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2020年01月26日

カラーセラピスト養成講座

小石のワタシから、きらきら輝くダイヤモンドのワタシへ・・・


”一歩踏み出す”  わくわく 『カラーセラピスト養成講座』













【色って何だろう?】

 色は心理的影響を与え、色には感情があるといわれます。
 暖色は暖かく感じられる色、寒色は冷たく感じられる色をいいます。
 暖色系は太陽や火を連想させる赤、橙、黄などで、
 寒色系は水、氷などを暗示させる青、青緑、青紫などを指します。
 同じ室内の温度でもピンクのカーテンとブルーのカーテンでは、
 ピンクの方が暖かく感じられますね。 
 中にはどちらとも言えない中性色と呼ばれる、緑や紫があります。






● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ●


【センセーションカラー・ヒーリング・システム】

1993年カナダ、バンクーバーで、
カラーセラピスト、ステファニー・ファレルによって設立されました。

美しい10色のアロマオイルを使ったヒーリング・システムです。
色と香りによる新しいセラピーで、10色のアロマオイルの中から好きな色、
感じる色を使って3組の配色を自由につくってもらい、
この3組の配色に使われている色を読み解き(リーディング)していくことで、
クライエントの現在の心理状態や性格を心理分析していくものです。

選び出されたアロマオイルの中から今の自分に必要な色や
心を静めてくれる色がわかります。
講座内で学ぶカウンセリングスキルを使い、
クライエントの過去、現在、未来を心理分析していく方法を学びます。。

色と香りの共感覚によるヒーリング効果という、
手軽でありながら深いカウンセリングとヒーリングのできるセンセーションシステムです。






■全12時間(6時間×2日間)
  *ご希望があれば随時対応いたします。お問合せ下さい。

■開催場所:仙台心理カウンセリング(JR長町駅~徒歩6分)


■「センセーションカラーセラピスト養成講座」カリキュラム

・・・・・・・・・・1日目(6時間)・・・10:00~17:00
◇カラーセラピー概論(1)
●セラピーの歴史、原始から現代まで
●色の持つ意味とは、シンボルと文化、宗教
●カラーテストとカラーセラピー
◇カラーセラピー概論(2)
●カラーカウンセリング手法
●リーディングプロセスと色の意味
◇カラーリーディング
●カウンセリング実習(ケーススタディ)

・・・・・・・・・・2日目(6時間)・・・10:00~17:00
◇カラーカウンセリング(ケーススタディー)
◇カラーヒーリングの手法と歴史
●カラーヒーリング・エクササイズ
●カラーヒーリングの歴史と考え方
◇カラーリーディング
●カウンセリングとヒーリングの総まとめ



*********************************


●セラピスト認定について

認定校「エコール・ド・メチエ」に2名分の実習レポートを提出後、
セラピスト認定され「センセーションカラーセラピー」ができます。
ティーチャー資格(合格者)がある方は、セラピスト活動の他に
センセーションカラーセラピスト養成のティーチャーとして活動することができます。
エコール・ド・メチエ発行の修了証(2000円)と、
認定証(25000円)の必要な場合はお申し出ください。









・お申込み方法:HPご予約フォームより、お申込みください。

・受講料 2日間 60,000円(受講料59,000円+テキスト1,000円)+手数料5,000 円
・修了証 2,000円(カラーシステムズ手数料)※必要な方のみ
・登録希望者 カラーセラピスト&ティーチャー資格認定10,000円+DVD15,000円 
     (カウンセリングレポート提出後、合格者のみティーチャー資格証発行)

*資格証不要の方 合計 ¥65,000
*修了証必要な方 合計 ¥67,000 
*資格証必要な方 合計 ¥90,000

・お支払い方法:受講初日にご持参ください(事前お振込み可能)

※カラーボトルは別途ご購入となっております。






● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ●


 【カラーセラピスト養成講座の風景】

● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ●




小石のワタシから、きらきら輝くダイヤモンドのワタシへ・・・

”一歩踏み出す” わくわく「カラーセラピスト養成講座」
   

☆認定校「エコール・ド・メチエ」からの「センセーションカラーセラピスト養成講座」です。
基本的な10本のカラーボトルを使って、カウンセリングができるようになり、
また、センセーションカラーセラピスト&ティーチャーとしての認定を受けることができます。
☆申請後「エコールド・メチエ」からの「カラーセラピスト」認定が受けられます。



□□■□□■□□■ セラピーメッセージ ■□□■□□■□□

夢中になる準備は、いいですか?夢中になること・・・それは恋愛だけではなく
新しい何かに出会うこと、「夢中」はあなたを輝かせ、変化へと導きます
カラーセラピーに出会う・・・なんだか心ときめく、不思議な予感・・・
小石のワタシから、きらきら輝くダイヤモンドのワタシへ・・・
その一歩を踏み出すチャンスにめぐり会う、すてきなステキな講座です☆        


















◆心理学講座一覧


◆お客様の声(体験談)


◆心理学講座Q&A


◆Q&A(よくあるご質問)






◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




心理学講座・・・インフォメーション♪♪♪

交流分析講座 3回コース 個人レッスン:随時受付中

交流分析講座 5回コース 個人レッスン:随時受付中

◆交流分析:詳細はコチラをクリック☆








・・・ 迎えてくれる人がいる 大切にしたい場所がある そんな存在であり続けます ・・・




・・・ いつでもあなたのそばに ・・・


トレーニングを重ね続けて磨く、安心、安全な技術
「磨かれた技術」 に、あふれる愛をプラスして☆
こころとカラダを潤す、オーダーメイド心理学講座&心理カウンセリング・セラピー







































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:10心理学講座

2020年01月23日

職場のメンタルヘルス研修(2day)のお知らせ





「職場のメンタルヘルス研修」(2day)のお知らせ^^☆


・管理者層及び従業員の方を対象に、社内におけるメンタルヘルスの必要性、
メンタルヘルスケアの実践方法をわかりやすく説明し、
従業員のケアに必要な知識・対応法を習得します。

・他者を理解し、適切な人関係を確保し職場の生産性を高めます。


【講 師】 仙台心理カウンセリング 田村みえ
【日 程】 2020年2/18(火)・2/19(水)
【時 間】 8:45~16:40
【主 催】 仙南地域職業訓練センター
(*職業訓練法人 仙南地域職業訓練協会)
*認定職業訓練(在職者対象)

【場 所】 仙南地域職業訓練センター

【所在地】・宮城県柴田郡柴田町船岡照内1番地の9
【電 話】 0224-57-1501
【定 員】 12名様

【お申込み先:お申込みフォーム】
※ ⇑2月をクリックしてご覧ください。
◆研修コース名:経営実務科 No.11
「職場のメンタルヘルス研修」

【受講費】 (会員)15,000円
       (会員外)18,000円

【駐車場】 有り









●□■□■□■□● 「メンタルヘルス研修」 ●□■□■□■□●

社内におけるメンタルヘルスの必要性、

ラインケアとセルフケアの実践をわかりやすく説明します。

他者&自己を理解し、日々セルフケアを取り入れ、

また、適切な人間関係を築くことで職場の生産性を高めます。

わかりやすい「メンタルヘルス講座」(全2日間)です。

・皆様にお会いできることを、楽しみ^^♪ にしております☆




・・・・・●・○・● カリキュラム ●・○・● ・・・・・

*メンタルヘルスの基礎及び、初歩的な傾聴トレーニングなど

● 1日目 「メンタルヘルスの基礎」 & 実習:傾聴体験
● 2日目 「セルフケアの活かし方」 & 実習:傾聴体験


= ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ =



☆ 『メンタルヘルスを理解しよう^^☆』 の気持ちを、ぜひ! お申し込みへ!!






・・・ いつでもあなたのそばに ・・・





























  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:37心理学講座

2020年01月22日

集団療法|集団精神療法






集団療法の近代的理論

・「全体としての集団アプローチ」
・「対人関係論的アプローチ」
・「精神内界アプローチ」

などがある。

☆対人関係論的アプローチの研究者として、対人関係論に基づく集団療法を強調した人物、Irvin D. Yalom(1931~ )。
アーヴィン・D・ヤーロムは、アメリカの医学者、精神科医。専門は実存療法、集団精神療法。スタンフォード大学精神医学名誉教授。


アーヴィン.D.ヤーロムは集団療法において変化への強い治療的推進力になるのは、凝集性と「今ここで」起こっている集団相互作用の中にあると考えます。そして対人的学習はさまざまなレベルで起こり、その中でも感情修正体験が重要だと強調しています。


ヤーロムは集団療法の発展について・・

・「依存性」
・「葛藤・支配・反抗」
・「受容・信頼感・親近感・凝集性」

という、3つの発展段階があると考えました。







◆ヤーロムは、11項目を集団療法の治療因子として挙げている。


・希望の注入:
他の患者が良くなるのを見て、自分もという希望を持つこと。
「ここに来るとホッとする」「なんとかやっていけそうな気がする」など、将来への希望が持てる場面を得ることができる。

・普遍性:
自分一人だけが悩んでいるのではないという感覚。
様々な人々と接することで「自分だけではない」という安心感が得られる。


・情報の分与:
病気の症状や日々の生活上の困りごとへの対処法など、他のメンバーから自分に役立つ情報を得ることができる。

・愛他主義:
他の患者を助けて、自分が役に立っているという感覚。
グループでの自分の言動が誰かの役に立ち、誰かに喜ばれることで、自分自身が必要とされている存在だと感じることができる。


・原初的家族関係の修正的反復:
自分の家族の中で体験したことの繰り返し。
現実の家族と異なる許容的なグループで、受け入れがたい感情すら受け入れられる体験を通し、過去の圧倒的な感情の陰に隠されていた別の感情に気づくことができる。

・社会化能力の発展:
人づきあいが上手になる。
安心感のあるグループのなかで、疑似的な社会体験を得て成長することができる。


・模倣行動:
人のまねをしながら、自分の行動を考える。
生活技能、対人関係などにおいて、他のメンバーが持つパターンを参考にしたり、模倣して新しい対処法を得ることができる。

・人間関係の学習:
対人関係から学ぶこと。
グループのなかで言語的あるいは非言語的コミュニケーションが健全に機能することにより、安全な対人関係が体験できる。


・集団の凝集性:
グループがバラバラにならないこと。
一体感の強いグループにおいて、受け入れられたという安心感によりコミュニケーションが活発化して、互いに強い影響を与えあう。

・カタルシス(浄化):
話すことによって重荷を下ろす。
グループの中で受け入れられたと感じることで、奥底にしまっていた感情(特にネガティブな感情)に直面し、それを話すことで心が癒されていく。

・実存的要素:
究極的には自分一人で現実に対決し、責任を取る。
生きる意味や孤独、死などといった人生の真実について、ひとりではなくグループの中で探索することにより、次第に向き合っていけるようになる。









【他の集団療法の治療因子】


◆コルシーニ&ローゼンバーグの示した治療因子
J.Corsini
Gregg H. Rosenberg

1,グループに受け入れられたと感じる
2,他の患者を助けて、自分が役に立っていると感じる
3,自分一人が悩んでいるのではない
4,自分の行動パターンなどについて理解する
5,自分の考え方や、感じ方をグループで確かめる
6,治療者や患者に強い感情を持つ
7,グループの中で対人関係を持てる
8,他の患者のしていることから、自分について学ぶ
9,人前で言えなかった気持ちを言う
10,共通経験を話したり、昇華、かまえない態度など・・



◆フークスの示した治療因子
S. H. Foulkes

1,他の患者にわかってもらえた
2,自分一人が悩んでいるのではない
3,人のふりを見て自分の問題について学ぶ
4,具体的な説明や示唆を受ける
5,集団全体の無意識が活発になる



◆スラブソンの示した治療因子
Samuel Richard Slavson(1890-1981)

1,転移
2,カタルシス(浄化)
3,洞察
4,現実検討
5,昇華





























































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:21心理学講座

2020年01月20日

カラー&アートセラピー☆受付中(残席1)





カラー&アートセラピー☆受付中☆ (残席1☆)


◇こころの中に眠るダイヤモンド☆を探しに! ぜひ、いらして下さい☆

キラキラ☆ きれいになろう^^♪♪♪ ~


【日程】  2月14日(金) 12:30~14:00 ☆受付中^^

【ファシリテーター】 カウンセラー 田村 みえ プロフィール☆

【開催場所】 仙台心理カウンセリング ※JR長町駅~徒歩6分

         (地下鉄南北線 長町駅~徒歩5分)

【所在地】 仙台市太白区長町3丁目

【参加費】 おひとり様 3333en☆ (*当日ご持参下さいませ) 

【お申込み】 仙台心理カウンセリング
      ホームページお申込みフォームにてお願い致します
      仙台心理カウンセリング で検索☆☆

【開講人数】 2名様以上にて開催します ⇛ 開講決定しております☆^^☆残席1☆

いつも、ありがとうございます。


*アートセラピー体験で新しい自分発見!& 内面の浄化で気分もスッキリ!

