仙台心理カウンセリングの
      『交流分析修了』

【お申込み】 仙台心理カウンセリングHP
お申込みフォームから
      お願いいたします。

【参加人数】 4名様まで


満席になりました❣
いつもありがとうございます









*アートセラピー体験で
新しい自分発見!
& 内面の浄化で気分もスッキリ!

*「ハート&アート」に
 意識をフォーカスすることで、
 無意識からのメッセージや
 可能性に気づいて行きます。

 現状からの視野を拡げるのに役立つことが
 多く含まれたセラピーです^^☆

忙しい日常を忘れ、
アートセラピーで癒されましょう♪

色鉛筆ご持参下さい。




実際、
感じ方(感覚)は人それぞれですので、
毎回、何かに気づき、
納得すればOKと考えております^^☆

皆様のご参加、ご体験、
心よりお待ち申し上げております。





●【アクセス】






「共に学び、共に成長する感動☆」を
ご一緒に^^♪











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・・・ いつでもあなたのそばに ・・・





























































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 06:30心理学講座

2020年11月23日

〇〇は人間を正確にする❣





















読書は、

人間を

豊かにし、


書くことは、

人間を

正確にする!




by フランシス・ベーコン。












仙台心理カウンセリングの

「正確な人間」 になりたい!

を、

創造するお手伝い


楽しい♬ たのしい心理学講座

個人レッスン 随時開講☆

























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本を読むことは、

人間を

豊かにし、


書くことは、

人間を

正確にする!




by フランシス・ベーコン。












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「正確な人間」 になりたい!

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Posted by 仙台心理カウンセリング  at 06:06心理学講座

2020年11月21日

完璧なハート♬










ジブンを

感動させよう!

完璧な

Heartを

創ろう!







仙台心理カウンセリングの

「Heart」 を創る

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Posted by 仙台心理カウンセリング  at 06:00心理学講座

2020年11月04日

カウンセリングは人を〇〇に変える❣
















カウンセリングは

人を

優しい人に

美しい人に

変える❣





















































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:00心理学講座

2020年10月28日

毎月の体験会














仙台心理カウンセリング


『毎月の体験会❣』




























































































































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:00心理学講座

2020年09月14日

対人関係の心理|4色心理ワーク






可能性を拡げる 「4色心理ワーク」 ☆


「4つのタイプから分かる ”対人関係のコツ”」 と題して

「可能性を拡げる!4色ワーク」(心理ワーク90分)を開催します。


◆【日程】 9月23日(水) 12:30~14:00

☆満席となりました❣ ありがとうございます☆




【ファシリテーター】 田村 みえ プロフィール

【場 所】 仙台心理カウンセリング ※JR長町駅~徒歩6分
         (地下鉄南北線 長町駅~徒歩5分)

【参加費】 おひとり様 3333en☆ (*当日ご持参下さいませ) 

【お申込】 仙台心理カウンセリング
     ホームページお申込みフォームにてお願い致します。
     仙台心理カウンセリング で検索

【人 数】 4名様まで受付します。 ※満席になりました。
     *いつも本当にありがとうございます。


【内 容】 人間のタイプ(スタイル)を、4つの色に分けて分析し、
     自己理解&他者理解につなげます。

     自分自身の特徴:タイプを理解することは、心の癒しにつながり、
     また、ストレスを抱えた他者への対応にも役立ちます。

     日常での様々な人間関係の場面で活かせる内容となっており、
     苦手なタイプへの対処法がわかります。

     現状からの視野を拡げるのに役立つ内容が多く含まれています。
     忙しい日常を忘れ、4色ワークを楽しみましょう♪



【参加条件・その他】

【ご注意点:安全配慮につきまして】

※心理的問題にて通院治療及び内服中の皆様は、
 主治医の承諾を得た後、心理カウンセリングをご利用下さい。
 (*過去に通院治療の既往歴がある場合も同様)
 何卒ご理解頂けますよう、よろしくお願い致します。









「共に学び、共に成長する感動☆」 をご一緒に♪

皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。


参加したい!その気持ちを是非ぜひ!お申込みへ

【4タイプの主な特徴】

●エネルギッシュな人 「赤」

●明るく元気で楽しい人 「黄」

●沈着冷静、知的な人 「青」

●癒しを与える優しい人 「緑」













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【 おまけ^^☆ 】 ※ご参考!


『 か り て き た ね こ』

対人関係で人格否定は禁物!

注意するときのポイント!(叱る時も注意が必要)


「か」:感情的にならない
「り」:理由を話す
「て」:手短に
「き」:キャラクターに触れない
「た」:他人と比較しない
「ね」:根に持たない
「こ」:個別に叱る


*出典
「帝京平成大現代ライフ学部教授」 渡部卓 氏のお勧め



























































































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:22心理学講座

2020年07月10日

職場のメンタルヘルス研修|2day 募集中





「職場のメンタルヘルス研修」(2day)のお知らせ^^☆


・管理者層及び従業員の方を対象に、社内におけるメンタルヘルスの必要性、
メンタルヘルスケアの実践方法をわかりやすく説明し、
従業員のケアに必要な知識・対応法を習得します。

・他者を理解し、適切な人関係を確保し職場の生産性を高めます。


【講 師】 仙台心理カウンセリング 田村みえ
【日 程】 2020年8/26(水)~8/27(木)
【時 間】 8:45~16:40
【主 催】 仙南地域職業訓練センター
(*職業訓練法人 仙南地域職業訓練協会)
*認定職業訓練(在職者対象)

【場 所】 仙南地域職業訓練センター
【所在地】 宮城県柴田郡柴田町船岡照内1番地の9
【電 話】 0224-57-1501
【定 員】 10名様

【お申込み先:お申込みフォーム】
※ ⇑ リンク先の8月をクリックしてご覧ください。

◆研修コース名:経営実務科 No.06
「職場のメンタルヘルス研修」

【受講費】 (会員)15,000円 (会員外)18,500円

【駐車場】 有り













●□■□● 「メンタルヘルス研修」 ●□■□●

社内におけるメンタルヘルスの必要性、

ラインケアとセルフケアの実践をわかりやすく説明します。

他者&自己を理解し、日々セルフケアを取り入れ、

また、適切な人間関係を築くことで職場の生産性を高めます。

わかりやすい「メンタルヘルス講座」(全2日間)です。

・皆様にお会いできることを、楽しみ^^♪ にしております☆




・・・・・●・○・● カリキュラム ●・○・● ・・・・・

*メンタルヘルスの基礎及び、初歩的な傾聴トレーニングなど

● 1日目 「メンタルヘルスの基礎」 & 実習:傾聴体験
● 2日目 「セルフケアの活かし方」 & 実習:傾聴体験






☆ 『メンタルヘルスを理解しよう^^☆』 の気持ちを、ぜひ! お申し込みへ!!








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Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:10心理学講座

2020年06月07日

心理検査|ハミルトンうつ病評価尺度








ハミルトンうつ病評価尺度|HAM-D


HAM-D

正式名称 ハミルトンうつ病評価尺度
(Hamilton Depression Rating Scale:HDRS)

HamiltonのHAMとうつ病の英語であるDepressionから、HAM-Dと呼ぶ。

1960年、英国のMax Hamiltonによって開発された、うつ病の心理検査。



【検査項目の特徴】

・睡眠の評価に重点が置かれている。
・睡眠状態が改善すれば高評価になりやすい。


HAM-Dは医師などの専門家が項目ごとに評価をしていく心理検査。
それぞれの項目ごとに最も被験者に近いと思われる点数に、
担当医(又は担当者)が〇をつけ、
合計点からうつ症状の程度を割り出す。

実際の臨床現場・診療では時間的制約があるため、
有用ではあるものの行われる頻度が少ないのが現状。




【HAM-Dの目的】

HAM-Dは、うつ病の状態を専門家によって、
客観的に数値化するために用いられる検査。

診断にあたって重症度を評価するためだけでなく、
うつ病からの回復の度合いを知るためにも広く用いることができる。

検査を担当する人物が面接をする形式で点数化できる。

HAM-Dを基に面接しながら症状を確認し判断に有用。

うつ病の診断の参考になるだけでなく、重症度を客観的に評価できる。
(治験や臨床研究など、薬の効果を評価する際には、よく使われる心理検査)









【HAM-Dの検査・採点】

HAM-Dは成人向けに作成された検査で、
専門家との面談で検査を行なう。
所要時間は、約10分~20分程度。


【17項目の質問】

・うつ症状が出る前、もしくは現在治療中であれば、
その治療開始から最近一週間の症状を確認しながら、質問に答えて行く。

いずれも、うつ症状を患った際に顕著になる症状の程度を確認する。
各質問に対して程度を評価(それぞれの項目により3~5点)


1、抑うつ気分(Depressed Mood)
2、罪責感(Feelings of Guilt)
3、自殺傾向(Suicide)
4、入眠障害(Insomnia Early)
5、熟眠障害(Insomnia Middle)

6、早朝睡眠障害(Insomnia Late)
7、仕事と活動(Work and Activities)
8、精神運動抑制(Retardation:Psychomotor)
(思考や会話が遅くなる、集中力が落ちる、自発的運動の現象)
9、 焦燥(Agitation)
10、精神的不安(Anxiety Psychological)

11、身体的不安(Anxiety Somatic)
(胃腸症状や動悸、頭痛、過呼吸など不安に伴う身体症状)
12、消化器系身体症状((Gastrointestinal))
13、一般的な身体症状(Somatic Symptoms General)
14、 生殖器症状(Genital Symptoms)
(性欲の低下、生理不順など)
15、心気症(Hypochondriasis)
16、体重減少(Loss of Weight)
17、病識(Insight)


※HAM-Dのうつの重症度を判断するための基準は、
明確ではないものの、目安としては以下の点数のようになる。


0点~7点:正常(Normal)
8点~13点:軽症(Mild Depression)
14点~18点:中等症(Moderate Depression)
19点~22点:重症(Severe Depression)
23点以上:最重症(Very Severe Depression)

※うつ病の重症度の評価を、
厳しめ(高くないとうつ病としない)にすることもある。




【HAM-Dで確認できること】

HAM-Dはうつ病の判断をするために作成された検査のため、
うつ病の診断をする際の指針になる。
古くからある検査の一つで、多くの臨床現場で用いられている検査の一つ。


HAM‐Dは、専門家が患者さんに直接質問をしながら検査をする。
そのため患者さん本人があまり自分がうつ状態に認識がない場合や、
エネルギーが低下していて自分自身の状況がわからない時などに有用。


構造化された検査になるので、
専門家が症状の程度を評価するにあたって、
客観的にうつ病の程度を判断することができます。


ただ、希死念慮よりも不眠に重点を置いている点などもあり、
HAM-Dだけで診断をすることをしない。
診断については、専門家が問診の中で総合的に判断する。
あくまでHAM‐Dでは、うつ状態の程度を客観的に評価するもの。














































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:00心理学講座

2020年05月20日

可能性を拡げる☆4色心理ワーク










可能性を拡げる 「4色心理ワーク」 ☆


「4つのタイプから分かる ”対人関係のコツ”」 と題して

「可能性を拡げる!4色ワーク」(心理ワーク90分)を開催します。


◆【日程】 6月26日(金) 12:30~14:00 (6/1 ~受付開始☆)

【ファシリテーター】 田村 みえ プロフィール

【開催場所】 仙台心理カウンセリング ※JR長町駅~徒歩6分
         (地下鉄南北線 長町駅~徒歩5分)
【アクセス】 仙台市太白区長町3丁目

【参加費】 おひとり様 3333en☆ (*当日ご持参下さいませ) 
【お申込】 仙台心理カウンセリング
     ホームページお申込みフォームにてお願い致します。
     仙台心理カウンセリング で検索

【条 件】 ※仙台心理カウンセリングの交流分析講座修了者

【定 員】 4名様まで受付します。

【内 容】 人間のタイプ(スタイル)を、4つの色に分けて分析し、
     自己理解&他者理解につなげます。

     自分自身の特徴:タイプを理解することは、心の癒しにつながり、
     また、ストレスを抱えた他者への対応にも役立ちます。

     日常での様々な人間関係の場面で活かせる内容となっており、
     苦手なタイプへの対処法がわかります。

     現状からの視野を拡げるのに役立つ内容が多く含まれています。
     忙しい日常を忘れ、4色ワークを楽しみましょう♪








「共に学び、共に成長する感動☆」 をご一緒に♪

皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。


参加したい!その気持ちを是非ぜひ!お申込みへ

【4タイプの主な特徴】

●エネルギッシュな人 「赤」

●明るく元気で楽しい人 「黄」

●沈着冷静、知的な人 「青」

●癒しを与える優しい人 「緑」













・・・ いつでもあなたのそばに ・・・













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【 おまけ^^☆ 】 ※ご参考!


『 か り て き た ね こ』

対人関係で人格否定は禁物!