*「ハート&アート」に意識をフォーカスすることで、
 無意識からのメッセージや可能性に気づいて行きます。
 現状からの視野を拡げるのに役立つことが多く含まれたセラピーです^^☆

*忙しい日常を忘れ、アートセラピーで癒されましょう♪

*色鉛筆ご持参下さい。







実際、感じ方(感覚)は人それぞれですので、

毎回、何かに気づき、納得すればOKと考えております^^☆

皆様のご参加、ご体験、心よりお待ち申し上げております。





●【アクセス】




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

※心理的問題にて通院治療及び内服中の皆様は主治医の承諾が必要です。
 何卒ご理解頂けますよう、よろしくお願い致します。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


前回、2019年12月10日は、本日の『カラー心理』(意味など)を、ご確認頂いた後、
メインは、自己理解のための絵画療法「なぐり描き法」をご体験いただきました。

【なぐり描き法】
自由に「なぐり描き」をしたあと、描いたものに投影されたものをみながら、現在過去未来の環境や、自分自身の状況、人間関係などを確認し、自分を受容しながら自分を癒やし、未来の自分のエネルギーを高めていただきました。

現在の自分が癒やされると、過去のネガティブな体験やそのとらえ方も大きく変化することが少なくありません。
継続していただくことで、日々の自己ケアにお役立て頂くことも可能です。

12/10ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。
またのご参加を心よりお待ち申し上げております☆★

言葉では表現できない無意識の感情解放や心の癒し等にお役立て下さい。
ご自身の ”日々のストレス” をケア(軽減)して、日常の心理状態を取り戻すきっかけにして頂ければと思います。
皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




「共に学び、共に成長する感動☆」 をご一緒に^^♪


☆ 皆さまのお申込み、お待ちしております^^ ☆









◆心理学講座一覧


◆お客様の声(体験談)


◆心理学講座Q&A


◆Q&A(よくあるご質問)









・・・ いつでもあなたのそばに ・・・












































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:07心理学講座

2020年01月08日

交流分析(全3回)|ショートコース(残席2)




交流分析(全3回)|ショートコース開講 ☆受付中☆

交流分析講座 2020年1/12(日)、1/13(月:祝日)


【 交流分析講座:ショートコース開講・・・90分×全3回 】

『心理カウンセラー養成講座(初級編)』☆受講準備講座☆
※2名様以上で開講します。

●時間 1/12(日)2コマ ・12:30~14:00 ・14:15~15:45
●時間 1/13(月:祝日)1コマ ・12:30~14:00


【開催場所】 仙台心理カウンセリング:長町ルーム

【主な最寄駅】
・JR長町駅 徒歩6分
・地下鉄南北線「長町駅」 徒歩5分
・地下鉄南北線「長町一丁目駅」 徒歩5分
(※詳細&入室方法はご予約時ご案内)

【長町ルームMAP&アクセス】

【所在地】 〒982-0011 仙台市太白区長町3丁目

【お申込み方法】 仙台心理カウンセリングのHP:お申込みフォームからお願い致します。

【受講費用】グループ講座ショートコース:お一人様8000en ⇒6500en(税込)×3回
※1回目のみテキスト代+1000en(税込)



●□■□■□■□● 「心理学講座 交流分析」 ●□■□■□■□●


~・~ ココロよろこぶ ”やさしいプチ心理学” ~・~


初めての方でも、無理なく安心、わかりやすい理論の心理学「交流分析」

自分のこころが理解したくなった方のための、心理学入門講座です。


人は誰しもその人にしかない素晴らしい力を持っています。
アメリカの心理学者エリックバーンの理論・交流分析講座では、
自分自身を理解しながら本来の自分に気付き、
問題解決方法や、より良い人間関係の築き方を学んで行きます。



・皆様にお会いできることを楽しみにお待ちしております☆






・・・・・●・○・● 交流分析カリキュラム ●・○・● ・・・・


● 第1回 構造分析
・本来の自分を理解する(エゴグラム1回目)

● 第2回 パターン分析
・自分のコミュニケーションパターンを知る

● 第3回 ゲーム分析
・”こころのからくり”自分の「交流の癖」を知る


※全カリキュラム出席の方に「修了証」を発行します。
※修了した皆様は、「初級編:カウンセラー養成講座」を受講可能です。


= ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ =


エゴグラムには「心の指紋」と呼ばれるほど
さまざまな組み合わせが存在し、それぞれ解釈が異なります。

交流分析講座では、エゴグラムを使うことで自分のパターンを知り、
(どの心の状態がリーダーシップを握っているか、5つの状態全体バランスはどうかなど)
自分自身を理解しながら問題解決の方法や、
より良い人間関係の築き方を学んで行きます。






☆交流分析講座

☆お客様の声(交流分析その1)

☆お客様の声(交流分析その2)

☆お客様の声(交流分析その3)

☆お客様の声(交流分析その4)

☆お客様の声(交流分析その5)

☆お客様の声(交流分析その6)

☆お客様の声(交流分析その7)

☆お客様の声(交流分析その8)


☆お客様の声一覧






【 長町ルームMAP&アクセス 】


『 仙台心理カウンセリング ☆ facebook 』






・・・ いつでもあなたのそばに ・・・















































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 06:54心理学講座

2020年01月05日

知能検査|WPPSI






◆知能検査|WPPSI-Ⅲ

ウェクスラー式知能検査のひとつ

【知能検査について把握しておきたい3項目】

1,その検査の対象年齢、適用範囲
2,その検査の目的は何か
3,その検査結果から判断できること




WPPSIは、ウェクスラーによって考案された幼児用個別式知能検査。

成人用のWAIS、児童用のWISC同様、ウェクスラーの知能観を反映し、その特徴を備えている。

◆WPPSIの対象年齢:2歳6カ月~7歳3カ月


ウェクスラーは知能を「目的的に行動し、合理的に思考し、能率的に環境を処理するための、個人の総合的、全体的能力」と定義し、質的に異なる知的能力から構成されていると考えた。そこで、それぞれの異なる能力をはかるための複数の下位検査からなる検査を考案した。


当初、就学前の子どもの能力を適切に評価できる検査が欲しいという声に応えるべく、はじめはWISCの適用年齢を引き下げようとしましたが、予備実験の結果、断念したとされており、別枠でWPPSIを作成したということになる。

よって、基本的にはWISCらと同様の能力を測ろうとしている。









◆WPPSIの対象年齢:2歳6カ月~7歳3カ月


◆2歳6カ月~3歳11カ月では、
4つの基本検査の実施から「全検査IQ(FSIQ)」「言語理解指標(VCI)」「知覚推理指標(PRI)」を、
5検査の実施でさらに「語い総合得点(GLC)」を算出することができる。


◆4歳0カ月~7歳3カ月では、
7つの基本検査の実施からFSIQ、VCI、PRIを、
10検査の実施でさらに「処理速度指標(PSI)」とGLCを算出することができる。



※旧版WPPSIの下位検査「動物の家」「算数」「迷路」「幾何図形」「文章」が削除され、新たに「行列推理」「絵の概念」「記号探し」「語の推理」「符号」「ことばの理解」「組合せ」「絵の名前」が追加された。これによって、幼い子どもの認知能力をより適切かつ多面的に測定することができるようになった。



































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:00心理学講座

2019年12月30日

抗精神薬|副作用





抗精神病薬の副作用

◆中枢神経症状
 Ⅰ.錐体外路症状
  1.パーキンソニズム
  2.急性ジストニア
  3.急性アカシジア
  4.遅発性ジスキネジア

 Ⅱ.精神症状
  1.過鎮静
  2.認知機能障害
  3.抑うつ症状
  4.強迫症状
  5.過感受性精神病

 Ⅲ.けいれん発作と脳波異常

 Ⅳ.悪性症候群

◆自律神経症状:
  1.抗コリン性副作用
  2.抗ノルアドレナリン性副作用

【心・循環系の副作用】

◆内分泌・代謝障害:
  1.体重増加
  2.耐糖能異常
  3.性機能障害
  4.抗利尿ホルモン不適合分泌症候群

◆その他の副作用:
  1.肝障害
  2.血液・造血器障害
  3.皮膚症状
  4.眼症状

※「臨床精神薬理ハンドブック」樋口輝彦/著 医学書院


・・・・・・・・・・


【向精神薬と抗精神病薬の違い】

1,向精神薬とは中枢神経に作用し精神機能(心の働き)に影響を及ぼす薬物の総称で、抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬などがあります。一般科においても抗不安薬や睡眠薬などは治療や検査に用いることがあります。
 
2,抗精神病薬はその作用力を示す強さ(等価用量)によって、高力価群と低力価群に分けられます。高力価群はおもに幻覚妄想に、低力価群は精神運動興奮に対する鎮静目的に使用されます。副作用においても、前者は錐体外路系に影響を及ぼすのに対し、後者は自律神経や循環器系に作用を及ぼす場合が多いとされています。

※「向精神薬の薬理作用と副作用」:日本精神科看護協会
































































































































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:43心理学講座

2019年12月29日

EAP|従業員支援プログラム

従業員支援プログラム|EAP(Employee Assistance Program)





EAP(Employee Assistance Program)の略。

日本では従業員支援プログラムと和訳される職場でのメンタルヘルスサービスです。
(働く人のメンタルヘルスケアサービス)

社員のメンタルヘルスケアをすることにより、

社員のパフォーマンス低下を抑えることを目的に、

1970年代以降、EAPの導入が爆発的に広がりました。


特に、日本では「労働契約法」が2008年に施行され、
労働者の安全配慮義務が企業に法的義務として課されるようになったことも拡がりの要因です。

近年、労働者の過労死や劣悪な労働環境が社会問題となっていることもあり、
これらの背景から、EAPを導入する企業は増加傾向にあります。


年功序列、終身雇用制から実力主義、成果主義へと移行した日本の企業では、
社員にかかるストレスは日々増大しています。


社員のメンタル面での不調は企業の生産性にとっても大きなマイナスとなってしまうため、社員のストレスを減らしメンタルのコンディションを回復して最大のパフォーマンスが発揮できるようにする取り組みとして、このEAPを利用する企業が増えている訳です。


EAPは、メンタル面での不調または不調になりかけている社員の個人面談などの他にも、全社員対象としたメンタルヘルスケアプログラム(研修)なども準備し、社員の心の健康に寄り添い、人事・総務・労務担当者に対しては会社の状況に沿って支援方法を提供します。

人事担当者としても、EAP導入でメンタルヘルスケアを万全にすれば、より活性化された組織作りを目指すことができます。




※当方では、2009年の開業時より、様々な職種の企業様に対して、EAP活動をご提供させて頂いております。




































































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:05心理学講座

2019年12月28日

睡眠障害|精神生理性不眠症






不眠という症候から不眠症という診断を導くには、睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2)によると、

「適切な睡眠環境下において、睡眠の質や維持に関する訴えがあり、

これに基づいて日中の機能障害が認められる」ことを求めています。

不眠の結果生じる日中の機能障害、倦怠感、集中力・記憶の低下、

気分の障害、日中の眠気、身体症状、食欲低下、意欲低下などが該当します。




心理的ストレスや環境変化、身体疾患などを契機として、不眠の訴えが1か月以上持続する場合を、

「精神生理性不眠症」と呼びます。




【睡眠に関する基本的な知識や治療法】

ポイント!
不眠症の基本的な対応、特にスタンダードとされている認知行動療法の主要な技法について。




1,認知行動療法を勧める。

2,筋弛緩法を実践するように勧める。

不眠症に対する効果的な治療法として、睡眠薬や認知行動療法による治療があります。

認知行動療法は不眠症に対する標準的な治療として推奨されており、

問題の症状の維持要因となっているその人の考え方(認知)や振る舞い(行動)の癖を明らかにし、

それらを改善するために癖の代わりとなる習慣の獲得を促すアプローチです。

不眠に対する認知行動療法は、

Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia(CBT-I)と呼ばれており、

これは不眠症に対して有効性が明らかにされた技法を組み合わせた治療パッケージの総称です。




◆CBT-Iの治療技法

【睡眠衛生指導・心理教育】

睡眠に対する正しい知識を与え、質の良い睡眠をとることができるように生活上の条件を整え、日常生活を通して睡眠に有利に作用させるような工夫の実践を勧めていきます。

カフェインやアルコールの摂取、日中の活動量や体温といった、科学的根拠に基づいた睡眠に影響を及ぼす要因の説明を行い、睡眠を妨害するような要因と整えるための行動変容を促すことを目的とします。




厚生労働省医学研究班からは「睡眠障害対処の12の指針

1,睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分
 睡眠の長い人、短い人、季節でも変化、8時間にこだわらない
 歳をとると必要な睡眠時間は短くなる

2,刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法
 就床前4時間のカフェイン 摂取、就床前1時間の喫煙は避ける
 軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、香り、筋弛緩トレーニング

3,眠くなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない
 眠ろうとする意気込みが頭をさえさせ寝つきを悪くする

4,同じ時刻に毎日起床
 早寝早起きでなく、早起きが早寝に通じる
 日曜に遅くまで床で過ごすと、月曜の朝がつらくなる

5,光の利用でよい睡眠
 目が覚めたら日光を取り入れ、体内時計をスイッチオン
 夜は明るすぎない照明を

6,規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
 朝食は心と体の目覚めに重要、夜食はごく軽く
 運動習慣は熟睡を促進


7,昼寝をするなら、15時前の20~30分
 長い昼寝はかえってぼんやりのもと
 夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響

8,眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
 寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る

9,睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
 背景に睡眠の病気、専門治療が必要

10,十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に
 長時間眠っても日中の眠気で仕事・学業に支障がある場合は専門医に相談
 車の運転に注意

11,睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
 睡眠薬代わりの寝酒は、深い睡眠を減らし、夜中に目覚める原因となる

12,睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全
 一定時刻に服用し就床
 アルコールとの併用をしない


こうした睡眠衛生指導を行っていくに際して求められる基本姿勢は、

カウンセラーとして、話をよく聴き、辛さを受けとめ、共感する。です。




【刺激制御法と睡眠制限法】

刺激制御法とは、眠る行動を促進する環境が整っていないために不眠を維持させる不適切行動が生起しやすくなるというオペラント条件づけ理論に基づき、学習された不適切な学習の変容を目指す技法です。


刺激制御法で示されやすいのは…

1,眠気が見られる場合のみ入床する。
2,床上は性交渉を除き、睡眠のみに使用する。
3,寝床に入って15分程度経っても眠れなければ離床する。
4,たとえ昨夜眠れなくとも、起床時刻を一定にする。
5,日中仮眠をとらない。
※ その他




上記の1~4を、初回の治療導入面接で説明して行きます。

その際に治療導入前に測定した主観的(睡眠日誌)および客観的(活動計)睡眠評価の結果を本人に提示し、
個々における睡眠に関する認知の歪みを明確化していきます。

その後は隔週の頻度で15~20分の面接のなかで、日々の睡眠習慣についての指導を行っていきます。

不眠症患者が不眠が続くと睡眠不足を補うために必要以上に身体を休めようとするため、床上時間が長くなり睡眠効率が低下します。

そのため、睡眠制限法は床上時間を制限することで睡眠効率を高め、不眠の改善を目指す技法です。


睡眠日誌に基づき、実際の推定睡眠時間だけに起床を限定し、

5日間連続してその90%以上眠れた時に、睡眠時間を15分ずつ延長させる方法です。









【実践方法】

床上時間を2週間の平均睡眠時間(睡眠日誌上1晩に眠れた時間)プラス15分に設定し、

床上時間が5時間を切るような場合は5時間に設定する。

起床時間は毎日一定にし、起床時刻を遅くして計算上の床上時間に生活を合わせる。

日中は床に就かない。

起床時には、何時間眠れたかを記録する。

5日間起床時間の90%以上眠れたら、床上時間を15分増やす。

以上の流れで実践します。


この方法を繰り返し行うことで、睡眠の質を高めながら、徐々に睡眠の量を増加させていくことが可能です。




2004年のCBT-I実施マニュアルのなかで刺激制御法と時間制限法が併せて睡眠スケジュール法として紹介されて以来、睡眠スケジュール法はCBT-Iのスタンダードな技法とされています。




多くの人が考えている、寝床で過ごすことで身体が休まる、寝床にいれば眠くなるという認識とは相反することになるので、クライエントが抵抗を示す場合もあります。クライエントの状況に合わせ、方法を緩めたり修正(微調整する事)もあって良いと思われます。









【リラクゼーション】

リラクゼーションは、不安や緊張と相反するリラックス状態を作り出し、
それらを拮抗させることで質の高い睡眠を促すことを目的とした技法です。

不眠症に対するリラクゼーションでは、漸進的筋弛緩法が推奨されています。

漸進的筋弛緩法とは、身体の各部位に力を入れて抜くことを繰り返し、リラックスを導く技法です。

力を入れる部位は、最初は効果を感じやすいところからはじめ、徐々に、つまりは漸進的に、その範囲を広げていきます。

漸進的筋弛緩法は、クライエントが不安や過覚醒のため眠りにくくなっている入床前や中途覚醒時に実施してもらい、
リラックスした状態での入眠を促します。


以上のように、不眠症に対して認知行動療法はスタンダードな治療法であるといえ、
その中に筋弛緩法も組み合わさっていることが多いと言えます。


※筋弛緩法自体は「レスポンデント理論」に基づいた理論ですから、
「認知行動療法」という枠組みで考えるのは、理論的には不適切であります。




「睡眠覚醒は体内時計で調整されています。週末の夜ふかしや休日の寝坊、昼寝のしすぎは体内時計を乱すのでご注意を。平日・週末にかかわらず同じ時刻に起床・就床する習慣を身につけることが大事です」

体の中には体内時計があり、睡眠のタイミングを決めるだけではなく、前もってホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、睡眠に備えてくれます。


これらの準備は自分の意志ではコントロールできませんから、規則正しい生活こそが、体内時計を整えそこにプログラミングされている睡眠を円滑に行うために必要なことになります。

選択肢③のような対応は、その背景に「寝つきが悪いから、早く寝て睡眠時間を増やせばよい」という単純な論理が控えているように思われます。

しかし、眠れない人にこれまで以上に床に居るように指示するのもなかなか難しい面があると言えるでしょう。
このようなアプローチは、クライエントの眠れない不安を高める恐れがあり、「早く眠らなければ」と焦れば焦るほど目が冴えてしまうという事態を招きかねません。


「一過性で終わるはずだった不眠が慢性化して不眠症になる」、その背景にはこのような「不眠恐怖」があることが少なくないのです。

現時点では、いつも同じような時間に眠ることを重視し、眠れない場合でも焦らず、時には床から出て過ごすことも大切になります。




◆「睡眠時間にこだわらない」が挙げられています。


内容は以下の通りです。
「睡眠時間には個人差があります。「◯◯時間眠りたい!」と目標を立てないでください。どうしても眠気がないときは思い切って寝床から出てください。寝床にいる時間が長すぎると熟眠感が減ります。日中に眠気があるときは午後3時前までに30分以内の昼寝をとると効果的です」

睡眠というのは「過ぎ去った眠気を追いかけず、次の眠気がやってくるのをじっと待つ」ことが大切です。
その際、寝床でじっと待つのではなく、眠りを妨げないような活動をすることも大切です(私はとても難しい本を読むとかをすると、すぐ眠くなります)。
「どうせいつかは眠くなるのだから、眠くなるまで起きていよう」くらいに割り切ったほうが好結果をもたらします。


実際「眠れないのに我慢して無理に寝床にいる」と不眠が悪化することが分かっています。

常識的な範囲内でベッドで休む時間を決めておき、眠れなければベッドから出る、前日の睡眠状態にかかわらず日中はなるべく活動的に過ごすことが大切です。

こうした習慣が「眠れないかもしれない」という不眠恐怖を和らげ、寝床を不安な場所にしないために必要なことです。




不眠が続くうちに寝床に向かうだけで緊張してしまい、夜になるのが憂鬱になってきます。

「夜中に起きた際には時計で時刻を確認するように勧める」ことで、眠れていないという落ち込みや、あと○時間しかないという焦燥を強めてしまう可能性もあります。

つまり、時計を見るという行為がストレスになり、それによって眠れなくなる可能性があるということですね。


また、睡眠の後半には、コルチゾールが起床の準備をしていき、起床時間の3時間前から徐々に分泌され始め、起床1時間前に急激に分泌されて脳を目覚めさせます。

そして、このコルチゾールの分泌は言語に影響を受けることが知られています。

つまり時間を確認すると(つまり、言語的に「今○時だ」「あと○時間眠れる」「起きるまであと○時間しかない」と認識すると)、その時間に合わせて起床準備が行われてしまうのです。

時計を見れば、自分が望む起床時間からの逆算などが自然と行われてしまう訳です。

















  


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2019年12月27日

客観的観察法|知能検査






◆知能の客観的観測法|知能検査

それぞれの人の知能を客観的に測って、客観的に表す「ものさし」があれば、非常に便利です。

その「ものさし」によって、ある子どもの知能の発達程度を他の子どものそれと比較できるので、検査結果を指導の目安として使うことができます。




A.Binet
フランスではBinetが、知的障害児を選別するための鑑別法を編み出そうとしていました。
順序をでたらめに並べた数字の列を記憶させるとか、
正方形やひし形を模写させるとかの検査項目を児童にさせてみました。

ビネーは、それからさらに、精神医学者のシモンと協同で、
自分の考案した検査問題の多くの児童にやらせてみたところ、
ある問題では正答する子どもの数が多いのに、
ある問題では正答できる子どもの数が減ってくることに気づきました。

そこで、多くの子どもが正答を与えることができる正答率の高い問題から、
少しの子どもしか正答を与えることのできない難しい問題を順番に並べ、
どこまで正しく答えるかを見れば、その子どもの「知能」が測れるだろうと考えたわけです。


当時のパリの教育委員会では、公立学校で、知能程度が大体等しい児童を集めて学級を編成すれば、
教育する上で効果が上がるのではないかと考えて、その方法を考案するようにビネーに委嘱しました。

そこで、ビネーとシモンは、容易な検査問題から難しい検査問題までを選定して「知能検査」を作り上げたのです。
これが、世に現われた最初の知能検査法で1905年のことになります。

ビネーは、この検査問題の作成に大変な努力を払いました。
問題の難易度を歴年齢と合わせることが大変な作業だったとのことです。
同年齢の様々な社会仮想の子どもたちに、それぞれの問題をテストしてみて、
その結果から適当なものを選び出し、更にその問題を修正しました。

このとき、検査を受けたその年齢の多数の児童のうち、
50%~75%が合格するということを目安にしました。


また、どのように答えたときに正答とするのか、制限時間をどの程度にするか、
といった細かい基準を設定しなければなりませんでした。
このようにしてビネーは、ついにテストの標準化の仕事を成し遂げました。

このビネー式知能検査の成功は、ドイツ、イギリス、アメリカでも認められ、それぞれの国で改訂が行われました。
その中で有名なのが、アメリカのスタンフォード大学でターマンによって行われた改訂です。

ターマンは、ビネーよりももっと多数の児童・成人について、問題を一つひとつ再検討し、
1916年にこれを「スタンフォード・ビネー改訂知能検査」として発表しました。
この改訂版は1937年と1960年に、更に改訂を加えられ、世界各地で知能検査の普及に貢献しました。

※A.Binet:「普通教育に適する子どもとそうでない子どもを見分けるための検査法を最初に開発した人物」




D.Wechsler
ビネー検査では、知能を精神年齢という一次元的な尺度で表示します。
発達途上にある幼児や児童の知能は質的な差異を考えるよりもその発達の遅速を問題にする方が重要であると考えられていたためです。

しかし、成人や知的障害者を相手にするときには、知能構造の質的な差異を知る方が重要になってきます。
アメリカのヴェルビュー病院の精神科医Wechslerは、
1929年に、この診断的な目的に沿った検査(ウェクスラー・ヴェルビュー成人用知能尺度:WAIS)を作りました。