注意するときのポイント!(叱る時も注意が必要)


「か」:感情的にならない
「り」:理由を話す
「て」:手短に
「き」:キャラクターに触れない
「た」:他人と比較しない
「ね」:根に持たない
「こ」:個別に叱る


*出典
「帝京平成大現代ライフ学部教授」 渡部卓 氏のお勧め































































































































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:11心理学講座

2020年04月06日

境界性パーソナリティー障害





境界性パーソナリティ障害

(Borderline Personality Disorder:BPD)は、

対人関係や自己に対するイメージなどの広い範囲において、

激しく考え方や感情が変化していく特性がある障害。


境界性パーソナリティ障害の多くは、
思春期から青年期・成人早期に起こる感情と行動の失調状態です。

時間はかかりますが適切な治療を行うことによって
自分自身を取り戻していくことができるといわれています。


現在さまざまなパーソナリティ障害が確認されており、
境界性パーソナリティ障害はその中の一つとして存在しています。


パーソナリティ障害とは、思考、感情、人とのかかわり方、衝動の制御の、
4つのうちの少なくとも2つにおいて、柔軟性がない状態をいいます。

このようなパーソナリティ障害がある人は、
考え方や行動パターンに著しい偏りがあるため他者と摩擦が生じ、
日常生活や仕事・学校の場面でトラブルをおこしてしまうことがあります。


境界性パーソナリティ障害は、
他人から見捨てられてしまうのでないかという不安と、
自分が何者でどう振る舞えば良いのか分からない,
自己イメージの不安定さが、トラブルの背景にあるといわれています。


境界性という名前は、"強いイライラ感" が症状として現れる神経症と、
"現実が冷静に認識できない" 認知障害をもつ統合失調症、
2つの精神疾患の境界にあると、かつて考えられていたことに由来し命名されています。


現代社会の中では境界線がはっきりしないことは数多く存在しています。
例えば自分と他人との境界や男と女の境界、
子どもと大人との境界など、あらゆるボーダーラインがあります。


境界性パーソナリティ障害がある方はその境界が分かりにくく、
社会にうまく適応できないという生きづらさを抱えています。


境界性パーソナリティ障害を発症している方々の中での男女割合は女性が75%と多く、
主に女性が発症しやすい傾向があることが分かっています。




※日本精神医学会/監修
『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル第5版』(医学書院,2014)
※岡田尊司/著『境界性パーソナリティ障害』(幻冬舎新書,2009)













【境界性パーソナリティ障害の主な特性】

境界性パーソナリティ障害の主な特性として代表的なものは、

自己イメージの混乱と見捨てられるかもしれないという強迫観念があることです。

この3つの特性からくる不安と恐怖の感情がもととなり、

さまざまな症状に発展していきます。



■ 自己イメージの混乱

境界性パーソナリティ障害がある人は、

「自分がどんな人か分からない...」というように、

自己イメージがはっきりしない状態であるため、

他人の影響を受けやすかったり、

他人と自分を区別できなかったりすることがあります。

自己イメージは自己同一性(アイデンティティ)とも言われ、

自分・他人から見ても一貫している自己を持っていることをいいます。

自己イメージが安定していると、自分が社会にとって意味があり、

自分の中に生きているという実感が生まれます。

それによって過剰に不安になることや人に流されることが減ってきます。


しかし境界性パーソナリティ障害がある人は自己イメージが混乱しているため、

例えば一面的な評価を自分の全人格に対する評価として、

過剰に受け取ってしまうことが多くなります。

その度にひどく落ち込んでしまったり、同じ人からの評価にも関わらず、

褒められたときはその人のことを好意的に思う一方で、

問題などを軽く指摘されただけでその人に敵意を示し激しい怒りを感じたりします。



このような対人関係を続けることで過度なストレスを感じるようになり、

混乱や落ち込んだ状態が慢性化し、

さらに自分を見失うという悪循環に陥ってしまいます。




■ 見捨てられ不安

境界性パーソナリティ障害がある人は、

自身が信頼をおいている相手に依存する特性がみられます。

常に根底には自分が見捨てられてしまうのではないかという、

「見捨てられ不安」というものを感じています。


幼い頃に両親の離婚によって家族や愛着のある場所などから離れることに、

強い不安を抱いたり、

虐待などにより愛情を失う体験をしたことが背景になっている場合もあります。


「また同じ思いはしたくない」という潜在的な意識によって見捨てられ不安は招かれ、

信頼できる相手に対して疑い、見捨てられるのではないかという不安を抱いています。


その見捨てられ不安から例えばメールを送ってもすぐに返ってこなかったり、

自分が期待している反応が返ってこなかったりする場合、

「嫌われたのではないか?」、「見放されたのではないか?」と、

強い恐怖を感じ相手から離れまいとしがみつこうします。


そして見捨てられ不安から逃れたり、

相手の興味を自分に引きつけたりするためにギャンブルや過食、

過量の飲酒・服薬、自傷行為や自殺をほのめかす行動を起こしてしまうのです。




■ 感情のコントロールができない

境界性パーソナリティ障害がある人は、

自己イメージの混乱や見捨てられることに不安や恐怖を常に感じていることから、

感情の波が激しく変動し、自分でコントロールすることができなくなります。


激しい怒りやひどい落ち込みや空虚感を感じることから、

それを解消しようと暴力や暴言を吐いたり、

リストカットなどの自傷行為や大量の薬物摂取、

大量の飲酒、過食などに走りやすくなります。


これらを繰り返すことで日常化していくと、
薬物依存やアルコール依存などに発展していくこともあります。

さらに強いストレスにさらされ続けると一時的な記憶喪失になる、
解離性症状が表出する場合もあります。






※日本精神医学会/監修
『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル第5版』(医学書院,2014)
※『境界性パーソナリティ障害』(幻冬舎新書,2009) 岡田尊司/著













【境界性パーソナリティ障害が発症する原因ときっかけ】

境界性パーソナリティ障害の原因はさまざまな説があり、定まっていません。

原因は本人の生物学的な気質要因と環境的要因の相互作用によって生じるという、

考え方が有力です。




■ 生物学的気質要因

脳の機能の中には衝動を抑えたり、怒りや不安をコントロールしたり、

ストレスに対する感情をコントロールしたりする部位があります。

境界性パーソナリティ障害がある人は、

何らかの原因によってそれらの部位に特徴があるために、

衝動性、怒り、不安、ストレスなどを感じやすくなっているのだと考えられています。



・前頭前皮質:行動をコントロールし、合理的判断に関係する部位です。

なんらかのストレスによりこの部分の活動が低下すると、

扁桃体の活動を抑えることができず、

感情や行動をコントロールできなくなると考えられています。



・扁桃体(へんとうたい):怒りや不安といった感情をつかさどっている部位です。

境界性パーソナリティ障害がある人は扁桃体が平均より小さいという研究があります。

扁桃体の特定の部位が、感情的な刺激に対して過剰に反応するという研究があります。



・視床下部/下垂体:ストレスに対する反応に関係する部位です。

ちょっとしたトラブルにもイライラや落ち込みを感じる人とあまり動じない人がいますが、

それはこの部位の反応の個人差が一因と考えられています。

境界性パーソナリティ障害がある人は過剰にストレスを感じ、

精神的なショックを受けて落ち込んでしまったり、

心が傷ついたりするのは、この部位に関連があると考えられます。



・セロトニン系:脳内にある神経細胞間の神経細胞伝達物質のひとつです。

セロトニンがうまくはたらかないと、不安やうつの気分が強くなったり、

衝動性が抑えられなかったりすることがわかっています。




■ 環境的要因

環境的要因には養育環境が大きく関係しているという説があります。

過去に心的外傷体験(心が傷ついた体験)や、

不認証体験(自分を認めてもらえなかった体験)があり、

数年後に似たような体験が再現されることによって、

境界性パーソナリティ障害の症状が表出するということがあります。


心的外傷体験や不認証体験とは、

極端な例だと親が子どもに対する虐待やネグレクト(育児放棄)などが挙げられます。

または親の離婚や死別によるショックなどもあります。

これはあくまで極端な例ですが、

他にも、子どもへの愛情不足や褒める・認めるといった共感の不足、

過保護や過干渉によるストレスなども、

子どもにとっては負担になっていることがあります。

そのような体験がベースにあり、

ちょっとした友人関係や恋人関係の出来事がきっかけで、

見捨てられ不安などの症状が発生します。




【参考文献】

『よくわかる境界性パーソナリティ障害』|(主婦の友社,2011) 林直樹/監修

岡田尊司/著『境界性パーソナリティ障害』|(幻冬舎新書,2009)













【境界性パーソナリティ障害の診断基準 】

診断基準は医療機関によって異なりますが、

主に世界保健機関(WHO)の『ICD-10』(『国際疾病分類』第10版)や、

アメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)に基づいて

臨床的に診断が下されます。




ここでは『DSM-5』による診断基準を説明していきます。

『DSM-5』では以下から5項目以上が認められれば、

境界性パーソナリティ障害である可能性が高いという基準になっています。




対人関係、自己像、感情などの不安定性及び著しい衝動性の広範な様式で、

成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる、

以下のうち5つ(またはそれ以上)によって示される。


(1) 現実に、または想像の中で、

見捨てられることを避けようとするなりふり構わない努力

(注:基準5で取り上げられる自殺行為または、自傷行為は含めないこと)


(2) 理想化とこき下ろしとの両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる、

不安定で激しい対人関係の様式


(3) 同一性の混乱:著明で持続的に不安定な自己像または自己意識


(4) 自己を傷つける可能性のある衝動性で、

少なくとも2つの領域にわたるもの(例:浪費、性行為、物質乱用、無謀な運転、過食)

(注:基準5で取り上げられる自殺行為または自傷行為は含めないこと)


(5) 自殺の行動、そぶり、脅し、または自傷行為の繰り返し


(6) 顕著な気分反応性による感情の不安定性

(例:通常は2~3時間持続し、2~3日以上持続することはまれな、

エピソード的に起こる強い不快気分、いらただしさ、または不安)


(7) 慢性的な空虚感


(8) 不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難

(例:しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いのけんかを繰り返す)


(9) 一過性のストレス関連性の妄想様観念または重篤な解離症状




【参考文献】
日本精神医学会/監修『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル第5版』
(医学書院,2014)p.654より引用






【境界性パーソナリティ障害と併発する合併症】

境界性パーソナリティ障害はその障害の特性上、

うつ病などと合併しやすく、発達障害などと併発している場合もあります。

また境界性パーソナリティ障害と似ている、

自己愛性パーソナリティ障害についても紹介していきます。



■うつ病などと合併することがある

境界性パーソナリティ障害がある人がうつ病を経験する割合は、

90%に近いという報告もあるくらい、最も合併することが多い病気です。



うつ病は抑うつ気分が続き、

何もやる気がしなかったり、すべて自分が悪いと責めてしまい、

死にたい気持ちになったりする症状があります。

境界性パーソナリティ障害の症状と共通点も多く、

対人関係のトラブルが頻繁に起こることで抑うつな感情をもたらします。



境界性パーソナリティ障害とうつ病が合併すると、

自己破壊への衝動が増し、死にたい気持ち(希死念慮)が増すと言われています。

自己破壊的な行為はたとえば、

過剰な自己非難や絶望感から自傷行為を行ったり自殺を考えたりすることです。



またうつ病に限らず、

境界性パーソナリティ障害の自己破壊的行動への衝動が高まることによって、

アルコール依存症、薬物依存症や気分障害、

不安障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、

パニック障害などを引き起こすこともあります。




■ADHDとの合併の可能性がある

境界性パーソナリティ障害がある人は、

ADHDを小児期または同時に発症している可能性があると、

近年の研究によりいわれるようになりました。




イギリスのある研究では、

境界性パーソナリティ障害がある人でADHDの発症率は

小児41.5%、成人16.1%と高いことが分かりました。




境界性パーソナリティ障害の発症は、

必要な親からの共感が得られなかったことが原因の一つではないかという仮説があります。




ADHDがある人は、その特性から、

社会関係や対人コミュニケーションに困難さが生じる場合があるほか、

親が育てづらさを感じて親子の関係がうまくいかなかったり、

体の感覚が過敏で子どもがだっこを嫌がったりして、

必要なコミュニケーションをとる機会を持ちにくかったりする場合があります。




こうした、親子や対人関係上の困難さが積み重なることによって、

子どもが十分に共感を受け取ったと感じられないなどが原因で、

境界性パーソナリティ障害へと発展することもあり得ます。




また発達障害の中には境界性パーソナリティ障害と似た症状が現れるものもあるため、

臨床現場では障害同士の鑑別が難しいとも言われています。




■自己愛性パーソナリティ障害との合併が混在することがある

自己愛性パーソナリティ障害とは、

自分に対して誇大なイメージを抱き、注目や称賛を求める一方で、

他者からのマイナスな評価に対して過敏に傷つきやすく、

他者に対する共感性の薄さが特徴的な障害です。



境界性パーソナリティ障害は、

自己中心的で対人関係の問題から情緒不安定をまねくことなどから、

自己愛性パーソナリティ障害と共通点が多くあります。

また原因も自己愛の未成熟が関わってくることから、

診療の現場では、この2つの障害の区別は難しいとされています。



この2つの障害の違いはどこにあるのでしょうか。

境界性パーソナリティ障害が自己否定を繰り返し、

考え続けることで情緒不安定が生じる傾向にあります。



それに対して自己愛性パーソナリティ障害は、

理想と現実のギャップを受け止められず、

自己防衛のために誇大化した言動を繰り返し、

自信があるようにうかがえるという点に特徴があります。



そもそもパーソナリティ障害はそれぞれ独立して存在するのではなく、

重複している共通の症状があるため、

複数のパーソナリティ障害が併存しやすくなっています。

そのため、境界性パーソナリティ障害に限らず、

他のパーソナリティ障害が合併していることがあったり、

判断が難しかったりする場合があります。






※参考文献:『よくわかる境界性パーソナリティ障害』(主婦の友社,2011) 林直樹/監修








パーソナリティ障害の診断は難しいものです。

もしご自身やご家族に境界性パーソナリティ障害の疑いを感じた場合は、

一人で悩む前にまずは専門機関に相談することをおすすめします。



医療機関での受診先は精神科、心療内科などになります。



「もしかして境界性パーソナリティ障害かも・・・?