すなわちウェクスラーは、知能を「知的な諸機能の複合」とし、
ウェクスラー式知能検査を開発したということになります。

ウェクスラー式では知能指数には「偏差知能指数=DIQ(Deviation IQ)」が用いられます。
偏差知能指数とは、一般的な知能指数(平均)からどの程度異なるかを示した値であり、集団の平均を100とします。
こちらは「(個人の得点−同じ年齢集団の平均)÷([15分の1]×同じ年齢集団の標準偏差)+100」で算出されます。




E.Kraepelin
エミール・クレペリンの業績は大きく分けて2つ。

1つは「統合失調症概念」の提出です。
現在の統合失調症概念を示したのは、ブロイラーとクレペリンの2人になります。
ブロイラーの方はより広範な状態像の統合失調症者を含めて捉えていたので、クレペリンの示した、
いわゆる「早発性痴呆」の病態の方が重たいとされています。


もう1つは「連続加算法の考案」です。
クレペリンは人間が単純な作業を継続した場合に、作業量と経過時間の間には一定の法則があることを見出し、
連続加算法による作業量と単位時間当りの変動に寄与する因子に考察を加えて、
1902年に「作業曲線」という論文を発表しました。

日本の「内田クレペリン作業検査法」はクレペリンが作成したものではありません。
クレペリンの連続加算法を、内田勇三郎が取り入れて独自に考案した心理検査になります。
(「内田クレペリン検査が翻訳されたものではありません」)


ちなみにクレペリンの弟子には、
現在アルツハイマー型認知症として知られる疾患を初めて報告したアロイス・アルツハイマーや、
レビー小体型認知症の名称のもとになったフレデリック・レビーなどがおります。




F.Galton
フランシス・ゴルトンは19世紀イギリスの学者です。
ダーウィンのいとこにあたり、知能には遺伝的要因が大きいとして、人間の素質に関する学問である「優生学」を提唱しました。

また、統計学でも重要な業績を残しています。
例えば、正規分布に関して「誤差曲線」という表現を使ったのはゴルトンです。

また、相関係数に関して測定方法を最初に開発したのはゴルトンになります(グラフを作成し、2世代のスイートピーの関係を調べた)。
ゴルトンが相関という概念を出すまで、2つの事象の関係は物理化学を中心に「因果関係」が主体でした。
反因果主義のゴルトンに出会い、ピアソンは「相関関係を因果関係と解釈してはならない」という主張をするようになったとされています。




J.Piaget
ジャン・ジャック・ピアジェはスイスの心理学者です。
乳児期から幼児期にかけての認知発達に関する理論を構築し、その後の発達心理学に大きな影響を与えました。

特に1960年代はピアジェに多大な関心が集まった時期であるとされています(この背景には同時期に起こった認知心理学の興隆があったと考えられます。これはイコール当時の行動主義の凋落を意味していました)。

※ピアジェは2002年に調査された「20世紀で最も影響力のある100人の心理学者」で第2位に選ばれています。







  


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2019年12月26日

ピアジェ|発達理論






Piagetの発達理論

Piaget(1896-1980)は、10歳で白スズメの観察論文を寄稿し、15歳で軟体動物の研究論文を出すなど、非常に早熟な動物学者として注目されていました。20代に入ると動物から、人間の発達、特に人間の「知性」に興味関心を向けるようになります。

ピアジェの仕事をまとめて言えば、「知的な発達に絞って発達プロセスを追った」というものです。

ピアジェは動物学者だったので、生物が環境の中でどのように成長するかを観察してきましたが、その知見が理論の構築の随所に活かされることになります。ピアジェが注目したのは「どんな力が知性の発達を推し進めるのか」でした。




同化・調節・均衡化
ピアジェによると同化とは「外的現実を自己の活動の形態に取り込み、それを構造化すること」としています。

人間の知性も、外界から与えられた体験を取り入れて、それによって外界や体験への自分なりの「捉え方」を作ります(すなわち、「同化」するわけです)。これによって人間は自身を変化させ、変化以前ならば利用できなかった外界の事物を利用可能にします。

同化によって成長する一方で、生物は環境からよりうまく取り込みができるように、より安定した生存が可能な方向へ自身の身体や活動の在り方を変化させようとします。

水や二酸化炭素を取り込むこと(=同化)で成長した樹木が、より取り込みがしやすいように枝葉や根を広げるように。

こうした変化のことをピアジェは「調節」と呼びます。

ピアジェは、生物が同化と調節を繰り返しながら、環境によりよく適応していくとし、これが発達のプロセスであると考えました。そして、これを継続的に行っていくには、環境の在り方と自身の在り方との間に調和的・安定的なバランスを保たせようとする力が必要になります。

この力のことをピアジェは「均衡」と呼びました。

ピアジェは、同化-調節の働き(均衡化)が、生物を発達させる原動力だと考えました。




ピアジェの人間観・シェマ
ピアジェの人間観は「主知主義」(精神の本質を「知性」におき、合理性・論理性が精神の本質とする、という考え)です。
ピアジェの精神発達論は、知性のはたらきがより高い合理性を備えたものへとステップアップする道筋として描かれています。


人間の知性は外界の取り入れることで、自分なりの「捉え方」(同化)を形成していきます。
ピアジェはこの自分なりの「捉え方」を指して「シェマ」と名付けました。

養育者が空に飛んでいるものを指して「鳥だよ」と教えることで、空を飛んでいるもの、空から降りている鳥と呼ばれるものの形状、その前後の動きなどとセットにして「鳥」という感覚的な捉え方になり、これを全部ひっくるめて「シェマ」とされます。


このままだと「鳥」は飛べるものというシェマだが、飛ばない鳥(ダチョウ)を前にした時に、そのシェマの改変が求められます。

「飛ばないから鳥じゃないね」「飛ばない鳥もいるんだよ」などがわかりやすいやり取りですね。

上記は言語的に書きましたが、実際はもっと感覚的なレベルも含めたシェマの改変、作り直しが「調節」となります。




ピアジェ理論の特徴と問題点
このように、経験の積み重ねで同化-調節を繰り返し、より複雑で高度なシェマを作り上げ、より環境に合理的に適応していくことが知性の発達である、と考えるのがピアジェの発達論の原理です。

この際の外界との関係は受身的なものではなく、能動的に構成づけて、主体的に捉えなおす働きとピアジェは考えています。




ピアジェは自身の子どもの観察から、こうした能動性・主体性が乳児期から発揮されているという事実をつかんでいたとされています。

ピアジェの問題点として、上記からもわかるように、子どもの主体性を強調しすぎていることが挙げられます。

子どもが、大人との精神的交通を通して認識を獲得していく過程を捉えることが難しい(間主観性が読み取れない理論)のがピアジェの理論です。




発達の4段階
ピアジェはシェマの発達等を4つの段階に分けています。
これは「ピアジェが来日し、鮨屋に行った時に「ツナがイイ」と言った」で覚えましょう。
「ツナがイイ」=「27が11」です。


この4段階は、0歳~2歳、2歳~7歳、7歳~11歳、11歳以降で区切られています。
この2と7と11を覚えておけば良いわけです。

あと、ツナ(27)は保存がきかないので、
2歳~7歳の前操作期までは「保存の法則」が形成されていません。
(実際にツナが保存がきかないかは知りませんけど)。


感覚運動期(0~2歳)
乳児が試行錯誤を繰り返しながらの探索(「循環反応」)を通してなされる同化と調節によって、外界や体験についてのその子なりの認知的なシェマを作り出していく(主体的・能動的な知性とみなせる)。

言語以前のシェマなので、論理性は持たず、感覚や運動などの直接的な生の身体体験から構成された世界。

「いないいないばあ」を通して“事物は見えなくなっても在り続ける”というシェマが出来上がる(「対象の永続性;普遍性」)。加えて、物事と物事の間には「つながり」や「因果」があることを捉えていく(永続性なしの因果(論理性)は虚しい)。
論理的に世界を捉え、それに基づいて世界を生きるという知性のはたらきの土台がこの時期に準備される。


前操作期(2~7歳)
言語の習得により、意味や約束をもって概念的な思考が可能となる。

ピアジェはこの時期のポイントを、ある事柄を別の事柄で表す「象徴機能」が現れる点にあるとし、これが言語獲得に重要な役割を果たすと考えた(「猫」を「ニャー」という全く別のもので象徴するのが言語だから)。

対象が知覚野から消えても存在が消えない(永続性)ことは理解できても、知覚上の形が変わっても量は変わらないという「保存」の理解は育っていない。永続性は母親の顔の出入りという体験事実で足りるが、保存は「量とは加減しない限り同じ」という論理が必要。

丸い粘土⇒引き延ばした粘土⇒また元の丸い粘土、という頭の働かせ方は「可逆操作」と呼ばれ、前操作期ではまだこれができない。
物事を相手の視点に立って捉えるという認識の仕方も育っていない(三つ山課題・自己中心性)。

実物が目の前に無くても、それがあるかのように振る舞えるためには内的表象の発達が必要で、ピアジェはこれを「記号機能」と称し、前操作期の重要な発達であるとした。前操作期の初期には、子どもたちはこうした表象の機能を多用する。葉っぱが船になったり、飛行機になったり、布切れが布団だったり枕だったり、など。

基本的には何かしらの類似点があることが多いとされている。発達が進み前操作期の後期くらいから、こうした個人的な表象の利用は減り、慣用的・社会的な記号が多用されるようになってくる。この移行は発達において非常に重要であり、「自己中心性」が「脱中心化」することとも関連して語られているアミニズム(すべてが生きているという呪術的な思い込み)も自己中心性の一側面(自分も生きているのだから石も)。



「前操作期」は2~7歳の時期を指しており、
ここでは4歳前後に発達的変化がありそれを境に2つの下位段階が設定されています。
その2つが「前概念的思考段階」と「直観的思考段階」です。




【前概念的試行段階】
象徴的試行段階とも呼ばれ、運動感覚的なシェマが内面化され始めてイメージが発生し、それに基づく象徴的行動が開始される時期です。
特徴として「見立てて遊ぶ」象徴的遊びが盛んになることが挙げられます。
この時期の子どもの「言葉」や「意味」を支えているものは、子どもの個々のイメージを中心とした「前概念」というべきものです(ちゃんと概念的に意味が分かっているわけではない)。
大体、1歳半~4歳ごろまでと言われています。


【直感的思考段階】
概念が進み、事物を分類したり、関連づけたりすることが進歩してくる段階を指します。
分類や状況の理解の仕方が、そのとき、そのときの知覚的に目立った特徴に左右され、一貫した論理操作は見られないとされています。
すなわち、見かけに関わらず対象の本質が保存されているという、保存の概念にまだ到達できていない段階と言えます。

大体、4歳頃~7、8歳ころまでと言われています。


具体的操作期(7~11歳)
1個○○円の鉛筆を20本買ったらいくら、といった具体的な事柄について論理的な捉えが可能になる段階(算数レベルの思考が可能)。
「可逆操作」(5つから2つあげたら3つになり、2つもらえば5つになる)が可能にならないと算数はできない。すなわち、「保存」が可能になる段階。
しかし、具体的体験と切れたところで、純粋に論理だけで考えるのは難しい。
この頃の理屈は、まだ自分自身の具体的・生活的な体験や欲求を離れていない論理で、独りよがり、一般性へと広げられないなど、いわゆる「子どもの理屈」となる。


形式的操作期(11歳~)
具体的・生活的な事柄やイメージを離れて、まったく抽象的な概念操作による論理的思考ができる知性段階。具体的・日常的な生活意識から遠く離れた事柄(アメリカと北朝鮮の関係が、世界の平和にどのような影響をもたらし得るのか等)に対しても、論理的に(感情的にではなく)考えをめぐらすことが可能になる段階。
数を文字式にしつつ考えていくためには、こうした抽象的な思考操作が求められる。「リンゴが3個」は具体的だが、「リンゴ3個でも、馬3頭でも、人が3人でも、3は3」というのが抽象的思考。具体的操作期では「算数」が、形式的操作期では「数学」が可能になるという印象。


理屈を理屈としてしっかりとこねることができる(数学レベルの思考ができる)段階。連立方程式、三角関係、微積分など、数学は算数的な具体性から遠ざかる。こうしたきわめて抽象的な論理操作が身についたときに、知性の働きはしかるべき到達点に至るとピアジェは考えた。

上記の特徴のため頭でっかちになり「地に足がついていない現実遊離した概念」にとらわれることも可能になる。

これが思春期心性を強く彩ることもある。




ピアジェの考え方

ピアジェは精神発達の基準や根拠を、記号論理学や数学に求めました。
ピアジェの発達論自体も、理論的な部分は抽象的な展開となっており難解で、読みこなすのが難しいのですが、ピアジェの発達論の論述を読みこなせるようになったなら、形式的操作期の完成と見てよいかもしれません。


ピアジェの発達論は、人間を「合理的(理性的)」な存在とみなす近代社会の人間観に立脚しています。
成熟した人間(大人、社会人)がもつべき合理的(論理的)な思考を、子どもがいかなるステップを踏んで身につけていくかを描いたものと言えます。




PiagetとVygotskyの視点の根本的差異
Piagetは前操作期に見られるような集団の中にいても他者とのやり取りに無関係な発話を「集団的独語」とよび、「自己中心性」の現われと考えました。


前操作期では、物事を相手側の視点に立って捉えるという認識の仕方が育っていません。
すなわち、物事を自分とは別の位置から見ている人にも、自分が見ているのと同じように見えていると考えてしまいます。
これを示す実験が「三つ山課題」が有名です。


このように視点の移行ができず、自分の側からしかとらえられない現象をピアジェは「自己中心性」と名付けました。
これは、一般的に理解されるような利己主義という意味ではなく、幼児が自分自身を他者の立場に置いたり、他者の視点に立つことができないという、認知上の限界を示す用語です。


前操作期の自己中心性は関係が発達していく過程で必然的に通過する現象です。
この「同じ」というとらえがまず根付くことによって、それが土台となって自身と他は「違う」という捉え方が可能になります。
この発達には養育者が大きく関わることになります。


こうした自分だけの捉え方から離れ、他者と共有できるような法則性・論理性(世界のルールなど)による認識ができるようになることを、ピアジェは「脱中心化」と呼んで幼児期から児童期への重要な発達課題としました。


これに対しVygotskyは、上記を「思考が外言から内言に移行する過渡的な現象」と捉えた点に違いがあります。

外言:
音声としての言葉。子どもが周囲の外言を聞き取り、自分で使うことで獲得していく。

内言:
外言を外言として使わず(外に言葉を出さず)、自分の中だけで使えるようになったものを指す。純粋な思考だけでなく、自身との内的な対話によって、自己調整機能に繋がるとされる。外言⇒内言となる過程で「独語」として示されるが、後に内言のみとなる。

ここにピアジェとヴィゴツキーの根本的な違いが現れています。

ピアジェが子ども自らが成長していくという面を強調したのに対し、
ヴィゴツキーは外部の刺激を取り入れ自分の内に融け込ませるという外的要因を強調しているのです。









Vygotskyの発達理論

ピアジェが論理的思考が可能になる経過として発達過程を説明し、ヴィゴツキーは社会・文化・歴史的に構成された人間関係や文化的対象を獲得していく過程として発達を捉えました。そのため、ヴィゴツキーの発達論は「社会文化的発達理論」と呼ばれています。


ヴィゴツキーは発達において以下の3点を重視しました。

対象世界:
発達内容や方向を決める「発達の源泉」としての、人や物、社会文化的制度

対象獲得活動:
子どもが積極的に自分のものにしようとする「発達の原動力」

支援活動:
「発達の源泉」と「原動力」の相互作用を媒介する大人や年長児の関わり(この点にVigotskyの独自性がある)
これらを前提にしながら、有名な「発達の最近接領域」について提唱しました。




ヴィゴツキーの理論では発達水準に以下のような区別があります。

(言われてもできない段階):
理論的には数えられていないが、実際的には当然有る段階。
この段階でしつこく言っても仕方ない。生理的なものと考えるのが特徴。

言われればできる段階(=発達の最近接領域):
他者の援助下で達成できる段階を指す。
大人が与える援助を「足場」と呼ぶ。

教育は、ここの段階で行われるべきであるとされる。

言われなくてもできる段階:
大人は徐々に「足場」を外していくことが大切になる。





















  


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2019年12月25日

精神保健福祉法|措置入院





精神保健福祉法による(精神障害者の)入院形態

(1)任意入院
(2)医療保護入院
(3)応急入院
(4)措置入院/緊急措置入院









(1)任意入院
本人の同意に基づく入院。人権擁護の点で基本の入院形態。本院から退院の申し出があった場合、管理者は退院させる必要がある。退院請求があっても病状から退院はさせられないと精神保健指定医の診察・判断があれば、72時間を限度に退院を制限できる。(72時間以内に医療保護入院等への切り替えを行うことがある)

(2)医療保護入院
自傷他害の恐れはないが、家族等のいずれかの者の同意がある時は、本人の同意がなくても病院の管理者が入院させることができる。家族等:配偶者、親権を行う者、扶養義務者、後見人又は保佐人該当者がいない場合は、市町村長の同意を要件とする。精神保健指定医が家族等の同意を得て入院を決定する。

(3)応急入院
精神保健指定医の診察の結果、自傷他害の恐れはないが、入院させないと本人の保護に著しい支障が生じる際、保護者の同意を得ることができない場合でも、本人の同意なしに、72時間に限り病院管理者の権限で入院させることができる。72時間以内(3日間)に以後の対応を決める必要がある。応急入院に対応できるのは指定病院のみに限られる。

(4)措置入院・緊急措置入院
都道府県知事が精神保健指定医に診察をさせ、自傷他害のおそれがあると認められる場合。「措置入院」に際しては精神保健指定医2名が入院を必要と判断する必要がある。

「措置入院」
自傷他害の恐れのある精神障害者に対して、都道府県知事の権限で行われる入院。精神障害があり、警察官等からの通報や届け出があってから、職員の立会、家族等に対する診察日などの通知、2人以上の精神保健指定医の診察が必要。退院要件:症状消退届(自傷他害の恐れが消失)を都道府県知事に提出。判定基準は精神保健福祉法28条の2で規定『精神障害者であり、かつ、医療および保護のために入院させなければその精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると認めた時』

「緊急措置入院」
緊急を要し、精神保健福祉法27条、28条の手続き(二人の指定医・都道府県の該当職員の立会い・家族に通知等)がとれない場合、「直ちに入院させないと自傷他害のおそれが著しいと認められた時」と規定されている。緊急の場合は1名の指定医の判断でもよいとされているが、その後72時間以内に、2名の指定医による診察が行われなければならないという条件が付されている。

※「緊急措置入院」も「措置入院」も、「精神障害者であり、かつ、医療および保護のために入院させなければその精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると認めた時」という規定は共通している。









【精神保健指定医】
非自発的入院・処遇の全てに係わる。資格更新5年ごと(①5年以上診断・治療に従事、②3年以上精神障害の診断・治療に従事など)


【精神医療審査会】
適切な医療・保護を審査する機関。病院外の第三者機関。
第12条:都道府県におかれる。
5名の委員で構成:精神科医2名以上、精神障害者の保健・福祉に関する学識経験者1名以上、法律専門家1名以上。任期は2年。


【非自発的入院における処遇】
自殺企図、自傷行為の危険がある時。
隔離:12時間未満であれば医師で、それ以上の隔離は精神保健指定医の診察が必要。隔離継続中は毎日診察が必要。
身体拘束:隔離よりも切迫状態。必ず精神保健指定医の判断が求められる。


【精神障害者福祉手帳】

都道府県知事が交付する。2年ごとの更新が必要。氏名、住所、障害等級、顔写真が掲載されている。

・1級:精神障害が日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの。この「日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度」とは、他人の援助を受けなければ、ほとんど自分の用を弁ずることができない程度のものである。

・2級:精神障害の状態が、日常生活で著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のものである。

・3級:精神障害の状態が、日常生活若しくは社会生活が制限を受けるか、又は日常生活若しくは社会生活が制限を加えることを必要とする程度のものである。













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2019年12月17日

内田クレペリン検査






内田クレペリン精神作業検査の実施と解釈

内田クレペリン精神作業検査検査は、
エミール・クレペリンが創案した「連続加算法」を内田勇三郎が取り入れ、
作業検査法として完成させました。
※エミール・クレペリン(ドイツの精神科医)は、現在の統合失調症概念の提出者のひとりで、もうひとりはブロイラーです。


◆内田クレペリン作業検査では、以下のステップで結果の集計が行われます。

1,誤謬(ごびゅう)のチェック:
誤答の数字を赤○で囲む。

2,プロフィールを描く:
各行の最後の答えの右上にある印刷数字をマークして折れ線グラフで結ぶ。
飛ばし・抜かしがある場合は、その数だけずらしていく。

3,作業量の産出:
各行の作業量を読み取り、作業量合計を算出、1分ごとの平均作業量を算出し、作業量段階の判定を行う。

4,休憩効果率の算出:
休憩後平均作業量/休憩前平均作業量=休憩効果率となる。

5,初頭努力率の算出:
1分目作業量/平均作業量によって算出。休憩前、休憩後の両方で算出する。

6,動揺率の算出:
休憩前・休憩後のそれぞれで、最高作業量-最低作業量=最大差を算出し、これを平均作業量で割ると「動揺率」となる。

7,V字落ち込みの算出:
落ち込み部分の曲線の振れ幅が平均振れ幅の1.5倍以上の場合を指す。

8,作業量段階の判定と問題傾向の頻度を組み合わせて曲線傾向を判定する

9,曲線類型の判定および作業適応度の判定


上記うち「誤謬率」「休憩効果」「初頭努力」「動揺率」などは、クレペリン検査で使われやすい表現です。
※「誤謬」(ごびゅう)とは、間違いという意味です。




◆検査の目的
被験者の計算能力、注意力、集中力、精神の安定性を検査し、性格・職業適性を見る。

・計算の処理速度
・作業曲線
・処理の正確性




上記の三点からは主に以下のことがわかります。

・計算の処理速度→処理能力
・作業曲線→性格、行動傾向
・処理の正確性→性格、行動傾向

※性格、行動傾向は発動性、可変性、亢進性から判断しており、被験者の長所、短所がわかるとされています。









































  


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2019年12月12日

パワーハラスメント関連改正法





パワーハラスメント関連改正法(2019年5月成立)

「ハラスメント防止法が成立」
2019年5月29日、参議院本会議で「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律案」が可決され、同法が成立しました。
この法律は、我が国で初めてパワーハラスメントについて規定し、その防止をするための措置を講じる義務を企業に課したものです。
※セクハラについても新たな規制を課している。

・企業にパワハラ防止を義務化へ、違反なら社名公表も
・ハラスメント規制法成立 パワハラも対策義務化
(施行時期は早ければ大企業が2020年4月、中小企業は2022年4月と報じられている)

パワハラについて防止措置義務を定めた部分の法律は、「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」で、パワハラについて防止措置義務を定めた部分の法律は、『労働施策総合推進法』と呼ばれる。

◆正式名称
「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」
※旧:雇用対策法







(目的)
第1条 この法律は、国が、少子高齢化による人口構造の変化等の経済社会情勢の変化に対応して、労働に関し、その政策全般にわたり、必要な施策を総合的に講ずることにより、労働市場の機能が適切に発揮され、労働者の多様な事情に応じた雇用の安定及び職業生活の充実並びに労働生産性の向上を促進して、労働者がその有する能力を有効に発揮することができるようにし、これを通じて、労働者の職業の安定と経済的社会的地位の向上とを図るとともに、経済及び社会の発展並びに完全雇用の達成に資することを目的とする。


◆パワーハラスメント(雇用管理上の措置等)
●労働施策総合推進法 第30条2 第1項
事業主は、職場において行われる優越的な関係を背景とした言動であつて、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものによりその雇用する労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。
※特にこの条文は重要!「法律で初めてパワハラを定義」しました。(2019年5月)