でも、医療機関を受けるほどのことでもないような気がする・・・」

そのような場合は、各都道府県や政令指定都市に設置されている

精神保健福祉センター、または各市区町村に設置されている、

保健所・保健センターの相談窓口へ相談してみてください。

もちろん、本人だけではなく家族が電話などで相談することもできます。




また、本人が会社勤めの場合や高校や大学に通っている場合、

学校や企業専属のカウンセラーに相談することもおすすめです。

企業や学校のカウンセラーは、

その人が所属している組織の内情にも通じているため、

より適切なアドバイスをもらうことができる可能性が高いです。

また、連携している医療機関を紹介してもらえる場合もあります。













【境界性パーソナリティ障害の治療】

境界性パーソナリティ障害の治療法は、主に精神療法と薬物療法があります。


■ 精神療法

精神療法は即効性はありませんが、

医師や専門家と一緒に本人の物事に対する考え方や感じ方などを、

見直していく治療法になります。

これから紹介するのは、

境界性パーソナリティ障害に有効といわれている精神療法の2つの代表例です。



■認知行動療法(CBT)

認知行動療法とは、何か困ったことにぶつかったときに、

本来持っていた心の力を取り戻し、

さらに強くすることで困難を乗り越えていけるような心の力を育てる方法として、

いまもっとも注目を集めている精神療法です。



具体的には、自身がどのタイミングで不安や心配を感じるのかを客観的に観察し、

自動思考という考えのクセを把握します。

そして、そういった状況に直面した際に、

どのように考え、対処していけばいいかを考え、

考え方をコントロールしていく治療法です。





※参考文献:認知療法・認知行動療法マニュアル 日本認知療法学会








■弁証法的行動療法(DBT):弁証法的行動療法とは、

マーシャ・M・リネハンによって開発された、

境界性パーソナリティ障害に効果的といわれている、

行動療法を中心とした心理療法です。



以下の4つの治療法を組み合わせることで、考え方のクセに気付かせ、

バランスの良い考え方や反応ができるようにすることが目的です。



・苦悩耐性スキル....自身の感情の波が激しくなっているときに、

問題がさらに悪化しないように、

状況を改善するタイミングを待つためのスキルを身につけます。


・マインドフルネススキル....ありのままの自分を受け入れるスキルを身につけます。

・感情調整スキル....自身の感情を理解し、調節することのできるスキルを身につけます。

・対人関係スキル....感情調整を行いながら、適切な対人関係を築くスキルを身につけます。



しかし、欧米を中心に発達した治療法であり、

日本で受けられる場所はまだ限られています。

また、薬物療法と心理療法以外にも、

重度の境界性パーソナリティ障害と診断されたときに入院療法が適応される場合があります。



・薬物乱用、自殺、自傷行為を繰り返すとき

・重度の妄想により日常生活を送ることが難しいとき

・社会から離れた場所で本人に休息が必要と判断されたとき

・家族などの周囲の人が疲れてしまったとき



これらの場合は入院し、カウンセリングなど様々な治療法を組み合わせて治療していきます。







※参考文献:林直樹/監修『よくわかる境界性パーソナリティ障害』|(主婦の友社,2011)








■ 薬物療法

境界性パーソナリティ障害に根本的に作用する薬は残念ながらありません。

そのため衝動性や感情の不安定さといった症状を改善するために薬が処方されます。

主に気分の落ち込み、不安、現実認識の低下に対する薬が処方されます。


BPDの薬物療法の第一選択は,

中等量の非定型抗精神薬であり,

抑うつ, 不安に対してはセロトニン選択性再取り込み阻害薬SSRIぐらいに

抑えるべきであるというのがガイドラインにおける薬物療法の基本である。




※牛島定信『境界性パーソナリティ障害の治療ガイドライン』(2010)













抗うつ薬は抑うつ症状を改善するほか、

衝動性や感情の不安定、激しい怒りの抑制のために処方されます。

薬には副作用もありますし、人によって薬が合わないこともあります。

低年齢の子どもの場合はより慎重に進めるべきという専門家もいます。

主治医の先生と信頼関係を築き、

よく相談した上で納得して治療を進めることをおすすめします。




【境界性パーソナリティ障害がある人への接し方】



■ 本人の治療のために協力体制をつくる

境界性パーソナリティ障害がある方は、

身近な人に見捨てられることへの不安を強く抱いています。

治療を行っていくにあたって、本人のなかでは葛藤や変化が訪れます。

また治療も長期にわたって行われるために、

効果がなかなか現れないことに対する苛立ちや不安感を抱くかもしれません。



そんなときに寄り添うことができるのは医師ではなく、

本人の家族や周囲の人たちです。その人たちが、

安全基地としての役割を担うことによって、

本人が治療に挑みやすい環境をつくることができます。

あなたの居場所はここにある、

いつもそばにいると安心させる協力的な姿勢と環境づくりが大切です。



■ 周りの人が本人に振り回されないように気をつける

境界性パーソナリティ障害がある方は、

感情や言動の変化が激しいために家族や周囲の人が振り回されてしまったり、

本人からの強い物言いによって責任を感じてしまったりすることがあります。

本人に対してどう接していいかわからず悩み、

周囲の人がうつ病などになってしまうケースもあります。



そのようにならないためには、本人に振り回されすぎないことが大切です。

拒絶せず、過保護にもせず、

程よい距離感をもって本人の言動を観察してみてください。

境界性パーソナリティ障害がある人を支えることは難しく、

共倒れしてしまう危険性がありますので、

本人に振り回されないように意識してみてください。



また本人の言動の一つひとつは、本人に責任がある姿勢を貫いてください。

境界性パーソナリティ障害の原因のうちの環境要因として、

家族の環境がありますが、

たとえこれまでの関わりに何らかの問題があったとしても、

その結果何を感じて、何を行うかは本人次第です。



家族や周囲の人が責任を感じすぎてしまうと、

本人は自分の問題の責任を家族に押しつけてしまい兼ねません。

そうではなく「それはあなたの問題です。」と一線を引いたり、

家族で抱えこまずに専門家に相談し支援を受けたりすることが重要です。



■ 本人と一緒に周囲も変わる

上記と矛盾してしまうかもしれませんが、

家族・周囲の人などとのかかわりの積み重ねによって、

本人が負担を感じていることがあります。

しかし具体的にどのようなかかわりが負担になっていたのかは、

関係性の当事者たちには分からないことがあります。



そのようなときには家族なども一緒に治療を受ける方が良い場合もあります。

治療を受ける程ではなくても、本人とのかかわり方や自分を見直すよい機会になります。

長年築いてきた関係を改善するには時間がかかります。

一気に問題を解決しようとは考えずに、

焦らず少しずつでも変わっていくことを意識してみてください。

しかし本人の回復に貢献するために、

家族や周囲の人自身が無理矢理変わらなければならないということではありません。

「できないことはできない」と言うことも、

現実的な一人の人として本人とかかわっていくためには大切なことです。



■ 相談する相手をもつ

本人にとって身近な家族などは、激しい感情をぶつけやすい人でもあります。

そのために本人に対して怒りや嫌悪感を感じ、

ときには拒絶してしまうこともあります。

しかし拒絶してしまっては本人にとっての安全基地であることも、

かかわり方をお互いに変えていくこともできず、

根本的な治療を行うことはできなくなります。



定期的に他の人に相談して助言をもらうことは重要です。

周囲に安心して相談できる相手がいない場合は、

心理カウンセラーなど専門家のサポートを求めることも考えましょう。













【まとめ】

境界性パーソナリティ障害の症状は多岐にわたって存在し、

本人をはじめ周囲の人たちも悩まされます。

しかし決して個人の性格の問題ではありません。

本人が過去の体験を自分の糧となるように消化できていなかったり、

現在またこれまでの環境が合わなかったりといったことが積み重なっています。

その積み重なっている経験が考え方をつくり、そこから言動が生まれています。



これらは適切な治療を受けることによって、

少しずつではありますが変えていくことができます。

境界性パーソナリティ障害がある人を支えることは大変なことだと思います。

本人も自身の言動や思考をコントロールできず苦しんでいます。

本人や家族だけで解決しようとするのではなく、

専門家の支援も受けながら、お互いに適切な距離を取りつつ、

また一方で支え合いながら付き合っていくことが大切です。






※参考文献:林直樹/監修『よくわかる境界性パーソナリティ障害』|(主婦の友社2011)

























































































































































































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:44心理学講座

2020年03月29日

交流分析|心理学講座















●○★○● ~『交流分析講座』(90分×全5回)~ ●○★○●


~・~ ココロよろこぶ ”やさしいプチ心理学” ~・~

初めての方でも、無理なく安心、わかりやすい理論

自分のこころが理解したくなった方のための

”初めての心理学入門講座”です。



・人は誰しも、その人にしかない素晴らしい力と可能性を持っています。

本来の自分に気づき、能力を十分発揮できる自律した自分を形成していきます。



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★☆★~ 「交流分析講座」カリキュラム(エゴグラム2回含) ~★☆★


● 第1回 構造分析
・本来の自分を理解する(エゴグラム1回目)

● 第2回 パターン分析
・自分のコミュニケーションパターンを知る

● 第3回 ゲーム分析
・”こころのからくり”自分の「交流の癖」を知る

● 第4回 脚本分析・・・人生脚本1
・自分の人生の筋書きに気づく

● 第5回 脚本分析・・・人生脚本2
・脚本チェック・自分の未来をデザインする(エゴグラム2回目)


※全カリキュラム出席の方に「修了証」を発行します。


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エゴグラムには「心の指紋」と呼ばれるほどさまざまな組み合わせが存在し、

それぞれ解釈が異なります。

交流分析講座ではエゴグラムを使うことで自分のパターンを理解します。

自分自身を理解しながら問題解決の方法や、

より良い人間関係の築き方を学んで行きます。


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■講座期間:*3か月間 90分×5回 
■開催場所:仙台心理カウンセリング
■受講料・グループ講座:お一人様・・・8000円×5回
■受講料・マンツー講座:お一人様・・11000円×5回
■修了証:全カリキュラム出席で「修了証」を発行します。


○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○


【心理学講座お申込み&受講の流れ】


・受講したい気持ちをご自身の中で再確認します。

・受講したい講座のグループ開催日程をホームページにて確認

・開催日程が自分のスケジュール上受講可能か確認
(受講日がスケジュールと合わない場合は日時フリー設定のマンツーマン講座)

・受講可能日時であればホームページの「申込みフォーム」よりお申し込み
(マンツーマンの場合はスタート希望日時を第3希望まで送る)

・受講お申込みの受理確認と共にご連絡事項などを返信いたします
(返信は2日以内にお送りします)

・受講当日、ご来室いただき講座受講

・各回受講当日に受講料1回分づつお支払い(一括お振込可能です)
(マンツーマンの方は次回受講日時のご予約)

・全カリキュラム受講修了で「修了証」をお渡しします

・初級編「カウンセラー養成講座」全12回 受講のご検討へ




○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○







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◆ 交流分析はコチラ☆


☆お客様の声(交流分析その1)

☆お客様の声(交流分析その2)

☆お客様の声(交流分析その3)

☆お客様の声(交流分析その4)

☆お客様の声(交流分析その5)

☆お客様の声(交流分析その6)

☆お客様の声(交流分析その7)

☆お客様の声(交流分析その8)

☆お客様の声一覧




【長町ルームMAP&アクセス】








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Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:22心理学講座

2020年03月19日

自己効力感|バンデユーラ






◆自己効力感


自己効力感(じここうりょくかん)

英語:セルフ・エフィカシー(self-efficacy)とは、カナダ人の心理学者「アルバート・バンデューラ」(1925~   )が提唱した、

「自分は目標をやり遂げる事が出来るだろう」という信念のこと。

自分は「きっとできる」という自己期待や有能感、物事を成し遂げることへの自信がこの自己効力感という概念。

※バンデューラは、自己効力感や社会的学習理論で知られる。


この自己効力感が低いと、批判やネガティブな感情にとらわれることが多くなり、

「自分はどうせ出来ない」と思い込むことが多くなるという特徴を持つ。




【達成経験】・自己効力感は、過去の達成経験が大きく影響している。

達成経験(成功体験)とは、自分自身が何かを達成したり、成功した経験のこと。

達成経験は最も自己効力感を高める要素とされている。


<<<具体例>>>

・自分が企画したイベントが大好評だった。
・独学で難関と言われる有名大学に合格した。
・何らかの大会で優勝した。
・望んでいた職業に就くため必要な資格を取得した。


何かを成し遂げるといっても簡単にやり遂げられるものではなく、長い期間、努力を継続してようやく達成できた経験が最も自己効力を高めるとされている。





【言語的説得】・他者からの肯定的なフィードバック


言語的説得とは、他者から言葉によって「自分に能力がある」と励ましてもらうこと。

「実は自分は自分の思っている以上に出来るのでは」と気づくことで考え方や見方を変える。



<<<具体例>>>

・カウンセリングで、肯定し続けてもらう。
・家族や友人、知人からの励まし。




※『自己効力感』 とは、人が困難に挑戦し、何か物事を成し遂げる上で、「自分は出来る」という確信を抱くことに欠かせない素質です!













◆自己肯定感

「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在だ」と思える心の状態。

自分を肯定している感覚、感情などを指す。

自己肯定感が高い人は、ストレス対処の力も高く、自己解決力も高い傾向。




*対義語は、「自己否定感」


幼少期の生活・教育環境によって大きく左右されると考えられており、教育上の重要な要素だと考えられている。


自己肯定感が低いと自信が持てず。他人にどう見られているか気になり、他人の言動に過敏に反応してしまうとされている。

•自己肯定感が高い:心の受容が大きく、少々のことではめげない。意欲的に人間関係を築くことができる。

•自己肯定感が低い:自信喪失、委縮。自己否定的。




『自己肯定感を得る為には』

様々な見解があり、下記等があげられる。



•認知の歪み(勘違い)を修正する。

•達成し易い目標を立て、数多くそれをこなすことで達成感を得る

•失敗してしまった場合に、それは一時的なものと考える。

•ネガティブな言葉を用いない様にする。

•ポジティブな言葉を意識する。

•自己を否定する原因となっている人や環境から離れ、違う環境へ移る。

•自己肯定感を得られなかった原因を探る。乳幼児期や幼少期が原因である場合がよく知られている(愛着障害)。






☆仙台心理カウンセリング&スクールでは、自己肯定感を得る為のトレーニングとして、交流分析を活用したアプローチなども取り入れております。













◆自己重要感

*「自分が大切にされている」と感じること。(コミュニケーションの場で使われることが多い)

人は「他人に認められたい」「他人から大切にされたい」「敬ってほしい」「感謝されたい」「褒められたい」などという欲求を持っています。

心理学者のアブラハム・マズロー(1908~1970)は、「承認(尊重)の欲求」 という言葉で説明しています。


1、私たちは否定され続けると「自分はこの人から粗末に扱われている」と感じ、その相手に対して良い印象を持てなくなります。

2、いつも自分を認め、肯定し、感謝してくれたり、褒めてくれたりされますと「自分は大切に扱われている」「自分は重要な人間だ」と感じます。

相手の自己重要感を高めてあげることで、人間関係もスムーズに行くことが多くなることでしょう。




【自己重要感を高めることのメリット】

「自分の主張を聞いてもらいやすくなる」ため、相手の自己重要感を満たすことができれば、それだけ「自分の主張や頼みが通りやすい」ということになります。




【自己重要感を高める5つの方法】

1、相手の話を聴く(傾聴する)

2、肯定する(認める)

3、相手の興味関心を押さえる(共感やあいづち・フィードバック等)

4、感性の一致を図る(ペースを合わせる)

5、「あなたは特別」な感じを伝える






◆心理学講座や心理カウンセラー養成講座では、「自己重要感を高める方法」も学ぶことができます☆



















●【お客様の声☆一覧】








◆ インフォメーション♪♪♪ ◆


【アクセス】


【お申込み】・ホームページのご予約フォームからお申込み下さい。
 

◆こちらからもご予約可能です ⇒ 【お申込みフォーム】

【お申込みについての必要事項】

お申込みの際は、お名前、年齢、お電話番号(緊急時に使用)、メールアドレス、
ご希望日時を第3希望まで、お知らせ頂けますとスムーズです。



【送受信の不具合がある場合】

お申込みメール送信後、24時間を経過しても返信がない場合は、
何らかの不具合が考えられますため、お手数ですが、お電話を頂戴できますと幸いです。




☆ 皆様にお会いできますこと、楽しみにお待ちしております ☆





【ブログ記事一覧】


【よくあるご質問 カウンセリングQ&A】


【よくあるご質問 心理学講座Q&A】


【心理学講座メニュー☆一覧】











・・・ 迎えてくれる人がいる 大切にしたい場所がある そんな存在であり続けます ・・・





















































































































































  


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2020年03月17日

交流分析|脚本衝動






交流分析|脚本衝動



人間の「無意識」という働きのひとつに、
過去の経験での快適ゾーンに戻り、安定しようとする働きがあります。


このことを理解せずに、目標達成すると、
目標達成したにも関わらず、
無意識が・・・元に戻ろうとして働くのです。


これを、交流分析の脚本分析では、「脚本衝動」と呼びます。
◆『交流分析』 (全5回)の4回目で学ぶことができます。




たとえば・・・

念願のレストランOPEN、
お店は予約でいっぱいにも関わらず、
不安、心配でたまらなくなる。。。


幸せいっぱいの新婚生活なのに、
なぜか安心感が得られず心配、不安になる。。。


望んでいた有名大学に合格したのに、
嬉しい気持ちより、不安感が浮上する。。。


新しいことに取り組み始めたが、
慣れないことでうまく行かず、
今までの自分に戻ってしまう。


ダイエットの途中であるにも関わらず、
キツいから・・ ま、いいっか!、と諦め、
いつもの日常に戻ってしまう。。。




新しい生活スタイルに慣れるまでは、
時々やってくる、この「脚本衝動」を意識し、
クリアするトレーニングをすると良いでしょう。

徐々に新しい環境に慣れ、さらなる向上心が湧いてくる可能性も高まります。

継続して行くと、やがて 「成功体質」 に変化します。 



新しいことを習慣化するためには、
繰り返してやり続けることが不可欠です。

そうでなければ、せっかく手に入れた目標達成が、
苦痛だけのものになってしまいます。


目標を決めて歩き始めたら、納得感をGETするまでは、
スローペースで構わないから、歩き続けて下さい。

カウンセラーは、あなたのベストパートナー。
あなたのペース・歩幅に合わせて伴走します^^。



















◆ インフォメーション♪♪♪ ◆


仙台カウンセリングスクール
【マンツーマン心理学講座】


初心者はもちろん、プロとしてスキルアップしたい方まで、
マンツーマンの指導により、きめ細かく対応いたします。

個々の目的に合った個人レッスンで、ご希望のスキルが学べます。
心理療法を実際に体験してみたい方や自己理解を深めたい方、
使える心理カウンセリング技法を身につけたい方、
プロとして現行の技法に併用し、
新たな心理療法を修得したい方などに特におすすめです。


感覚で理解しながら学べるロールプレイ中心の実践的な指導。
現場で活かすカウンセリング技法を修得するには、体験学習が欠かせません。
カウンセリング現場や日常生活に、すぐに役立つスキルの習得が可能です。

また、マンツーマンですから、
講師とのコミュニケーションの密度が圧倒的に濃く、
自分が感じたことも自由に発言できます。
常にあなたのペースで、自分の心と向き合いながらの講座ですから、
数多くの気づきや学びが期待できます。

毎回の実習を通して、楽しい気づきがあります。

皆様が、仙台心理カウンセリング&スクールで学び、
その中で、「より良く生きるため」 のスキルを身につけて頂くこと。
講座の中から感覚をつかんでいただければ幸いです。







【習得できる主な技法】

クライエント中心療法
交流分析
認知行動療法
ゲシュタルトセラピー
フォーカシング
NLP
イメージ療法
インナーチャイルドセラピー
アートセラピー(絵画療法)
カラーセラピー



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



【心理学講座】

◆交流分析講座(全5回)

◆カウンセラー養成講座:初級編

◆カウンセラー養成講座:中級編

◆カウンセラー養成講座:上級編

◆カラーセラピスト養成講座(認定資格取得)


☆ 皆様にお会いできますこと、楽しみにお待ちしております ☆





【受 付】 対面カウンセリング及びマンツーマン心理学講座は随時受付しております。
【場 所】 仙台心理カウンセリング*JR長町駅西口~徒歩6分
【お申込】 ホームページご予約フォームよりお申込み可能です。





・・・ いつでもあなたのそばに ・・・





























































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:22心理学講座

2020年03月15日

交流分析(全3回)|ショートコース








【交流分析講座】(全3回)|ショートコース

気軽に学ぶ3回コース・・・90分×全3回

*4月4日より受付スタート!(お申込みフォーム~先着順)

『心理カウンセラー養成講座(初級編)』☆受講準備講座☆
※2名様以上で開講します。

◆5/2(土)1回目 13:00~14:30 
*自分自身を理解します(エゴグラム)

◆5/2(土)2回目 14:45~16:15 
*自分のコミュニケーションパターンを分析

◆5/3(日)3回目 15:00~16:30 
*自分が無意識にしている”心理ゲーム”を分析


【開催場所】 仙台心理カウンセリング:長町ルーム

【主な最寄駅】
・JR長町駅 徒歩6分
・地下鉄南北線「長町駅」 徒歩5分
・地下鉄南北線「長町一丁目駅」 徒歩5分
(※詳細&入室方法はご予約時ご案内)

【長町ルームMAP&アクセス】

【所在地】 仙台市太白区長町3丁目

【お申込み方法】 仙台心理カウンセリングのHP:お申込みフォームからお願い致します。

仙台心理カウンセリング で検索☆☆

【受講費用】グループ講座ショートコース:お一人様8000en (税込)×3回
※1回目のみテキスト代+1000en(税込)



●□■□■□■□● 「心理学講座 交流分析」 ●□■□■□■□●


~・~ ココロよろこぶ ”やさしいプチ心理学” ~・~


初めての方でも、無理なく安心、わかりやすい理論の心理学「交流分析」

自分のこころが理解したくなった方のための、心理学入門講座です。


人は誰しもその人にしかない素晴らしい力を持っています。
アメリカの心理学者エリックバーンの理論・交流分析講座では、
自分自身を理解しながら本来の自分に気付き、
問題解決方法や、より良い人間関係の築き方を学んで行きます。



・皆様にお会いできることを楽しみにお待ちしております☆






・・・・・●・○・● 交流分析カリキュラム ●・○・● ・・・・


● 第1回 構造分析
・本来の自分を理解する(エゴグラム)

● 第2回 パターン分析
・自分のコミュニケーションパターンを知る

● 第3回 ゲーム分析
・”こころのからくり”自分の「交流の癖」を知る


※全カリキュラム出席の方に「修了証」を発行します。
※修了した皆様は、「初級編:カウンセラー養成講座」を受講可能です。


= ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ =


エゴグラムには「心の指紋」と呼ばれるほど
さまざまな組み合わせが存在し、それぞれ解釈が異なります。

交流分析講座では、エゴグラムを使うことで自分のパターンを知り、
(どの心の状態がリーダーシップを握っているか、5つの状態全体バランスはどうかなど)
自分自身を理解しながら問題解決の方法や、
より良い人間関係の築き方を学んで行きます。






☆交流分析講座

☆お客様の声(交流分析その1)

☆お客様の声(交流分析その2)

☆お客様の声(交流分析その3)

☆お客様の声(交流分析その4)

☆お客様の声(交流分析その5)

☆お客様の声(交流分析その6)

☆お客様の声(交流分析その7)

☆お客様の声(交流分析その8)


☆お客様の声一覧






【 長町ルームMAP&アクセス 】


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Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:21心理学講座

2020年02月22日

受容のプロセス|キューブラロス








受容:5つのプロセス

【喪失を受容するための5つのプロセス】


・私たちはどのようにしたら、安定した境地に達することができるだろうか。
どうすれば、ありのままの現実を見つめることができるのだろうか。

私たちに投げつけられる喪失、変化、新しい出来事を、
どのように受容して行けばいいのだろうか。

最初から、まったく逆らわず、わめくこともなく受け入れることはできないだろう。
物事を受け入れる場合、私たちは5つの段階を経過しながら行っていく。




エリザベス・キューブラー・ロス(精神科医)は、死にゆく人たちがどんなプロセスを通して死という究極の喪失を受け入れていくかを明らかにした。彼女はそれを、"悲嘆のプロセス" と呼んだ。その後、メンタルヘルスの分野で、死にかぎらず、いかなる喪失に直面する時でも、同じようなプロセスをたどることが明らかになってきた。

例えば、1万円札をなくしたとか、待ち望んでいたメールが今日も来なかったとかいった小さな喪失の場合にも、離婚、配偶者の死別、失業のような大きな喪失の場合にも、同じようなことが起こるし、新しい家を購入して古い家を去る場合のように、好ましい変化の場合にすら、起こりうることである。


以下、ロス女史の明らかにした「5段階のプロセス」である。




◆〈第1段階〉否認と隔離

予期しない衝撃的なニュースをきかされたとき、そのショックをまともに受けないために、まず否認がおこる。

◆〈第2段階〉怒り

死という現実を認めざるえなくなると、次に怒りや恨みがこれに取って代わるようになる。「なぜ俺だけこんな目に会わなくてはならないのだ!」この怒りが八つ当りとなって看護師に向けられ、そのためまわりの人間はよけいに患者を避けるようになる。

◆〈第3段階〉取引

次に人は神や仏に対して、自分がどうしたら延命できるか取引し始める。例えば「もう財産はいりませんから命だけを与えてください」云々。

◆〈第4段階〉抑うつ

以上の段階をへて、それらが無駄であることを知って患者はうつ状態におちいる。病気が進行し、衰弱が進んで、無力感が深刻となる。それとともに、この世との別れを覚悟するために、他人から癒されることのない絶対的な悲しみを経験しなければならない。

◆〈第5段階〉受容

患者は、来たるべき自分の終えんを静かに見詰めることのできる受容の段階に入る。最終的に自分が死に行くことを静かに、そして穏やかに受け入れる段階である。「長い旅の前の最後の休息」のときが来たかのようである。このときの静かな境地を「デカセクシス」と呼ぶ。




以上は、ロス女史が提案した「死への心理の5段階」であるが、すべての人が、この5段階をたどって死を迎えるわけではない。ある段階にとどまってしまう人、ある段階を飛び越える人、錯綜する人も多い。しかし一般に死が近づくと、無意識に死を悟るものだといわれている。人は死を成長の機会とし、静かに尊厳なる死を迎えるための心構えが必要である。




このようにロス女史は希望している。「尊厳なる死とは、その人らしく死ぬということであり、我々回りの人間の鋳型にはめこまないことである」。彼女の著書 『死ぬ瞬間』の中で、インタビューした200人あまりの人は「平和と尊厳」のうちに逝ったと述べている。




【受容】

・受容は格別に快適というわけではない。いや、実際はむしろ苦痛を伴うこともある。動揺を禁じ得ない時もある。受容へのプロセスが始まる時、私たちはショックを受け、パニック状態に陥ることが多い。段階をすすむにつれて、混乱したり、傷つきやすくなったりする。さびしく、孤立感をつのらせる場合もある。


まだ受け入れていない事実について、私たちは、このようなプロセスを通過して受容して行くのだが、「悲嘆のプロセス」の複数の段階が同時にやってくることもありうる。否認、抑うつ、取引、怒りが一度に殺到してくることも考えられる。


自分がある状況を受け入れようと苦闘しているという事実すら、実感できない時があるかもしれない。小さな喪失なら、この5段階のプロセスを通過し終えるのに30秒ほどで済むかもしれない。重大な喪失の場合は、数年間かかるかもしれない。しかも、この5段階はあくまでも図式モデルであって、誰でもこのプロセスを正確にたどるわけではない。時には、途中で一つ前の段階へ戻ったり、二つ先の段階へ飛んだりと行ったり来たりすることもあるだろう。


怒りから否認へ、否認から取引へ、さらに取引から否認へ戻るといったぐあいに。いずれにしても、私たちは速度や道程には関係なくこの段階を進んでいかなければならない。エリザベス・キューブラー・ロスは、それが正常な過程であるばかりでなく、必要不可欠な過程であり、全段階が必要だと述べている。






※参考文献
「共依存症」1999 メロディ・ビーティ/著 講談社
「死ぬ瞬間」1999 エリザベス・キューブラー・ロス/著 読売新聞社 

















































































































































































































































































































  


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2020年02月20日

リアリティセラピー|現実療法






リアリティセラピー(現実療法)

【リアリティセラピー reality therapy】

・精神科医ウイリアム・グラッサー
William Glasser(1925~  )によって提唱されたカウンセリング手法。

・現実療法(リアリティセラピー)は、非行少年・少女を中心にカウンセリングや心理療法を行い、その更正に力を尽くしたアメリカの精神科医グラッサー(Glasser.W)の体験に裏付けられた考え方が基礎になっている。


・1965年に『現実療法』(Reality Therapy)が出版されて一躍注目されるようになった。

これまでの過去、感情、症状に焦点を当てる方法とは異なり、現在の満たされていない、重要な人間関係にいち早く焦点を当てることによって、問題解決を試みるカウンセリング手法である。ことさら洞察を目指すものではないので小さな子どもから、どんなレベルの人にも関われる手法。

・対象年齢を問わず、犯罪矯正、薬物依存、精神病、親子・夫婦の家族関係、スクール・カウンセリング、職場のマネジメントと適用範囲は広範囲である。

・現実療法(リアリティセラピー)は、自分の行動に責任を持つことを強調します。 問題は社会、境遇、遺伝、過去にあるのではありません。自分の行動を直視、吟味し、より良い行動を選択する手助けをするのがリアリティセラピーです。

あら捜し、人を責める、過去に執着する、自己否定に陥ることは、リアリティセラピーとは無縁です。







1:パーソナリティ論
・全ての行動は内側から動機づけられており、人間は基本的欲求(愛情、自己価値観)
満たそうと行動する。

2:病理論
・愛情もしくは自己価値観が充足されないと精神的不適応を起こす。

3:目標
・クライエントは現在性(reality)、責任性(responsibility)、善意(right and wrong)の区別などを身につけさせ、責任ある行動・生き方をするようになること。