●労働施策総合推進法 第30条3 第2項
【事業主の責務】
事業主は、職場におけるパワーハラスメントを行ってはならないことその他職場におけるパワーハラスメントに起因する問題(以下「パワーハラスメント問題」という。)に対するその雇用する労働者の関心と理解を深めるとともに、当該労働者が他の労働者(他の事業主が雇用する労働者 及び求職者 を含む。)に対する言動に必要な注意を払うよう、研修の実施その他の必要な配慮をするほか、国の講ずる同条第1項の広報活動、啓発活動その他の措置に協力するように努めなければならない。また、事業主(その者が法人で ある場合にあっては、その役員)は、自らも、パワーハラスメント問題に対する関心と理解を深め、労働者(他の事業主が雇用する労働者 及び求職者 を含む。)に対する言動に必要な注意を払うように努めなければならない。


●労働施策総合推進法 第30条3 第4項
【労働者の責務】
労働者は、パワーハラスメント問題に対する関心と理解を深め、他の労働者 (他の事業主が雇用する労働者 及び求職者 を含む。) に対する言動に必要な注意を払うとともに、事業主の講ずる措置に協力するように努めなければならない。

と、なっています。







【指針の素案】
◆職場でのパワーハラスメント(パワハラ)防止策が来春にも企業に義務づけられるのを前に、厚生労働省は2019年10月21日、パワハラ行為の定義とその具体例などを盛り込んだ指針の素案を労働政策審議会の分科会に示した。

2019年5月に成立した改正労働施策総合推進法(旧:雇用対策法)はパワハラを、
(1)優越的な関係を背景にした言動で、
(2)業務上必要な範囲を超えたもので、
(3)労働者の就業環境が害されることと定義。


パワハラを「行ってはならない」と明記する一方、罰則を伴う禁止規定は見送った。
指針の素案では、(1)~(3)の要素をすべて満たすものがパワハラだとした。
企業に防止策を義務づける労働者は、正社員のほか、パートタイムや契約社員など非正規雇用者も含むとした。
一方、企業と雇用関係にないフリーランスや個人事業主、インターンなどは対象外とし、「必要な注意を払うよう配慮」を企業に求めるにとどめた。素案はまた、厚労省が示している6類型に沿ってパワハラに当たる具体例を列挙した。


例えば「精神的な攻撃」では、業務に関する必要以上に長時間の厳しい叱責(しっせき)の繰り返しはパワハラに当たるとする一方、業務内容に照らして重大な問題行動を行った労働者に対して強く注意することは、パワハラに当たらない、などとした。
企業に対しては、パワハラを行ってはならない方針を就業規則に盛り込むなど明確化し、広く周知するよう求めている。
相談窓口にパワハラの相談があった場合、事実関係を迅速、正確に確認し、パワハラの行為者への懲戒などの必要な措置を取ると共に被害者に配慮した措置も求めた。







◆職場のパワーハラスメントの6類型(厚労省)
上記で定義した、職場のパワーハラスメントについて、裁判例や個別労働関係紛争処理事案に基づき、次の6類型を典型例として整理しています。なお、これらは職場のパワーハラスメントに当たりうる行為のすべてについて、網羅するものではないことに留意する必要があります。

1)身体的な攻撃
暴行・傷害

2)精神的な攻撃
脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言

3)人間関係からの切り離し
隔離・仲間外し・無視

4)過大な要求
業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害

5)過小な要求
業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと

6)個の侵害
私的なことに過度に立ち入ること




◆パワーハラスメントの種類(厚労省)

*攻撃型パワーハラスメント
・罵声を浴びせる、足をける、たたく、胸ぐらをつかむ
・書類や物を投げつける、机をたたきながら怒鳴る

*否定型パワーハラスメント
・欠点をあげつらう、人格を否定する言葉を使う
・あいさつや会話を交わさない、退職を促す

*強要型パワーハラスメント
・仕事の進め方を一方的に決めつける
・宴会・食事などへの出席を強いる
・失敗や責任を押し付ける

*妨害型パワーハラスメント
・仕事を取り上げる、情報を与えない
・周囲に無視するよう促す














※2019.12.24決定指針 (図表:朝日デジタル)













※2019.12.24 (図表:東京新聞)











◆職場での発言やふるまいがパワーハラスメント(パワハラ)かどうかを判断するための国の指針が23日決まった。
来年2020年6月から大企業
2022年4月から中小企業に「パワハラ防止策」をとることが義務化される際の目安となる。


5月に成立した改正「労働施策総合推進法」(パワハラ防止法)は、パワハラを、
①優越的な関係を背景にした言動で、
②業務上必要な範囲を超えたもので、
③労働者の就業環境が害されることと定義した。

パワハラを「行ってはならない」と明記した。


労使の代表らによる労働政策審議会の分科会が12月23日にとりまとめた指針は、
「身体的な攻撃」や「過大な要求」など、厚生労働省が定めたパワハラ6類型に沿ってパワハラに当たる例と当たらない例を列挙。

大勢の前で威圧的にしかりつけることや、業務に関係ない雑用を強制することはパワハラだと定めた。


性的マイノリティーなどの性的指向・性自認や、不妊治療などの個人情報を本人の了解を得ずに周囲に伝えることもパワハラに当たるとし、企業に防止策をとるよう求めた。

相談窓口の設置や社内規定の整備など、企業が防止策を義務づけられたのは、「業務を遂行する場所」での正社員や非正規雇用者に対するパワハラだ。

取り組まない企業には、行政指導で改善を求め、なお従わない場合は企業名が公表されるが、パワハラの実態に詳しい弁護士からは「居酒屋などでのパワハラが対象外になる恐れがある」との指摘がある。

また、フリーランスや就職活動中の学生など、雇用関係にない働き手も対象外で「必要な注意を払うよう配慮」することを企業に求めるにとどまった。
※朝日新聞デジタル 2019.12.24
















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2019年12月07日

心と臓器の関係






◆心は川上、身体は川下


心が毒性に満たされると、

絶え間なく臓器に流れ着き、

やがては臓器も傷つくかもしれません。


日々、意識しながらのセルフケアも必要☆


・怒り・・・肝臓
・悲しみ・・・肺
・心配・・・脾臓
・恐れ・・・腎臓、うつ病
・考えすぎ・・・膵臓
・人を裁く人・・・心臓、小腸
・自尊心・・・膝

















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2019年12月01日

共依存|機能不全家族





初級カウンセラー養成講座5回目☆

5回目で学のは、「共依存」です。
「共依存」 は、延々と 16項目を学んでいきます。
後半では、共依存回復のための 「行動療法」 についても学びます。



日本人には多いといわれる「共依存」

自分が機能不全家族で育ったアダルト・チャイルドの中で、
よく見られる共存的な行動や人間関係についてのチェックリストをみてみましょう。
この行動様式は、ときに日本人のなかに、よく見られるものです。

あまりにも日本の文化の中で当たり前になっていて共依存的な人ほど、
他人の世話をする「良い人」として見られがちです。
まわりから圧力がかかり、共依存的な行動を強いられることもままあります。

また、自分の問題行動に気がつかなくて、他人のせいにしている場合もありますので、
次のリストをチェックしてみて下さい。
無意識の行動や言動が、実は「共依存」的なものであることは意外と多いものです。








【共依存チェックリスト】

□ 自らを犠牲にして相手を助けたり、世話をしたりする
□ 相手の行動、感情、考え方、状態、結果を変えようとコントロールする
□ 問題や危機が起こっているような人間関係に巻き込まれることが多い
□ 依存心が強くひとりでやっていけるという自信がなく、見捨てられるかもしれないと不安にかられる
□ ある特定の相手のことで頭がいっぱいで視野が狭い

□ 自分の問題はたいしたことはないと思ったり、いやなことは見て見ぬふりをしたり、表面はなんでもないようにふるまう
□ 相手とのバウンダリー(境界線)がはっきりせず、相手が落ち込んでいると自分も落ち込んでしまったりする。また他人の問題にのめりこんだり、相手からの精神的、性的、身体的侵入を許してしまったりする
□ 罪の意識におそわれやすく、相手の問題は自分のせいだと思いこんでしまいやすい
□ 過去の人間関係の間違いから学ぶことができず、同じ間違いを繰り返す傾向がある
□ 被害者意識にとらわれ、自分は犠牲者だと思いこみ、弱々しくなる

□ 自分のまわりに害があるのに、波風を立てぬよう問題を明らかにしない
□ 相手から離れられないでしがみついていることを「愛情」と取り違えている
□ 「こうあるべきだ」という社会の通念、または「こうなるはずだ」というファンタジーにとらわれやすい
□ 相手の気分を敏感に察して、先へ先へと頭を働かせたり、心配したりする
□ 「ノー」が言えず、なんでもかんでも引き受けて疲れてしまったり、恨みがつもったりする
□ 責任感が強すぎて、なんでもがむしゃらにやりこなす

●人間であれば、ときには以上のような行動、感情、考え方をするのは当然ですが、
もし、5つ以上の項目がいつも自分に当てはまるようでしたら、共依存者(コ・ディペンデント)かもしれません。

●チェックした項目について、自分はどのように変化していきたいかを書き出してみましょう。
こうなりたいと思う自分の目標を考えるだけでなく、書いてみることで自分の決心がはっきりします。




多かれ少なかれ、誰でも持っているものですが、
共依存傾向が強いと、さまざまな依存や不適応をおこすとされています。

受講される皆様、最初は他人事として理解していくのですが、
実はこの5回目の共依存・・・
自分自身の共依存傾向に気づくための内容でもあるのです^^;。

共依存は改めて自分を冷静に見る機会になり、
場合によっては、動揺、衝撃(笑)、そして落ち込みを感じる知れません。
ですから、場合によっては気づきたくなかった面をみる事になり、
初級講座12回の中では一番、キツーイ!5回目かもしれません(個人差あり)


私は、この ”気づき” の状態を、本物の 「認知」 と見ています。
この認知が起こらない限り、いくら「行動療法」に取り組んでも効果が薄いのです。

「認知行動療法」という言葉は、ひとり歩き・・・

アタマでは分かるけど、実際うまくいかない・・・ということがよく起こります。
まずは、「本物の認知」 
すなわち、感覚で理解すること、大事かもしれませんね。









【共依存】

「機能不全家族」で育った「アダルト・チャイルド」の場合が多く、
共依存的な人は、他人の世話をする「よい人」として見られがちです。
まわりから圧力がかかり、共依存的な行動を強いられることもままあります。
また、自分の問題行動に気がつかなくて、他人のせいにしている場合もあります。
無意識の行動や言動が、実は「共依存」的なものであることは意外と多いものです。


【機能不全家族についてはコチラ↓】

心を傷つけるような機能不全な家族はただひとつのパターンがあるわけではなく、いろいろな型があります。

一般的に言って、機能不全な家族とは、力のある上のメンバーが下のメンバーを抑圧し安全を守ることができず、
適切な愛情や保護が与えられず、一人一人の人格や個性が尊重されない家族です。

たとえば、身体的にも経済的にも、力関係で一番上にいる父親が、下にいる母親と子どもをアビューズ(虐待)し、
母親が子どもをアビューズし、大きな姉や兄が弟や妹をアビューズするというものです。

ある程度の機能不全は、どこの家族にもありますが、それが常に起こっていてパターンになっていたり、
頻度は少なくても程度がひどかった場合には メンバーの傷となってあとの人生に影響を与えます。

こころの傷は暴力をふるわれたなどの直接的な原因だけでなく、
家族の人間関係などで間接的に傷つく場合もあります。

【機能不全家族チェックリスト】

次のチェックリストの中で、自分の育った家族にあてはまる項目に印ををつけてみてください。

□ 身体的なアビューズ(虐待)があった
□ 性的アビューズがあった
□ 精神的、感情的、言語的なアビューズがあった
□ 怒りの爆発がよく起こっていた。いつも怒りが爆発するかと恐れていた
□ 愛のない冷たい家族だった
□ 人格を否定するような雑言や怒鳴り声が飛びかっていた
□ 威しがあった
□ 他人や兄弟姉妹といつも比べられた
□ 親の思い通りになるようにコントロールされた
□ 親の期待が大きすぎる家族
□ 他人の目を気にする、表面だけ良くふるまう家族
□ あまりにも多くの秘密があったり、外に出してはいけない大きな隠しごとがあった
□ 顔や姿かたちについてからかわれたりばかにされたりした
□ 親と子供の関係が逆転していた
□ 子どもを過度に甘やかした
□ 自分の存在を否定された
□ 依存症や共依存症の親がいた
□ 家のなかのルールに一貫性がなかった