4:カウンセラーの役割
・上記三つのRの側面を重視して、よりシビアに現実を認識していくように支え導く。

5:援助過程
・現在に焦点を合わせ、過去に合わせない。言い訳の機会を許さない。


グラッサーは「人間にとって唯一の問題 は不幸であること」とする。

人間が不幸なときには、とてつもなく創造的になり、その結果非行、犯罪、薬物依存、
暴力、精神病と呼ばれるような行動をとるようになる。

現実療法のカウンセリングには3つの前提がある。

1:クライエントが不幸なのは、満足できる人間関係を持っていないからである。

2:クライエントが満足できる人間関係を持っていないのは、どちらかあるいは両方が
関係を改善しようとして、外的コントロール心理学を用いているからである。

3:そのような関係からは苦痛がもたらされるので、どちらかあるいは両方が、
相手が用いている外的コントロールから逃れようとしている。







外的コントロールによる「致命的な7つの習慣」

1、批判する
2、責める
3、文句を言う
4、口やかましい
5、脅す
6、罰する
7、ごほうびで釣る


この習慣が実践されるところでは、基本的欲求が充足されず、問題が発生する。




自分の行動は自分の選択であることが分かると、人は今までよりも「自由」を得ることができます。

リアリティセラピーは、米国の精神科医ウイリアム・グラッサー博士によって提唱され、著書『現実療法』(1965年)によって一躍世界に注目されるようになりました。2000年発刊『選択理論』はウイリアム・グラッサー博士の集大成とも言える書物。

リアリティセラピーは、人が自分の行動を吟味し、明確な基準に照らして評価できるよう、手助けするものです。現実的な願望と欲求を満たして、より良い人生を送れるような計画を共に立て、それに取り組むことによって、力と自信を身につけ、人間関係も改善しより効果的な人生が送れるようになります。 リアリティセラピーは、日々使える自己改善の術を提供し、人が問題に対処し、個人的に成長し自分の人生を効果的に送れるよう手助けするものです。



『 私たちは自分の行為と思考のすべてを選択している 』

「グラッサー博士の選択理論」ウイリアム・グラッサー/著 アチーブメント出版より








※【グラッサーの著書】
「選択理論」2000グラッサー. W. /著(柿谷正期/訳) アチーブメント出版
「15人が選んだ幸せの道」2000 グラッサー.W./著(柿谷正期・柿谷寿美江/訳) アチーブメント出版








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2020年02月16日

意志力|ウィルパワー






ウィルパワー



困難があっても、最後までやり遂げる意志の力




【ウィルパワー】

目標を達成する人は、心をこう鍛えている!

意志力を鍛えるための「日常の習慣」

人生や仕事の成功と関係がある「ウィルパワー」☆





【希望力を高める要素】




「ウェイパワー(Way Power、見通し力」

「ウィルパワー(Will Power、意志力)」



ウィルパワー研究の第一人者である、

アメリカ・フロリダ州立大学の心理学者ロイ・バウマイスター博士は、

「ウィルパワーの高さは、人生や仕事での成功と関係がある」と考えています。

ウィルパワーの高さは、学校での成績、仕事でのリーダーシップ、

収入レベル、結婚相手との関係性や心身の健康、

そしてレジリエンスとも相関があると言われています。

※レジリエンス ⇒ 回復力、復元力、柔軟性、弾力性。

ストレスなど外的な刺激に対する柔軟性を表す言葉。。。






一方で、ウィルパワーが弱ってしまうと、

自制心が発揮できず、過食や過飲、暴力やギャンブルなどの、

ネガティブな行為に走りやすくなります。

やるべき仕事が残っているのに、ついスマホを見たり、

Facebookで時間を費やしたり、

TVやネットを見すぎたりして、時間を過ごした経験・・





このように、ウィルパワーは、

目標に向けて何かを成し遂げる前向きな力だけでなく、

目標までの道筋にある「誘惑」に負けない、

自己コントロール力も含まれているのです。









【成功するために必要なウィルパワー】



◆高いウィルパワー
・学業での成功
・リーダーシップ
・収入
・結婚相手との関係性
・健康
・レジリエンス(逆境に負けない)
・・と、相関がみられる。



◆ウィルパワーの欠如
・過食、肥満
・喫煙
・アルコール中毒
・非行、犯罪、DV
・ギャンブル、浪費
・人間関係の悪化
・・などのリスクがある。









ウィルパワーが消耗してしまうと、

何か有意義な目標を立てても、最後まで続きません。

別のことについ目が行き、上の空になってしまうこともあります。

食べ過ぎ、飲み過ぎ、遊びすぎ、買い物のしすぎ、

さらにはタバコの吸いすぎ、カフェインの摂り過ぎにも関係しています。

アルコールやギャンブルの中毒を招くこともあります。

ウィルパワーはいかに高めるかだけでなく、

いかに「消耗させないか」も同じぐらい大事☆☆☆









このようにウィルパワーには個人差があり、

その違いは人生の大切な時期における、

成功や失敗に関係することがあります。



では、もともと自制心が弱い場合は、

社会人になってからもウィルパワーが低いままで、

仕事でも成功できないのでしょうか??



実は・・・ 研究が進むにつれて、

ウィルパワーは筋肉のようなものであるとわかってきました!

つまり、ウィルパワーは、『鍛えられる』 のです。



腕や足の筋肉は、運動をすることによって鍛えられますが、

酷使すると 疲労がたまってしまいます。




心の筋肉も同じです。

適切に訓練し活用することでウィルパワーは鍛えられますが、

過度の労働やストレスなどにより、

その力が消耗してしまうことがあります。


また、ウィルパワーのキャパシティは無限ではなく、限りがあります。

バウマイスター博士は「ウィルパワーの出どころはひとつである」と言っていますが、

ウィルパワーを使った後は、充分な休息の時間が回復のために必要です。





【ウィルパワーは筋肉】

1、量には限界があり、使うことで消耗する。

2、訓練することで鍛えられ、訓練しないと脆弱化する。

3、鍛錬するためには、短期間に酷使する必要がある。

4、使った後は、回復までの休息が必要。









【ウィルパワーが低下する5つの原因)


ウィルパワーが枯渇する現象を、

心理学では「自我消耗」と称しています。


自我消耗が起きると、自制心が減り、

自分の思考・感情・行動が制御しにくくなってしまいます。



まず大切なことは、

心のスタミナを無駄遣いしない「省エネ」。

そのためには、「自我消耗の原因を理解する」ことから始まります。

セルフケアを適切に行ない、無駄遣いする元を断ち切ることです。









ウィルパワーの低下の原因には、主に5つあります。


1、「ストレス」

2、「複数の目標を持つこと」

3、「長時間の労働」

4、「血糖値の低下」

5、「決定疲労」








筋肉を鍛えるときと同じように、鍛錬することと、

休息をとって回復させることのバランスが大切です。



3つのコツ(方法)


1、小さな挑戦

2、運動

3、十分な睡眠+良質な睡眠





小さな挑戦の機会は、

日常生活や仕事の中にあふれています。




1、姿勢よく歩く

2、足を組まずに姿勢正しく座る

3、悪口や愚痴を言わない

4、毎朝、オフィスの机を片付けてから仕事を始める




これらのちょっとした試みが、

大きな意志力の違いを生み出します!



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※参考文献 「意思力の科学」  ロイ・バウマイスター/著 (インターシフト)
























































































































































































































































































  


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2020年02月15日

慣性の法則|ニュートン










慣性の法則


ニュートン(1642~1727)は、物体が今までの延長上で運動する

「慣性の法則」(かんせいのほうそく)を発見しました。




物体の運動と同じように、人や人の組織もまた、

本能的に今までの延長上で考えるという傾向を持っています。



人は、今までの延長上で考えるのは得意ですが、

今までのやり方を変えるということは苦手です。


つまり、慣性の法則が自然に働いているのです。

今までのやり方が悪いのではありません。


慣性の法則が働いているから、現状を変えるためには大きなかじ取りをしないと、

方向が変えられないということを示唆しています。


慣性の法則に流されるのは思考の停止です。


今までのやり方でいいのか、もっといいやり方があるのではないか、

自問自答してしこうすることが大切なのです。




その結果、今までのやり方が良いのであれば、

自信をもって今までのやり方を選択すればいいのです。































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2020年02月13日

ロゴセラピー|フランクル






・ロゴセラピー(Logotherapy)とは、

人が自らの「人生の意味」を見出すことを援助することで心の病を癒す心理療法のこと

・ロゴセラピーは、オーストリアの首都ウィーンの精神科医V. E.フランクルによって創始。

・創始者のヴィクトール・E・フランクル(1905~1997)神経科医で精神分析家。

フランクルは当初その理論部分を「実存分析」と呼んでいた。

後にルートヴィッヒ・ビンスワンガー(1881~1966)らの,

現存在分析と混同されることがあったため「ロゴセラピー」に統一。


・オーストリアに生まれた、ヴィクトール・エミール・フランクル Frankl.V.E(1905~1997)は、ナチ強制収容所での体験を踏まえ、人間は意味を求め、その責任において自由に選択し自らの生き方を決定する存在であるとし、人間の責任性と倫理性を重視する実存分析を提唱した。

患者が自己の存在の意味を見いだし、自己の価値の可能性を信じ、自分の人生への責任性を自覚するのを援助する彼の治療技法はロゴセラピー(logotherapy)と呼ばれる。

・ロゴセラピーは、ジークムント・フロイトの「精神分析」や
アルフレッド・アドラーの「個人心理学」と並び、
心理療法のウィーン学派三大潮流のひとつとして挙げられることもある。





1:人間観・・・人間は自ら成長する力を備え、自ら自分を変えていくことのできる存在である。

2:病理観・・・生きる意味がわからなくて、主体的自己決定ができない。

3:治療目標・・・人間は一度しかない人生を生きるかけがえのない存在であり、ここに生きる意味を見いだす。

4:カウンセラーの役割・・・率直に自分の考えを伝えクライエント本人が人生の意味を見出すのを援助する。


【ロゴセラピー】

・「ロゴ」は、ギリシア語で「意味」の意である。

ロゴセラピーは、人は実存的に自らの生の意味を追い求めており、
その人生の意味が充たされないということが、メンタルな障害や心の病に関係してくる
という見解を基にしている。

(心理的な疾患は、当事者に人生の意味に関して非常に限定的な制約を課していると言える。)

ロゴセラピーの"ロゴ"とは、ギリシャ語で「意味」という内容を持つ"ロゴス"という言葉からきている。
ロゴセラピーは手法として、実存主義的アプローチをとり、下記の3点を基本仮説とする。









(1) 「意味への意志」

人間は生きる意味を強く求める。
これは、どんな人間も何か意味あることを実現したいという憧れをもっているということ。
フランクルは、心身の健康を保つためには、この「意味への意志」がほんの少しずつではあっても満たされていると実感していることが重要であると考えました。


(2) 「人生の意味」

それぞれの人間の人生には独自の意味が存在している。 これは、どんな人生にも、どんな状況にも意味があるということ。

フランクルは、その著書「夜と霧 ‐ドイツ強制収容所の体験記録‐」で、たとえ、強制収容所のような場所においても人には生きる意味があるということを体験していた人々のことを記しています。


(3) 「意志の自由」

人間は様々な条件、状況の中で自らの意志で態度を決める自由を持っている。(決定論の否定)

これは、いかなる状況においても、遺伝子や本能的な衝動や、生まれ育った環境や受けた教育、あるいは、体験した運命的な出来事などの制約から自由に、自分の意志で行動を決定することができるということです。

例えば、虐待を受けて育ったという制約はあったとしても、その人自身が「自分の子は虐待しない」という行動を決定することはできます。虐待という心的トラウマを消し去ることはできなくとも、そのことに対しての態度を変えることは可能だからです。人によっては、この虐待の連鎖を自分のところで止めるということ自体に意味を見出し行動している人もいます。





・ロゴセラピーは、この3つの柱を基に、自分の置かれている境遇を客観的に判断し、自分の生活を意味ある方向に改善していくための「決断能力」を高め、自ら将来に向けて具体的な新しい価値を模索する。

・ロゴセラピーは、人にその生活状況の中で「生きる意味」を充実させることが出来るように、あるいはその価値の評価の仕方を変えることが出来るように援助しようとするものである。

・フランクルは、人の主要な関心事は快楽を探すことでも苦痛を軽減することでもなく「人生の意味を見出すこと」であるとする。人生の意味を見出している人間は苦しみにも耐えることができるのである。




【V. E.フランクル】1905~1997

フランクルは10代、フロイトとの書簡のやりとりによって精神分析について学び、20代でアドラー(精神科医)に師事。30代で、独自のロゴセラピーについての構想を持ち臨床を行っていたが、ユダヤ人であったためナチスによって強制収容所に収監され、その構想を記した論文も没収された。その後、強制収容所の体験の中でこのロゴセラピーを実践、実証し、自分の考えが誤っていないことを確信し、解放後再び論文を書いた。









【フランクル概略】

1905年ウィーンに生まれる。ウィーン大学在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。
ウィーン大学医学部精神科教授、ウィーン市立病院神経科部長を兼任。
「第三ウィーン学派」として、また独自の「実存分析」を唱え、ドイツ語圏では元々知られていた。

フランクルの理論にはマックス・シェーラーの影響が濃く、マルティン・ハイデッガー(1889~1976)の体系を汲む。精神科医として有名であるが脳外科医としての腕前も一級であった。第二次世界大戦中、ユダヤ人であるが為にナチスによって強制収容所に送られた。この体験をもとに著した『夜と霧』は、日本語を含め17カ国語に翻訳され、60年以上に渡って読み継がれている。発行部数は英語版だけでも900万部に及び、1991年のアメリカ国会図書館の調査で「私の人生に最も影響を与えた本」のベストテンに入った。


よく誤解されるがフランクルのロゴセラピーは収容所体験を基に考え出されたものではなく、収容される時点ですでにその理論はほぼ完成しており、はからずも収容所体験を経て理論の正当性を実証することができたと言えよう。極限的な体験を経て生き残った人であるが、ユーモアとウィットを愛する快活な人柄であった。学術関連などで度々日本にも訪れていた(フランクル概略はウィキペディアより一部引用)




※【参考文献】
「意味による癒し ロゴセラピー入門」 V.E.フランクル/著 山田邦男/監訳









~ 「夜と霧」 ~


強制収容所での生活を送った私たちには、忘れられない仲間がいる。
誰もが飢えと重労働に苦しむ中で、みんなにやさしい言葉をかけて歩き、
ただでさえ少ないパンのひと切れを身体の弱った仲間に分け与えていた人たちだ。

そうした人たちは、ほんの少数だったにせよ、
人間として最後まで持ちうる自由が何であるかを、十分私たちに示してくれたのだ。
あらゆるものを奪われた人間に残されたたった一つのもの、
それは与えられた運命に対して自分の態度を選ぶ自由、
自分のあり方を決める自由である。




出典:「夜と霧」 ―ドイツ強制収容所の体験記録― ヴィクトール・E・フランクル
*「ヴィクトール・エミール・フランクル(1905~1997)」 オーストリアの精神科医、心理学者































































  


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2020年02月05日

学校における一次・二次・三次的援助サービス








【学校における一次・二次・三次的援助サービス】

「児童生徒の教育相談の充実について~学校の教育力を高める組織的な教育相談体制づくり~(報告)」(文部科学省から示されている)

この中でSC(スクールカウンセラー)には学校における予防開発的援助と問題対応があるとされています。
3段階の心理教育的援助サービスは、子どもの教育における支援のモデルであり、
SCの仕事の整理に役立つとされています(現任者講習会テキスト:日本心理研修センター発行)。


石隈らは、イギリスの「特別な教育的ニーズ」という概念を踏まえ、生徒が抱える問題によって生徒を分類してそれぞれに対する援助の制度を考えるのではなく、一人ひとりの生徒の発達上の問題における援助ニーズの大きさに応じる援助サービスシステムを検討してきました。

そして、生徒の援助ニーズに応じる心理教育的援助サービスは、Caplan(1970)やCowen(1977)を参考に、一次的関与、二次的関与、三次的関与に分けることができるとした(石隈、1992)。石隈利紀先生の「学校心理学」の考え方が重要。




一次的援助サービス

「すべての子ども」を対象に行われる発達促進的、予防的援助サービスを指します。
予防的援助サービスは、ある場面で多くの生徒が出会う問題を予測して前もって援助することを指し、発達促進的サービスは、生徒の一般的な適応能力(学習スキル、対人関係能力等)野発達を促進するサービスを指します。

分かる授業づくり、安心して安全に過ごせる学級づくり、SST、ストレスマネジメント学習、自殺予防プログラムなどの心の健康教育などです。
一次的援助サービスの主役は教師であり、SCはコンサルテーションを通して教師を援助することになります。




『一次的援助サービスには発達障害の子どもへの支援を含む』

一次的援助サービスとは、上記の通り「すべての子ども」を対象に行われる発達促進的、予防的援助サービスです。
発達障害の子どもも含めてクラス全員の子どもが「わかる・できる」授業づくりの支援などもこちらに該当します。

もちろん、二次的及び三次的援助サービスでも発達障害の子どもへの支援は入ってきますが、それは状態の悪化等によってということになります。一次的援助サービスでは、発達障害の子どもを含めた全体への支援という形を取ります。合理的配慮などとも絡んでくる考え方になりますね。




二次的援助サービス

登校しぶり、学習意欲の低下、孤立など、学校生活で苦戦している、もしくは転校生などの苦戦する可能性が高い「一部の子ども」を対象に行います。苦戦している一部の子どもに対して早期発見・早期対応を旨とした関わりになります。

二次的援助サービスでも教師が重要になってきますが、SCはコンサルテーションを行なったり、必要に応じてその生徒の援助チームを結成するように勧めます。重篤化を予防する支援をこれらの援助チームと共に行います。




三次的援助サービス

「特別な援助ニーズを持つ」ことが要件で、不登校、いじめ、非行、虐待などの問題状況によって特別な援助ニーズを持つ「特定の子ども」を対象に行われます。一人ひとりの子どもの問題状況は異なるため、それぞれの子どもの状況について心理アセスメントを行い、具体的な援助を組み立てながら問題の解決にあたります。「特別な援助ニーズ」が出てくるような状況と捉えることができます。
・教育・援助目標(長期の目標、短期の目標)を立ててそれを達成するための教育計画を作り実践していきます。
・教師や保護者、SSWなどの他職種によるチーム援助が必要となり、それぞれの立場で力を尽くすことが求められます。




◆一次的援助サービスを基盤とした上で子どもの援助ニーズに応じた二次的援助サービス、三次的援助サービスを提供しながら行われます。
SCは相談室で児童生徒のカウンセリングを行うとき、児童生徒の援助ニーズが一次的援助サービスでどう満たされているかについてアセスメントする必要があるとされています。(Caplanによる予防の概念と同様)

キャプランの概念における第三次予防は、次の世代の不適応に対する第一次予防と円環的に繋がっています。
第三次援助サービスも、それによって回復して第一次援助サービスと円環的に繋がっていくことになります。






































































































































































































































































































































































































  


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2020年02月03日

プラセボ効果|偽薬








Placeboとは「偽薬」という意味。

本来薬物としての効果が無い錠剤などを「特別な効果を持つ薬である」と伝えて被験者に与えると、暗示的な作用が働いて、説明された通りの効果が得られることがよくあります。このような効果を「プラセボ効果」と呼び、そのニセ薬のことを「偽薬」と呼びます。

新薬の効果を調べるためには、このプラセボ効果を統制する必要があります。(薬の臨床実験など)
心理的介入にもプラセボ効果は生じ得るので、ある操作・介入が実質的な効果を持つか否かを実証するためには、プラセボ効果を排除せねばなりません。

カウンセリングの臨床実践では倫理に反していなければ、クライエントが改善すればそれで良いわけですので、プラセボ効果を積極的に活用することが重要と考えられています。


心理療法は究極、プラセボ効果です☆

プラセボ反応は自然治癒力の純粋な表現なわけですから、それを推し進めれば心理療法になると言えます。









医師との信頼関係があって飲めば少量で効くし、量が増えない。不安を抑えるくすりを不安な状況で飲むのが得策でないことはわかっていただけよう。くすりへの信頼は、究極は医師への信頼である。耐え難い苦痛でなければ、一応服用してから苦情を医師にいうことが一番だろう。私は、患者が苦情をいうことが医師に対する最大の協力の一つであると思っているが、苦情をいうと怒り出す医師もないわけではないのは困ったことである。あえていえば、よく合ったくすりは、淡々とした飲み心地であり、ときには何となく合っている感じが本人にわかる。しかし、これは、処方の巧みさだけではなく、医師と患者の信頼関係の上に成り立つものであり、ここに到達するまでには医師も患者も相当な努力をするのが普通であり自然である。


治療というものは患者と医師の二人旅のようなものである

その中でくすりは、医師・患者間の信頼関係の上に効果を発揮し、医師・患者のコミュニケーションを易しくして、信頼関係の樹立に役立つものでもある。患者がくすりと闘う姿勢の場合には大量のくすりが必要である。できれば力の立場でくすりを使いたくないのであるが、どうしてもやむをえないときがある。しかし、これはできるだけ短期間にしたいものである。

※参考図書「心に働くくすりは信頼関係があってこそ効く」中井久夫/著(エッセイ)一部引用









【プラセボ効果の核心】

「私の考えでは、プラセボー効果は暗示によるものではない。いや、結果的に暗示のようにみえるかも知れないが薬の服用にまつわる不安が薬の効果を減殺しているほうが大きいと私は思う。この不安を最小限にすることが重要であると私は思う。そもそも得体の知れない化学物質を他ならぬ体内にとりこむこと、それも向精神薬、すなわち外界の見え方や自己感覚をどの方向にどれほど変えるかわからないものをとりこむとなれば不安になるのが当然である。薬袋から取り出して初めて薬と対面する時の不安は診察室であらかじめ減殺されていなければならない(不安をつのらせておいて抗不安薬を出すなどしゃれにもならない)。初診時不安の減殺法は特別な才能を要しない。初診時の身体診察、相手に応じた薬の説明、薬の辞書を確かめること、さらに処方箋の渡し方、そして薬物の好ましい効果と好ましくない効果をみるための次回診察日の相談しながらの設定(これを「スペーシング」というがこの能力は精神科医の熟練度をみる最重要な因子の一つである)、そして不測の緊急事態の際の連絡法である」

※中井久夫集10--認知症に手さぐりで接近する 2007-2009 みすず書房より
※関連著書:N.Humphreyが「獲得と喪失-進化心理学から見た心と体」の「希望-信仰療法とプラシーボ効果の進化心理学」
「安心のある状態では自己の免疫力・自己治癒力が最大限に利用される」。。。等














































































































































































































































































































  


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2020年02月02日

睡眠障害|12の指針






◆「睡眠障害対処の12の指針」


1,睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分
 睡眠の長い人、短い人、季節でも変化、8時間にこだわらない

2,刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法
 就床前4時間のカフェイン 摂取、就床前1時間の喫煙は避ける
 軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、香り、筋弛緩トレーニング

3,眠たくなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない
 眠ろうとする意気込みが頭をさえさせ寝つきを悪くする

4,同じ時刻に毎日起床
 早寝早起きでなく、早起きが早寝に通じる
 日曜に遅くまで床で過ごすと、月曜の朝がつらくなる

5,光の利用でよい睡眠
 目が覚めたら日光を取り入れ、体内時計をスイッチオン。夜は明るすぎない照明を

6,規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
 朝食は心と体の目覚めに重要、夜食はごく軽く。運動習慣は熟睡を促進


7,昼寝をするなら、15時前の20~30分
 長い昼寝はかえってぼんやりのもと。夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響

8,眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
 寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る

9,睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
 背景に睡眠の病気、専門治療が必要

10,十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に
 長時間眠っても日中の眠気で仕事・学業に支障がある場合は専門医に相談。車の運転に注意

11,睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
 睡眠薬代わりの寝酒は、深い睡眠を減らし、夜中に目覚める原因となる

12,睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全
 一定時刻に服用し就床。アルコールとの併用をしない




※厚生労働省医学研究班:「睡眠障害対処の12の指針」









◆不眠についての対処法

・睡眠に対する正しい知識を得る。
・質の良い睡眠をとることができるように生活上の条件を整える。
・日常生活を通して睡眠に有利に作用させるような工夫をする。
・睡眠を妨害するような要因を避ける。
・カフェインやアルコールの摂取量と摂取時間を見直す。




◆不眠症という診断

「適切な睡眠環境下において、睡眠の質や維持に関する訴えがあり、
これに基づいて日中の機能障害が認められる」こと。
※睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2)


◆「精神生理性不眠症」
心理的ストレスや環境変化、身体疾患などを契機として、
不眠の訴えが1か月以上持続する場合を、
「精神生理性不眠症」と呼ぶ。

不眠の結果生じる日中の機能障害、特に倦怠感、集中力・記憶の低下、
気分の障害、日中の眠気、身体症状などが重視される。















































































































































































































  


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2020年01月24日

職場のメンタルヘルス研修(2day)のお知らせ








「職場のメンタルヘルス研修」(2day)のお知らせ^^☆


・管理者層及び従業員の方を対象に、社内におけるメンタルヘルスの必要性、
メンタルヘルスケアの実践方法をわかりやすく説明し、
従業員のケアに必要な知識・対応法を習得します。

・他者を理解し、適切な人関係を確保し職場の生産性を高めます。


【講 師】 仙台心理カウンセリング 田村みえ
【日 程】 2020年2/18(火)・2/19(水)
【時 間】 8:45~16:40
【主 催】 仙南地域職業訓練センター
(*職業訓練法人 仙南地域職業訓練協会)
*認定職業訓練(在職者対象)

【場 所】 仙南地域職業訓練センター

【所在地】・宮城県柴田郡柴田町船岡照内1番地の9
【電 話】 0224-57-1501
【定 員】 12名様

【お申込み先:お申込みフォーム】
※ ⇑2月をクリックしてご覧ください。
◆研修コース名:経営実務科 No.11
「職場のメンタルヘルス研修」

【受講費】 (会員)15,000円
       (会員外)18,000円

【駐車場】 有り











□● 「メンタルヘルス研修」 ●□

社内におけるメンタルヘルスの必要性、

ラインケアとセルフケアの実践をわかりやすく説明します。

他者&自己を理解し、日々セルフケアを取り入れ、

また、適切な人間関係を築くことで職場の生産性を高めます。

わかりやすい「メンタルヘルス講座」(全2日間)です。

・皆様にお会いできることを、楽しみ^^♪ にしております☆




○・● カリキュラム ●・○

*メンタルヘルスの基礎及び、初歩的な傾聴トレーニングなど

● 1日目 「メンタルヘルスの基礎」 & 実習:傾聴体験
● 2日目 「セルフケアの活かし方」 & 実習:傾聴体験






☆ 『メンタルヘルスを理解しよう^^☆』 の気持ちを、ぜひ! お申し込みへ!!






・・・ いつでもあなたのそばに ・・・






























































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:37心理学講座

2020年01月11日

ナルコレプシー|カタプレキシー








◆ナルコレプシーの病態
ナルコレプシーの4大主徴

・睡眠発作
日中の授業中や食事中などに、発作的に耐えがたい眠気に襲われて眠り込んでしまう。
日常生活に大きな支障をきたす。
・情動脱力発作(カタプレキシー)
・入眠時幻覚
・睡眠麻痺


ナルコレプシーの最も基本的な症状は日中反復する居眠りがほとんど毎日数年間にもわたって続く。。

睡眠発作とは、
昼間何回も眠気に襲われ、実際に数十分も眠り込んでしまう発作性病状です。通常は10~20分くらい眠ると目が覚めてサッパリすることが特徴的で、1時間を超えることは稀。

しかし、いったん目が覚めて2~3時間もすると再び眠気が襲ってきます。
このとき意識的に緊張したり、身体を動かしたりすることによりある程度眠気を押さえることは可能だが、毎日続く眠気ですからずっと我慢し続けることは不可能です。
睡眠発作は会議中とか、正常者でも眠気の起こりやすい時に見られることが多いが、歩行中などにも起こり得る点で正常者の眠気とは質的に異なると考えられます。(睡眠発作は強い覚醒刺激を与えると覚醒させ得るもの)


情動脱力発作とは、
笑ったり驚いたりなどの主に陽性の強い情動の変化に伴って起こる全身の脱力です。この発作の持続はごく短時間であるが、骨格筋の脱力のほか顔面筋の脱力もあり、転倒したり机にうつぶせになったりすることもあります。通常、脱力は瞬間的ですぐに回復するので、周囲の人にあまり気づかれずに済むことが多いが、突然顔の力に締まりがなくなり、ろれつが回らなくなったり、しゃがみこんで床に崩れ折れてしまったりすることもあります。情動脱力発作中でも意識は保たれており、周囲の状況はよく記憶されています。ときには情動脱力発作が続けざまに起こり、数分から30分間くらい脱力状態が持続することがあり、脱力重積状態と呼ばれます。