ここにあげられていることが、ごくたまにではなく、頻繁に起こっていたとしたら、
あなたの家族は機能不全な家族であり、あなたは家族の中で安全さや快適さを感じることができなかったことでしょう。
また、こうした家族関係のなかで、あなたが間違った人間関係のつくり方や、
間違った自己評価を学んでしまった可能性があります。









【アダルトチルドレンについてはコチラ↓】

「アダルト・チルドレン」は、ACOA(adult children of alcoholics) であり、
本来、アルコール依存や嗜癖行動などが主な原因で、家庭の機能が崩壊した中で成人した子どもある。

彼らは、機能不全に陥った家庭の中で、精神的、肉体的に虐待されながら、
子どもには負担の大きすぎる父母の調整役や家庭維持役までも担う事で必死に生きようとした結果、
不健全な適応方法を身につけてしまいます。

このパターンが成人してからの社会生活や家庭生活にも無意識のうちに持ち込まれ、
やがては、かつての親と同じような問題を引き起こしてしまいます(世代間伝達)。

家庭関係の修復の途上で、抑圧されたこれらの外傷に気付き、
その意味付けを変化することで心の癒しを得ると言われています。


【アダルトチルドレンチェックリスト】

自分が機能不全家族で育ったアダルト・チャイルドで、心が傷つき、
その悪影響が自分に出ているのかどうか、まず認識の段階からはじめましょう。

次のチェックリストで当てはまる項目があったら印をつけてください。

□ ものごとを最後までやり遂げることがむずかしい
□ 自分に自信がない。自分はダメだと思う。
□ 自分に対して過酷な批判をする
□ 人生を楽しむことが下手である
□ 他人と親密な人間関係が持てない
□ 白黒をはっきりさせすぎ、ほどほどにバランスをとることができない
□ 何かあると反射的に反応する、又はなんの反応もしない
□ 必要のないときについ嘘をついたり、ごまかしたりする
□ 必要以上に相手に忠実である
□ 何が正常で何が異常なのかわからない
□ 他人からのほめ言葉を受け入れにくい
□ 他人から助けを得るのが下手である
□ 自分は他人と違っていて居場所がなく、孤独に感じる
□ 自分でコントロールできない状態が起きるとパニックを起こす
□ 他人から認められたいという気持ちが強い
□ 理由もないのによく頭痛や腹痛などがあり、からだの調子が悪い
□ 摂食障害を起こしている(拒食症、過食症、過食嘔吐など)
□ アルコールや薬物(医師からの処方含む)の依存症になっている
□ 非行に走ったり、自暴自棄になって暴れる
□ お茶目で他人の気をそらす
□ 気まじめで他人の言うとおりにする
□ いつもせかせかと衝動的に行動する
□ 何か起こるのではないかと常に恐れる
□ 他人の目が気になる。被害妄想に陥りやすい
□ なにごとも完璧でないと気がすまない
□ 顔やからだに表情がない
□ 何かが変わることに対する恐れが大きい
□ 抑うつ状態に陥る
□ 離人感や解離で自分が自分でないような気がしたりする
□ 自分の感情が鈍麻していたり、からだから出るメッセージに気づかない
□ 怒りが爆発したり、いつもイライラしている
□ 権威のある人の前に出ると過剰に委縮する
□ 記憶力が鈍ったり、または反対にいやな記憶に悩まされて胸がどきどきしたり悪夢をみたりする
□ コミュニケーションの技術に乏しい
□ 自分はいったい誰で、どんな人生の目的を持っているかなどわからず自己が確立していない
□ 対人恐怖があったり、ひきこもったりしている
□ 共依存的な行動に出やすい (「共依存」参照)

●人間であれば、ときには以上のような行動、感情、考え方をするのは当然ですが、
もし、10以上の項目がいつも自分に当てはまるようでしたら、
アダルトチルドレンの可能性が大きいと考えられます。









初級編「カウンセラー養成講座」カリキュラム
http://ssc.da-te.jp/e264461.html

中級編「カウンセラー養成講座」カリキュラム
http://ssc.da-te.jp/e323421.html

上級編「カウンセラー養成講座」カリキュラム
http://ssc.da-te.jp/e323938.html


◆「初級編」 ↓ マンツーマン講座の風景

●1回目:カウンセリングと信頼関係
http://ssc.da-te.jp/e491024.html
●2回目:コミュニケーション
http://ssc.da-te.jp/e493693.html
●3回目:カールロジャース理論:受容と共感
http://ssc.da-te.jp/e493907.html
●4回目:アートセラピーカウンセリング
http://ssc.da-te.jp/e490798.html
●5回目:共依存
http://ssc.da-te.jp/e490922.html
●6回目:コミュニケーション&カウンセリング実習
http://ssc.da-te.jp/e499401.html

●7回目:インナーチャイルドセラピー
http://ssc.da-te.jp/e494240.html
●8回目:ゲシュタルトセラピー
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●9回目:フォーカシング
http://ssc.da-te.jp/e494786.html
●10回目:アートセラピーカウンセリング2
http://ssc.da-te.jp/e497125.html
●11回目:リラクゼーション技法
http://ssc.da-te.jp/e499399.html
●12回目:自叙伝セッション、まとめ、修了式
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2019年11月13日

被災支援|心のケア講座





被災支援 『心のケア』 講座 アートセラピー☆受付中☆


仙台心理カウンセリング 未来のアートセラピー

*グループカウンセリング形式ワークショップ

◇アートセラピーを通して、自分自身の安定について考えて行きます。


1回目:2019年12月10日(火) 『被災支援講座』 カラー&アートセラピー 満席☆
2回目:2019年12月15日(日) 『被災支援講座』 アートセラピー
3回目:2019年12月22日(日) 『被災支援講座』 アートセラピー 満席☆


【場 所】・仙台心理カウンセリング(JR長町駅~徒歩6分)
    ・地下鉄南北線 長町駅~徒歩5分
【所在地】 仙台市太白区長町3丁目 (*ご予約の際、地図をお送りします)

【時 間】・12:30~14:00
【費 用】・台風19号や豪雨で被災された皆様は、「り災証明書」 ご提示で無料
    ・一般参加の皆様:おひとり様 3333en(当日ご持参)

【受 付】・各回 4名様まで受付
【駐車場】・各自で対応お願いします(近隣コインパーキング)
【お申込み】・仙台心理カウンセリング
     ホームページお申込みフォームにてお願い致します。


【内 容】
1回目:カラー&アートセラピー 満席☆
2回目:自分自身の安定 『アートセラピー』とグループカウンセリング☆
3回目:自分自身の安定 『アートセラピー』とグループカウンセリング☆ 満席☆


● 12:30~13:30 こころのケアに役立つ 『アートセラピー』☆
● 13:30~14:00 「グループカウンセリング」☆ 
        *各自、アートへのおもい、感想などシェア。


●今、私に出来る「小さな支援」を、皆様にご提案いたします。

●アートセラピーを通して、自分なりの安定を見つけていきましょう。

この 『小さな支援』 が、あなたの心に届きますように。




2019年11月
仙台心理カウンセリング&スクール
代表 田村 みえ

カウンセラー 田村 みえ プロフィール☆







皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。




●【アクセス】




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

※心理的問題にて通院治療及び内服中の皆様は主治医の承諾が必要です。
 何卒ご理解頂けますよう、よろしくお願い致します。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


【被災された皆様へ:お知らせ】
※2019年12月10日(火)開催のカラー&アートセラピーは、2019年10月の台風19号や、豪雨で被災された皆様につきまして「罹災証明」をご提示頂ければ、無料にてご参加頂けます。微力ではありますが被災された皆様の支援の一部として対応させていただきます。心理的負担軽減の一助となれば幸いです。

★「り災証明書」等ご持参の皆様につきまして、色鉛筆は当方にて準備しております。

言葉では表現できない無意識の感情解放や心の癒し等にお役立て下さい。
ご自身の ”日々のストレス” をケア(軽減)して、日常の心理状態を取り戻すきっかけにして頂ければと思います。
皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。




「共に学び、共に成長する感動☆」 をご一緒に^^♪









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2019年11月11日

人間性心理学|コーチン






人間性心理学の特徴
人間性心理学の特徴と、臨床心理学の歴史の流れ

臨床心理学には4つの大きなパラダイムがあります。

1,フロイトによって確立された精神分析理論
2,ロジャーズが代表的研究者である人間性心理学
3,アイゼンクが代表である行動理論
4,ベックによって確立された認知理論

行動理論と認知理論は2000年ごろから統合されて認知行動理論と呼ばれるようになっています。
Witmerの心理学クリニック開設以降、上記のパラダイムが提唱・確立されるまでの流れを確認してみます。
※ウィトマー(Witmer, L. 1867~1956)







心理学の歴史

ヴントの要素主義を批判する形でワトソンが行動主義を展開しました。
そのときの主張が「心理学を科学として成立させるためには、内観という人間の主観的な側面ではなく、
客観的に測定・観察が可能な行動を扱うことが必要である」というものでした。
この主張は、心理学は自然科学の純粋に客観的・実験的な一部門であると考えていたことが窺えますね。

ワトソンが上記の主張を行った際の根拠の一つになっていたのは、パヴロフの条件反射学でした。
その後、1930年代ごろから刺激と反応の間に「有機体」を介在させる新行動主義が展開し、
オペラント条件づけに関する知見も提出されました。


第二次世界大戦後になると、実用性を重視する社会的雰囲気(プラグマティズム)が存在するようになり、
実証的な心理療法への機運が高まったこともあり、行動療法が展開しました。

行動療法の広がりには、以下の3人が大きく関与していました。

アイゼンク:
彼は心理療法における科学的な治療効果研究のきっかけを作った人物である。
力動的心理療法の理論、実際的な治療効果、診断法・治療法に関する反論を行った。
スキナーらと共通特徴を持つ治療法をまとめて「行動療法」と呼ぶことを提唱した人物でもある。
彼は行動療法を「人間の行動と情動とを現代行動理論に従ってよい方向に変える試み」
「科学的に実証された学習理論に基づいて人間の行動を変化させるためのアプローチ」などと定義している。

スキナー:
徹底的行動主義のスタンスを貫いており、行動の原因を内的なものに求めないのが特徴となっている。
オペラント条件づけの理論家と臨床応用で活躍した。

ウォルピ:
もともとフロイトの考え方に沿った治療を行っていたが、フロイトの理論では理解できない症例に出会ったことで、パヴロフの条件反射学に興味を抱いた。
実験神経症を示すなど、行動療法の神経症モデルを提唱した。
不安の治療に対して古典的条件づけの概念を初めて導入し、体系づけたことが大きな功績である。
以上のような流れをもって、その後認知行動療法への統合などが生じていきます。


上記の通り、科学的であることを強く主張しているのは人間性心理学ではなく、
行動主義やその流れにある行動療法であるとみなすことができます。







人間の健康的で積極的な側面を強調する

人間が無意識に支配されているとする精神分析や、外的環境に支配されているとする行動主義に対して、
人間を自由意思のもつ主体的な存在として捉える立場が人間性心理学です。

マズローはこの立場を、精神分析と行動主義の二大勢力に対して第三勢力の心理学と呼んでいます。

人間性心理学の立場に属する理論家や臨床家としては、
実存分析のフランクル
現存在分析のビンスワンガー
欲求階層説のマズロー
クライエント中心療法のロジャーズ
フォーカシングのジェンドリン
ゲシュタルト療法のパールズ
実存心理学のロロ・メイ

など・・・







コーチンは人間性心理学の基本的特徴を以下のように述べています。
(Korchin,S.J.の現代臨床心理学は重要な古典の一つです)。

人間を全体的に理解する
人間の直接的経験を重視する
研究者もその場に共感的に関与する
個人の独自性を中心におく
過去や環境より価値や未来を重視する
人間独自の特質、選択性、創造性、価値判断、自己実現を重視する
人間の健康的で積極的な側面を強調する

コーチンの現代臨床心理学:コーチンの定義自体は有名です。




フロイトは当初、神経症が過去の外傷体験によって生じていると考え、
そこから空想説への転換、心的現実の重視への転換という流れがあります。

この「外傷体験によって神経症が生じる」という視点や、そういった環境
(例えば、近親相姦など)によって症状が生じるという考え方。

精神分析における過去の体験は、内的現実として捉え、
今ここで情緒的に体験することの重要性がフロイトの論文からは読み取れます。
過去を重視する姿勢はどの心理療法にもありますが、
それはあくまでも現在のクライエントの問題・症状に対する支援のためです。