入眠時幻覚とは、
入眠直後に目が覚めて、体を動かせず、声も出せなく不安と恐怖が強まる状態を睡眠麻痺といいます(いわゆる金縛り)。また、やはり入眠直後に「幽霊が立っている」「体が空中に浮く」などの現実感のある夢を見る事を入眠時幻覚といいます。入眠直後にレム睡眠が出現することが背景にあるとされています。

入眠後まもなく体験される幻覚で、通常の夢に似るが夢よりも生々しく、現実感のある体験です。入眠時レム睡眠期に一致します。夜間睡眠時のみならず、昼間の睡眠時や睡眠発作時にも体験されます。多くの場合、不安恐怖感のある幻覚で、何か怖いものが襲い掛かってきたり、のしかかられて苦しむといった内容のものが多く、強い現実感と恐怖感を伴う幻視、幻触、身体運動感覚、ときに幻聴が見られます。
通常、目が覚めることによって悪夢であったことを悟りますが、まれには入眠時幻覚が発展して日中にも侵入し、夢幻様体験から幻覚妄想状態を呈することもあります。


睡眠麻痺とは、
通常入眠時幻覚による不安・幻覚体験に一致して、全身の脱力状態が起こることを言います(俗にいう金縛りと同じ状態です)。患者は恐怖から助けを求めて起き上がろうとしますが、全身が金縛りとなって動けず、声もほとんど出すことができません。




カタプレキシーとは、情動脱力発作のことで、笑ったり、怒ったり、緊張したり、と感情の動き(情動)が誘引となって、「膝の力が抜けて立っていられない」「握っている物を落とす」「口がもつれてしゃべにくい」などの脱力発作が数分続くことを指します。

症状の程度はわずかに脱力感を覚えるほどの軽微なものから、崩れ落ちるように転倒してしまうといった重度な症状まで様々だが、長くても数分以内に収まる場合がほとんどです。ただし発作を抑えようと緊張することで断続的に発作が起こり、20~30分もの間身動きが取れない状況(重積状態)に陥るケースもあります。発作の最中でも聴覚や意識等ははっきりしており、患者は周囲で何が起こったかを明晰に覚えています。

カタプレキシーはナルコレプシー患者がよく示す症候です。


























































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:22心理学講座

2020年01月05日

知能検査|WPPSI












◆知能検査|WPPSI-Ⅲ

ウェクスラー式知能検査のひとつ

【知能検査について把握しておきたい3項目】

1,その検査の対象年齢、適用範囲
2,その検査の目的は何か
3,その検査結果から判断できること




WPPSIは、ウェクスラーによって考案された幼児用個別式知能検査。

成人用のWAIS、児童用のWISC同様、ウェクスラーの知能観を反映し、その特徴を備えている。

◆WPPSIの対象年齢:2歳6カ月~7歳3カ月


ウェクスラーは知能を「目的的に行動し、合理的に思考し、能率的に環境を処理するための、個人の総合的、全体的能力」と定義し、質的に異なる知的能力から構成されていると考えた。そこで、それぞれの異なる能力をはかるための複数の下位検査からなる検査を考案した。


当初、就学前の子どもの能力を適切に評価できる検査が欲しいという声に応えるべく、はじめはWISCの適用年齢を引き下げようとしましたが、予備実験の結果、断念したとされており、別枠でWPPSIを作成したということになる。

よって、基本的にはWISCらと同様の能力を測ろうとしている。









◆WPPSIの対象年齢:2歳6カ月~7歳3カ月


◆2歳6カ月~3歳11カ月では、
4つの基本検査の実施から
「全検査IQ(FSIQ)」
「言語理解指標(VCI)」
「知覚推理指標(PRI)」
5検査の実施でさらに、
「総合得点(GLC)」を算出することができる。


◆4歳0カ月~7歳3カ月では、
7つの基本検査の実施からFSIQ、VCI、PRIを、
10検査の実施でさらに「処理速度指標(PSI)」とGLCを算出することができる。



※旧版WPPSIの下位検査「動物の家」「算数」「迷路」「幾何図形」「文章」が削除され、新たに「行列推理」「絵の概念」「記号探し」「語の推理」「符号」「ことばの理解」「組合せ」「絵の名前」が追加された。これによって、幼い子どもの認知能力をより適切かつ多面的に測定することができるようになった。

























































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:00心理学講座

2019年12月30日

抗精神薬|副作用








抗精神病薬の副作用

◆中枢神経症状
 Ⅰ.錐体外路症状
  1.パーキンソニズム
  2.急性ジストニア
  3.急性アカシジア
  4.遅発性ジスキネジア

 Ⅱ.精神症状
  1.過鎮静
  2.認知機能障害
  3.抑うつ症状
  4.強迫症状
  5.過感受性精神病

 Ⅲ.けいれん発作と脳波異常

 Ⅳ.悪性症候群

◆自律神経症状:
  1.抗コリン性副作用
  2.抗ノルアドレナリン性副作用

【心・循環系の副作用】

◆内分泌・代謝障害:
  1.体重増加
  2.耐糖能異常
  3.性機能障害
  4.抗利尿ホルモン不適合分泌症候群

◆その他の副作用:
  1.肝障害
  2.血液・造血器障害
  3.皮膚症状
  4.眼症状

※「臨床精神薬理ハンドブック」樋口輝彦/著 医学書院


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【向精神薬と抗精神病薬の違い】

1,向精神薬とは中枢神経に作用し精神機能(心の働き)に影響を及ぼす薬物の総称で、抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬などがあります。一般科においても抗不安薬や睡眠薬などは治療や検査に用いることがあります。
 
2,抗精神病薬はその作用力を示す強さ(等価用量)によって、高力価群と低力価群に分けられます。高力価群はおもに幻覚妄想に、低力価群は精神運動興奮に対する鎮静目的に使用されます。副作用においても、前者は錐体外路系に影響を及ぼすのに対し、後者は自律神経や循環器系に作用を及ぼす場合が多いとされています。

※「向精神薬の薬理作用と副作用」:日本精神科看護協会














































































































































































































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:43心理学講座

2019年12月29日

EAP|従業員支援プログラム

従業員支援プログラム|EAP(Employee Assistance Program)









EAP(Employee Assistance Program)の略。

日本では従業員支援プログラムと和訳される職場でのメンタルヘルスサービスです。
(働く人のメンタルヘルスケアサービス)

社員のメンタルヘルスケアをすることにより、

社員のパフォーマンス低下を抑えることを目的に、

1970年代以降、EAPの導入が爆発的に広がりました。


特に、日本では「労働契約法」が2008年に施行され、
労働者の安全配慮義務が企業に法的義務として課されるようになったことも拡がりの要因です。

近年、労働者の過労死や劣悪な労働環境が社会問題となっていることもあり、
これらの背景から、EAPを導入する企業は増加傾向にあります。


年功序列、終身雇用制から実力主義、成果主義へと移行した日本の企業では、
社員にかかるストレスは日々増大しています。


社員のメンタル面での不調は企業の生産性にとっても大きなマイナスとなってしまうため、社員のストレスを減らしメンタルのコンディションを回復して最大のパフォーマンスが発揮できるようにする取り組みとして、このEAPを利用する企業が増えている訳です。


EAPは、メンタル面での不調または不調になりかけている社員の個人面談などの他にも、全社員対象としたメンタルヘルスケアプログラム(研修)なども準備し、社員の心の健康に寄り添い、人事・総務・労務担当者に対しては会社の状況に沿って支援方法を提供します。

人事担当者としても、EAP導入でメンタルヘルスケアを万全にすれば、より活性化された組織作りを目指すことができます。




※当方では、2009年の開業時より、様々な職種の企業様に対して、EAP活動をご提供させて頂いております。




































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:05心理学講座

2019年12月28日

睡眠障害|精神生理性不眠症








不眠という症候から不眠症という診断を導くには、睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2)によると、「適切な睡眠環境下において、睡眠の質や維持に関する訴えがあり、これに基づいて日中の機能障害が認められる」ことを求めています。

不眠の結果生じる日中の機能障害、倦怠感、集中力・記憶の低下、気分の障害、日中の眠気、身体症状、食欲低下、意欲低下などが該当します。

心理的ストレスや環境変化、身体疾患などを契機として、不眠の訴えが1か月以上持続する場合を、「精神生理性不眠症」と呼びます。




【睡眠に関する基本的な知識や治療法】

ポイント!
不眠症の基本的な対応、特にスタンダードとされている認知行動療法の主要な技法について。




1,認知行動療法を勧める。

2,筋弛緩法を実践するように勧める。


不眠症に対する効果的な治療法として、睡眠薬や認知行動療法による治療があります。

認知行動療法は不眠症に対する標準的な治療として推奨されており、

問題の症状の維持要因となっているその人の考え方(認知)や振る舞い(行動)の癖を明らかにし、

それらを改善するために癖の代わりとなる習慣の獲得を促すアプローチです。


不眠に対する認知行動療法は、

Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia(CBT-I)と呼ばれており、

これは不眠症に対して有効性が明らかにされた技法を組み合わせた治療パッケージの総称です。




◆CBT-Iの治療技法

【睡眠衛生指導・心理教育】

睡眠に対する正しい知識を与え、質の良い睡眠をとることができるように生活上の条件を整え、日常生活を通して睡眠に有利に作用させるような工夫の実践を勧めていきます。

カフェインやアルコールの摂取、日中の活動量や体温といった、科学的根拠に基づいた睡眠に影響を及ぼす要因の説明を行い、睡眠を妨害するような要因と整えるための行動変容を促すことを目的とします。




厚生労働省医学研究班からは「睡眠障害対処の12の指針

1,睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分
 睡眠の長い人、短い人、季節でも変化、8時間にこだわらない
 歳をとると必要な睡眠時間は短くなる

2,刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法
 就床前4時間のカフェイン 摂取、就床前1時間の喫煙は避ける
 軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、香り、筋弛緩トレーニング

3,眠くなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない
 眠ろうとする意気込みが頭をさえさせ寝つきを悪くする

4,同じ時刻に毎日起床
 早寝早起きでなく、早起きが早寝に通じる
 日曜に遅くまで床で過ごすと、月曜の朝がつらくなる

5,光の利用でよい睡眠
 目が覚めたら日光を取り入れ、体内時計をスイッチオン
 夜は明るすぎない照明を

6,規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
 朝食は心と体の目覚めに重要、夜食はごく軽く
 運動習慣は熟睡を促進


7,昼寝をするなら、15時前の20~30分
 長い昼寝はかえってぼんやりのもと
 夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響

8,眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
 寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る

9,睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
 背景に睡眠の病気、専門治療が必要

10,十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に
 長時間眠っても日中の眠気で仕事・学業に支障がある場合は専門医に相談
 車の運転に注意

11,睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
 睡眠薬代わりの寝酒は、深い睡眠を減らし、夜中に目覚める原因となる

12,睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全
 一定時刻に服用し就床
 アルコールとの併用をしない


こうした睡眠衛生指導を行っていくに際して求められる基本姿勢は、

カウンセラーとして、話をよく聴き、辛さを受けとめ、共感する。です。




【刺激制御法と睡眠制限法】

刺激制御法とは、眠る行動を促進する環境が整っていないために不眠を維持させる不適切行動が生起しやすくなるというオペラント条件づけ理論に基づき、学習された不適切な学習の変容を目指す技法です。


刺激制御法で示されやすいのは…

1,眠気が見られる場合のみ入床する。
2,床上は性交渉を除き、睡眠のみに使用する。
3,寝床に入って15分程度経っても眠れなければ離床する。
4,たとえ昨夜眠れなくとも、起床時刻を一定にする。
5,日中仮眠をとらない。
※ その他




上記の1~4を、初回の治療導入面接で説明して行きます。

その際に治療導入前に測定した主観的(睡眠日誌)および客観的(活動計)睡眠評価の結果を本人に提示し、
個々における睡眠に関する認知の歪みを明確化していきます。

その後は隔週の頻度で15~20分の面接のなかで、日々の睡眠習慣についての指導を行っていきます。

不眠症患者が不眠が続くと睡眠不足を補うために必要以上に身体を休めようとするため、床上時間が長くなり睡眠効率が低下します。

そのため、睡眠制限法は床上時間を制限することで睡眠効率を高め、不眠の改善を目指す技法です。


睡眠日誌に基づき、実際の推定睡眠時間だけに起床を限定し、

5日間連続してその90%以上眠れた時に、睡眠時間を15分ずつ延長させる方法です。





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【実践方法】

床上時間を2週間の平均睡眠時間(睡眠日誌上1晩に眠れた時間)プラス15分に設定し、

床上時間が5時間を切るような場合は5時間に設定する。

起床時間は毎日一定にし、起床時刻を遅くして計算上の床上時間に生活を合わせる。

日中は床に就かない。

起床時には、何時間眠れたかを記録する。

5日間起床時間の90%以上眠れたら、床上時間を15分増やす。

以上の流れで実践します。


この方法を繰り返し行うことで、睡眠の質を高めながら、徐々に睡眠の量を増加させていくことが可能です。




2004年のCBT-I実施マニュアルのなかで刺激制御法と時間制限法が併せて睡眠スケジュール法として紹介されて以来、睡眠スケジュール法はCBT-Iのスタンダードな技法とされています。




多くの人が考えている、寝床で過ごすことで身体が休まる、寝床にいれば眠くなるという認識とは相反することになるので、クライエントが抵抗を示す場合もあります。クライエントの状況に合わせ、方法を緩めたり修正(微調整する事)もあって良いと思われます。









【リラクゼーション】

リラクゼーションは、不安や緊張と相反するリラックス状態を作り出し、
それらを拮抗させることで質の高い睡眠を促すことを目的とした技法です。

不眠症に対するリラクゼーションでは、漸進的筋弛緩法が推奨されています。

漸進的筋弛緩法とは、身体の各部位に力を入れて抜くことを繰り返し、リラックスを導く技法です。

力を入れる部位は、最初は効果を感じやすいところからはじめ、徐々に、つまりは漸進的に、その範囲を広げていきます。

漸進的筋弛緩法は、クライエントが不安や過覚醒のため眠りにくくなっている入床前や中途覚醒時に実施してもらい、
リラックスした状態での入眠を促します。


以上のように、不眠症に対して認知行動療法はスタンダードな治療法であるといえ、
その中に筋弛緩法も組み合わさっていることが多いと言えます。


※筋弛緩法自体は「レスポンデント理論」に基づいた理論ですから、
「認知行動療法」という枠組みで考えるのは、理論的には不適切であります。




「睡眠覚醒は体内時計で調整されています。週末の夜ふかしや休日の寝坊、昼寝のしすぎは体内時計を乱すのでご注意を。平日・週末にかかわらず同じ時刻に起床・就床する習慣を身につけることが大事です」

体の中には体内時計があり、睡眠のタイミングを決めるだけではなく、前もってホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、睡眠に備えてくれます。


これらの準備は自分の意志ではコントロールできませんから、規則正しい生活こそが、体内時計を整えそこにプログラミングされている睡眠を円滑に行うために必要なことになります。

選択肢③のような対応は、その背景に「寝つきが悪いから、早く寝て睡眠時間を増やせばよい」という単純な論理が控えているように思われます。

しかし、眠れない人にこれまで以上に床に居るように指示するのもなかなか難しい面があると言えるでしょう。
このようなアプローチは、クライエントの眠れない不安を高める恐れがあり、「早く眠らなければ」と焦れば焦るほど目が冴えてしまうという事態を招きかねません。


「一過性で終わるはずだった不眠が慢性化して不眠症になる」、その背景にはこのような「不眠恐怖」があることが少なくないのです。

現時点では、いつも同じような時間に眠ることを重視し、眠れない場合でも焦らず、時には床から出て過ごすことも大切になります。




◆「睡眠時間にこだわらない」が挙げられています。


内容は以下の通りです。
「睡眠時間には個人差があります。「◯◯時間眠りたい!」と目標を立てないでください。どうしても眠気がないときは思い切って寝床から出てください。寝床にいる時間が長すぎると熟眠感が減ります。日中に眠気があるときは午後3時前までに30分以内の昼寝をとると効果的です」

睡眠というのは「過ぎ去った眠気を追いかけず、次の眠気がやってくるのをじっと待つ」ことが大切です。
その際、寝床でじっと待つのではなく、眠りを妨げないような活動をすることも大切です(私はとても難しい本を読むとかをすると、すぐ眠くなります)。
「どうせいつかは眠くなるのだから、眠くなるまで起きていよう」くらいに割り切ったほうが好結果をもたらします。


実際「眠れないのに我慢して無理に寝床にいる」と不眠が悪化することが分かっています。

常識的な範囲内でベッドで休む時間を決めておき、眠れなければベッドから出る、前日の睡眠状態にかかわらず日中はなるべく活動的に過ごすことが大切です。

こうした習慣が「眠れないかもしれない」という不眠恐怖を和らげ、寝床を不安な場所にしないために必要なことです。




不眠が続くうちに寝床に向かうだけで緊張してしまい、夜になるのが憂鬱になってきます。

「夜中に起きた際には時計で時刻を確認するように勧める」ことで、眠れていないという落ち込みや、あと○時間しかないという焦燥を強めてしまう可能性もあります。

つまり、時計を見るという行為がストレスになり、それによって眠れなくなる可能性があるということですね。


また、睡眠の後半には、コルチゾールが起床の準備をしていき、起床時間の3時間前から徐々に分泌され始め、起床1時間前に急激に分泌されて脳を目覚めさせます。

そして、このコルチゾールの分泌は言語に影響を受けることが知られています。

つまり時間を確認すると(つまり、言語的に「今○時だ」「あと○時間眠れる」「起きるまであと○時間しかない」と認識すると)、その時間に合わせて起床準備が行われてしまうのです。

時計を見れば、自分が望む起床時間からの逆算などが自然と行われてしまう訳です。


























































































































































































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:07心理学講座

2019年12月25日

精神保健福祉法|措置入院








精神保健福祉法による(精神障害者の)入院形態

(1)任意入院
(2)医療保護入院
(3)応急入院
(4)措置入院/緊急措置入院









(1)任意入院
本人の同意に基づく入院。人権擁護の点で基本の入院形態。本院から退院の申し出があった場合、管理者は退院させる必要がある。退院請求があっても病状から退院はさせられないと精神保健指定医の診察・判断があれば、72時間を限度に退院を制限できる。(72時間以内に医療保護入院等への切り替えを行うことがある)

(2)医療保護入院
自傷他害の恐れはないが、家族等のいずれかの者の同意がある時は、本人の同意がなくても病院の管理者が入院させることができる。家族等:配偶者、親権を行う者、扶養義務者、後見人又は保佐人該当者がいない場合は、市町村長の同意を要件とする。精神保健指定医が家族等の同意を得て入院を決定する。

(3)応急入院
精神保健指定医の診察の結果、自傷他害の恐れはないが、入院させないと本人の保護に著しい支障が生じる際、保護者の同意を得ることができない場合でも、本人の同意なしに、72時間に限り病院管理者の権限で入院させることができる。72時間以内(3日間)に以後の対応を決める必要がある。応急入院に対応できるのは指定病院のみに限られる。

(4)措置入院・緊急措置入院
都道府県知事が精神保健指定医に診察をさせ、自傷他害のおそれがあると認められる場合。「措置入院」に際しては精神保健指定医2名が入院を必要と判断する必要がある。

「措置入院」
自傷他害の恐れのある精神障害者に対して、都道府県知事の権限で行われる入院。精神障害があり、警察官等からの通報や届け出があってから、職員の立会、家族等に対する診察日などの通知、2人以上の精神保健指定医の診察が必要。退院要件:症状消退届(自傷他害の恐れが消失)を都道府県知事に提出。判定基準は精神保健福祉法28条の2で規定『精神障害者であり、かつ、医療および保護のために入院させなければその精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると認めた時』

「緊急措置入院」
緊急を要し、精神保健福祉法27条、28条の手続き(二人の指定医・都道府県の該当職員の立会い・家族に通知等)がとれない場合、「直ちに入院させないと自傷他害のおそれが著しいと認められた時」と規定されている。緊急の場合は1名の指定医の判断でもよいとされているが、その後72時間以内に、2名の指定医による診察が行われなければならないという条件が付されている。

※「緊急措置入院」も「措置入院」も、「精神障害者であり、かつ、医療および保護のために入院させなければその精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると認めた時」という規定は共通している。









【精神保健指定医】
非自発的入院・処遇の全てに係わる。資格更新5年ごと(①5年以上診断・治療に従事、②3年以上精神障害の診断・治療に従事など)


【精神医療審査会】
適切な医療・保護を審査する機関。病院外の第三者機関。
第12条:都道府県におかれる。
5名の委員で構成:精神科医2名以上、精神障害者の保健・福祉に関する学識経験者1名以上、法律専門家1名以上。任期は2年。


【非自発的入院における処遇】
自殺企図、自傷行為の危険がある時。
隔離:12時間未満であれば医師で、それ以上の隔離は精神保健指定医の診察が必要。隔離継続中は毎日診察が必要。
身体拘束:隔離よりも切迫状態。必ず精神保健指定医の判断が求められる。


【精神障害者福祉手帳】

都道府県知事が交付する。2年ごとの更新が必要。氏名、住所、障害等級、顔写真が掲載されている。

・1級:精神障害が日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの。この「日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度」とは、他人の援助を受けなければ、ほとんど自分の用を弁ずることができない程度のものである。

・2級:精神障害の状態が、日常生活で著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のものである。

・3級:精神障害の状態が、日常生活若しくは社会生活が制限を受けるか、又は日常生活若しくは社会生活が制限を加えることを必要とする程度のものである。
































































































































































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:30心理学講座

2019年12月12日

パワーハラスメント関連改正法








パワーハラスメント関連改正法(2019年5月成立)

「ハラスメント防止法が成立」
2019年5月29日、参議院本会議で「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律案」が可決され、同法が成立しました。
この法律は、我が国で初めてパワーハラスメントについて規定し、その防止をするための措置を講じる義務を企業に課したものです。
※セクハラについても新たな規制を課している。

・企業にパワハラ防止を義務化へ、違反なら社名公表も
・ハラスメント規制法成立 パワハラも対策義務化
(施行時期は早ければ大企業が2020年4月、中小企業は2022年4月と報じられている)

パワハラについて防止措置義務を定めた部分の法律は、「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」で、パワハラについて防止措置義務を定めた部分の法律は、『労働施策総合推進法』と呼ばれる。

◆正式名称
「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」
※旧:雇用対策法







(目的)
第1条 この法律は、国が、少子高齢化による人口構造の変化等の経済社会情勢の変化に対応して、労働に関し、その政策全般にわたり、必要な施策を総合的に講ずることにより、労働市場の機能が適切に発揮され、労働者の多様な事情に応じた雇用の安定及び職業生活の充実並びに労働生産性の向上を促進して、労働者がその有する能力を有効に発揮することができるようにし、これを通じて、労働者の職業の安定と経済的社会的地位の向上とを図るとともに、経済及び社会の発展並びに完全雇用の達成に資することを目的とする。


◆パワーハラスメント(雇用管理上の措置等)
●労働施策総合推進法 第30条2 第1項
事業主は、職場において行われる優越的な関係を背景とした言動であつて、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものによりその雇用する労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。
※特にこの条文は重要!「法律で初めてパワハラを定義」しました。(2019年5月)


●労働施策総合推進法 第30条3 第2項
【事業主の責務】
事業主は、職場におけるパワーハラスメントを行ってはならないことその他職場におけるパワーハラスメントに起因する問題(以下「パワーハラスメント問題」という。)に対するその雇用する労働者の関心と理解を深めるとともに、当該労働者が他の労働者(他の事業主が雇用する労働者 及び求職者 を含む。)に対する言動に必要な注意を払うよう、研修の実施その他の必要な配慮をするほか、国の講ずる同条第1項の広報活動、啓発活動その他の措置に協力するように努めなければならない。また、事業主(その者が法人で ある場合にあっては、その役員)は、自らも、パワーハラスメント問題に対する関心と理解を深め、労働者(他の事業主が雇用する労働者 及び求職者 を含む。)に対する言動に必要な注意を払うように努めなければならない。


●労働施策総合推進法 第30条3 第4項
【労働者の責務】
労働者は、パワーハラスメント問題に対する関心と理解を深め、他の労働者 (他の事業主が雇用する労働者 及び求職者 を含む。) に対する言動に必要な注意を払うとともに、事業主の講ずる措置に協力するように努めなければならない。

と、なっています。







【指針の素案】
◆職場でのパワーハラスメント(パワハラ)防止策が来春にも企業に義務づけられるのを前に、厚生労働省は2019年10月21日、パワハラ行為の定義とその具体例などを盛り込んだ指針の素案を労働政策審議会の分科会に示した。

2019年5月に成立した改正労働施策総合推進法(旧:雇用対策法)はパワハラを、
(1)優越的な関係を背景にした言動で、
(2)業務上必要な範囲を超えたもので、
(3)労働者の就業環境が害されることと定義。


パワハラを「行ってはならない」と明記する一方、罰則を伴う禁止規定は見送った。
指針の素案では、(1)~(3)の要素をすべて満たすものがパワハラだとした。
企業に防止策を義務づける労働者は、正社員のほか、パートタイムや契約社員など非正規雇用者も含むとした。
一方、企業と雇用関係にないフリーランスや個人事業主、インターンなどは対象外とし、「必要な注意を払うよう配慮」を企業に求めるにとどめた。素案はまた、厚労省が示している6類型に沿ってパワハラに当たる具体例を列挙した。


例えば「精神的な攻撃」では、業務に関する必要以上に長時間の厳しい叱責(しっせき)の繰り返しはパワハラに当たるとする一方、業務内容に照らして重大な問題行動を行った労働者に対して強く注意することは、パワハラに当たらない、などとした。
企業に対しては、パワハラを行ってはならない方針を就業規則に盛り込むなど明確化し、広く周知するよう求めている。
相談窓口にパワハラの相談があった場合、事実関係を迅速、正確に確認し、パワハラの行為者への懲戒などの必要な措置を取ると共に被害者に配慮した措置も求めた。







◆職場のパワーハラスメントの6類型(厚労省)
上記で定義した、職場のパワーハラスメントについて、裁判例や個別労働関係紛争処理事案に基づき、次の6類型を典型例として整理しています。なお、これらは職場のパワーハラスメントに当たりうる行為のすべてについて、網羅するものではないことに留意する必要があります。

1)身体的な攻撃
暴行・傷害

2)精神的な攻撃
脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言

3)人間関係からの切り離し
隔離・仲間外し・無視

4)過大な要求
業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害

5)過小な要求
業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと

6)個の侵害
私的なことに過度に立ち入ること




◆パワーハラスメントの種類(厚労省)

*攻撃型パワーハラスメント
・罵声を浴びせる、足をける、たたく、胸ぐらをつかむ
・書類や物を投げつける、机をたたきながら怒鳴る

*否定型パワーハラスメント
・欠点をあげつらう、人格を否定する言葉を使う
・あいさつや会話を交わさない、退職を促す

*強要型パワーハラスメント
・仕事の進め方を一方的に決めつける
・宴会・食事などへの出席を強いる
・失敗や責任を押し付ける

*妨害型パワーハラスメント
・仕事を取り上げる、情報を与えない
・周囲に無視するよう促す

















◆職場での発言やふるまいがパワーハラスメント(パワハラ)かどうかを判断するための国の指針が23日決まった。
来年2020年6月から大企業
2022年4月から中小企業に「パワハラ防止策」をとることが義務化される際の目安となる。


5月に成立した改正「労働施策総合推進法」(パワハラ防止法)は、パワハラを、
①優越的な関係を背景にした言動で、
②業務上必要な範囲を超えたもので、
③労働者の就業環境が害されることと定義した。

パワハラを「行ってはならない」と明記した。


労使の代表らによる労働政策審議会の分科会が12月23日にとりまとめた指針は、
「身体的な攻撃」や「過大な要求」など、厚生労働省が定めたパワハラ6類型に沿ってパワハラに当たる例と当たらない例を列挙。

大勢の前で威圧的にしかりつけることや、業務に関係ない雑用を強制することはパワハラだと定めた。


性的マイノリティーなどの性的指向・性自認や、不妊治療などの個人情報を本人の了解を得ずに周囲に伝えることもパワハラに当たるとし、企業に防止策をとるよう求めた。

相談窓口の設置や社内規定の整備など、企業が防止策を義務づけられたのは、「業務を遂行する場所」での正社員や非正規雇用者に対するパワハラだ。

取り組まない企業には、行政指導で改善を求め、なお従わない場合は企業名が公表されるが、パワハラの実態に詳しい弁護士からは「居酒屋などでのパワハラが対象外になる恐れがある」との指摘がある。

また、フリーランスや就職活動中の学生など、雇用関係にない働き手も対象外で「必要な注意を払うよう配慮」することを企業に求めるにとどまった。
※朝日新聞デジタル 2019.12.24
















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Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:10心理学講座