精神分析で過去を問うのはあくまでも「参考文献」としてであり、
そういう意味で常に未来志向であると言えます。
他にも、内観療法など過去の体験を想起するよう促す学派はありますが、
「価値や未来よりも過去や環境を重視する」という内容には合致しないと考えられます。
(「環境を重視する」という表現は行動療法にも通じるものがありますね)。
人間性心理学は未来志向の考え方があり、
同時にその人の内的な価値を重視するという面があります。







アフォーダンス理論

アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンによる造語であり、生態光学、生態心理学の基底的概念です。
彼によると、環境世界は人間や動物にとって、単なる物質的な存在ではなく、
直接的に意味や価値を提供(アフォード)するものであると捉えます。
従来の間接的認識論の立場では、外界の物理的刺激を感覚器官によって受容し、
心的世界によって意味や価値を与えるとしていたが、
アフォーダンス理論においては環境の方に意味や価値が実在するとみなします。


例えば、コップに取っ手が付いていたら、「私はそのコップについて持つという動作が可能である」ということがアフォード(提供)されていると捉え、この可能性が存在するという関係を「このコップと私には持つというアフォーダンスが存在する」あるいは「このコップが持ついう行為をアフォードする」と表現することになります。

大地は歩くことを支え、椅子は座ることを支持する、といったアフォーダンスを備えているということです。
すなわち、「動物と物の間に存在する行為についての関係性そのもの」をアフォーダンスと呼びます。

アフォーダンス理論は知覚や認知や運動をめぐる理論であり、
もともとはクルト・レヴィンやクルト・コフカのゲシュタルト心理学から派生しました。

レヴィンらは、環境世界が知覚者にもたらしている意味のゲシュタルトや価値のゲシュタルトに関心をもって、
これを「要求特性」として抽出しようとしました(クリスチャン・フォン・エーレンフェルスはそれを「ゲシュタルト質」と名付けました)。

このような特性や質は要素そのものに備わっているのでも、知覚があらかじめ備えているものでもなく、
要素と知覚の関係の「あいだ」に発生したものだと考えます。

ギブソンが確立した理論は、まとめて「生態学的心理学」とよばれています。
アフォーダンス理論は知覚心理学の領域の概念であり、
その背景にはゲシュタルト心理学の流れがあることが示されております。







進化心理学

人間行動進化学会は、進化心理学を「社会学と生物学の視点から、
現代的な進化理論を用いて、感情、認知、性的適応の進化などを含めた人間の本性を解明する学際的な学問」と位置づけています。
すなわち、ヒトの脳やこころの働きを進化の産物であるという認識に立った心理学ということになります。

生物としての進化の過程から人間を捉える進化心理学は、心理的問題の理解には欠かせません。
例えば、各種恐怖症の対象は確かに安易に近づくと危険なわけです。
人間の生物学的な進化を考えてみると、恐怖症は人間の生存において必要であったと考えられます。
恐怖症に限らず、さまざまな精神疾患、殺人、同性愛、自殺などにも何かしらの進化論的に見た適応的な意味がないかを探っていきます。

進化発達心理学は、従来の進化心理学が「大人の心理」に焦点を当てがちだったので、
子どもの心理の発達過程にも進化論の光を当ててみようというものかもしれません。
ヒトの発達を進化的視点で研究分析するという領域です。

※公認心理師国家試験のブループリントには「進化発達心理学」という用語が載っていました。









◆ウィトマーは1867年アメリカのフィラデルフィアに生まれました。ペンシルバニア大学の大学院でキャテル(Cattell, J. M.)の指導を受けていましたが,その後ドイツのヴントのもとで実験心理学を学び博士号を取得(1892年)。帰国してペンシルバニア大学に戻り研究を続けていましたが,関心が移り1896年には同大学に世界初の「psychological clinic(心理学的クリニック)」を創設しました。そして大学院生の訓練システムも整えていきました。さらに,1907年には"Psychological Clinic"という雑誌を創刊するに至ります。彼は主として学校で勉強に適応できていない子どもたちに関心を寄せていました。読字障害などです。


彼は「clinicalな心理学」にどのような意味を込めていたのか。"Psychological Clinic"の創刊号に自ら執筆した論文(Witmer, 1907)をみてみましょう。彼は「clinical」という語を臨床医学から借りたものであるとしたうえで,医学において「clinical」は,単に場所を示す言葉ではなく,それ以前の哲学的・説教的な医学から脱却するときの方法を示していたと述べています。医学においても患者さんの状態を顧みないで診察治療をしていた時期があったのであり,それを打破するための「clinical」概念だったのです。心理学においても「clinical」が重要だということを彼は以下のように述べています。


「臨床心理学は,哲学的思索に由来する心理学的・教育学的原理への異議申し立てであり,実験室の結果を教室の子どもたちに直接に適用しようとする心理学への異議申し立てである」(Witmer, 1907;サトウ,2003)。


臨床という日本語の意味はちょっと狭いと思われます。「clinical」が「ベッドサイドに臨む=臨床」という訳でよいのは医学だけなのかもしれません。医学における方法としてのclinicalが心理学に転用されたとき,それは臨場とか臨人とかそうした訳語がふさわしいのかもしれません。
(1915年ごろと推定されるクリニック内のサマースクールでモンテッソーリ教育の講習会をしています)


文献:サトウタツヤ 2003 心理学と社会:心理学領域の拡大 サトウタツヤ・高砂美樹流れを読む心理学史―世界と日本の心理学― 第3章 有斐閣
Witmer, L. 1907 Clinical Psychology. Psychological Clinic,1, 1-9.
ペンシルバニア大学アーカイブ
http://www.archives.upenn.edu/home/archives.html

心理学ワールド第29号掲載
(2005年4月15日刊行)













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2019年11月05日

カラー&アートセラピー☆受付中☆






カラー&アートセラピー☆受付中☆


◇こころの中に眠るダイヤモンド☆を探しに! ぜひ、いらして下さい☆

キラキラ☆ きれいになろう^^♪♪♪ ~


【日程】  12月10日(火) 12:30~14:00 ☆受付中^^

【ファシリテーター】 カウンセラー 田村 みえ プロフィール☆

【開催場所】 仙台心理カウンセリング ※JR長町駅~徒歩6分

         (地下鉄南北線 長町駅~徒歩5分)

【所在地】 仙台市太白区長町3丁目

【参加費】 おひとり様 3333en☆ (*当日ご持参下さいませ) 

【お申込み】 仙台心理カウンセリング:ホームページお申込みフォームにてお願い致します

【開講人数】 2名様以上にて開催します ⇛ 開講決定しております☆^^☆

いつも、ありがとうございます。


*アートセラピー体験で新しい自分発見!& 内面の浄化で気分もスッキリ!

*「ハート&アート」に意識をフォーカスすることで、
 無意識からのメッセージや可能性に気づいて行きます。
 現状からの視野を拡げるのに役立つことが多く含まれたセラピーです^^☆

*忙しい日常を忘れ、アートセラピーで癒されましょう♪

*色鉛筆ご持参下さい。







実際、感じ方(感覚)は人それぞれですので、

毎回、何かに気づき、納得すればOKと考えております^^☆

皆様のご参加、ご体験、心よりお待ち申し上げております。





●【アクセス】




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

※心理的問題にて通院治療及び内服中の皆様は主治医の承諾が必要です。
 何卒ご理解頂けますよう、よろしくお願い致します。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


前回、10/25は、本日の『カラー心理』(意味など)を、ご確認頂いた後、
メインは、自己理解のための「アートセラピー」をご体験いただきました。

HTPテスト
「家、樹、人」を描き、投影されているものをみながら、
生まれ育った環境、自分自身の状況、人間関係などを確認し、
過去の自分を受容しながら自分を癒やし、未来の自分のエネルギーを高めていただきました。

現在の自分が癒やされると、
過去のネガティブな体験やそのとらえ方も大きく変化することが少なくありません。
継続していただくことで、日々の自己ケアにお役立て頂くことも可能です。

10/25ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました☆

【被災された皆様へ:お知らせ】
※2019年12月10日(火)開催のカラー&アートセラピーは、2019年10月の台風19号や、大雨で被災された皆様につきまして「罹災証明」をご提示頂ければ、無料にてご参加頂けます。微力ではありますが被災された皆様の支援の一部として対応させていただきます。心理的負担軽減の一助となれば幸いです。

★「り災証明書」等ご持参の皆様につきまして、色鉛筆は当方にて準備しております。

言葉では表現できない無意識の感情解放や心の癒し等にお役立て下さい。
ご自身の ”日々のストレス” をケア(軽減)して、日常の心理状態を取り戻すきっかけにして頂ければと思います。
皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




「共に学び、共に成長する感動☆」 をご一緒に^^♪


☆ 皆さまのお申込み、お待ちしております^^ ☆









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2019年11月01日

失感情症|アレキシサイミア




失感情症(アレキサイミア)

失感情症(アレキシサイミア)はシフネオスが提唱した性格特性です。
自分の感情(情動)への気づきや、その感情の言語化の障害、また内省の乏しさといった点に特徴があると言われています。

心身症の発症の仕組みの説明に用いられる概念ですが、近年は衝動性や共感能力の欠如など、ストレス対処や対人関係を巡る問題との関連が研究されています。



この失感情症(アレキシサイミア:a-lexi-thymia)という言葉が最初に唱えられたのは1972年のことです。
ハーバード大学マサチューセッツ総合病院のP.E.シフネオス医師は長年、いわゆる古典的「心身症」と言われていた患者さん達(潰瘍性大腸炎や気管支喘息など)の治療に取り組んでいました。







その臨床経験からこの患者さん達にはある心理的な特徴があることに気づきました。
あまり生気が感じられず、葛藤状況やフラストレーションがたまる状況では、内省したり困難に上手に対処したりするのではなく、むしろそれを避けるための行動に走ってしまうというのです。
そしてその最大の特徴は「自分の感情を表現する言葉を見つけるのが難しい」ということでした。そこから感情を言い表す言葉が欠けていること=失感情(言語化)症という概念が出てきたのです。



なぜ、心身症というからだの病気とこうした感情を言葉にすることが難しいということとに関係があるのでしょうか?

それは私たちのからだとこころは密接に関係があるからです。不安や恐怖あるいは喜びといった「喜怒哀楽」は情動(emotion)と呼ばれます。
怒ると顔が真っ赤になったり、恐怖に襲われ不安になると心臓がドキドキし声が上ずったりします。
このように情動はからだの変化と直結し、自律神経系の変化や表情・声の変化といったからだの変化と一体となっています。

この情動の変化はまた、私たちの主観的な気持ち=感情(feelings)の変化とも普通結びついています。
この感情の変化について、私たちは自分が「腹が立っている」とか「とっても怖い思いをした」とその感情に気づき、それを言葉で表現をすることを普段何気なく行っていますが、心身症の患者さんたちはどうもそうしたことが上手ではないのではないかというのです。

◆昔の諺にある「もの言わざるは、腹ふくるるわざ也」のように、自分の微妙な感情の変化に気づき言葉にしていくことは、私たちの健康維持にとりきわめて大切というわけです。









失感情症の概念は研究者の間で検討されて、以下の特徴としてまとめられました。

1,自分の感情がどのようなものであるか言葉で表したり、情動が喚起されたことによってもたらされる感情と身体の感覚とを区別したりすることが困難である。
2,感情を他人に言葉で示すことが困難である。
3,貧弱な空想力から証明されるように、想像力が制限されている。
4,(自己の内面よりも)刺激に結びついた外的な事実へ関心が向かう認知スタイル。


こうした特徴に関して、興味深いことに最近の脳科学研究から、自分の内的な感情に気づき・表すことと、自分とは一端離れた視点(他人の視点に立つ)を持つこと=自分を客体化できることとが、実は密接に関係していることがわかってきました。


感情の気づきの問題は共感性、また想像力・空想力などとも大いに関連しているのです。

自分の感情の微妙な変化に気づき言葉に出来ることは、彩り豊かな精神生活を送りスムーズな対人関係を築くことにもつながっていると言うわけです。

このように「失感情症」を理解することは、こころとからだの関係だけでなく、自分と他人との関係のあり方を理解する上でも欠かせないキーワードになって来ています。



※小牧 元
元 独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 心身医学研究部











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2019年10月25日

タイプA型行動パターン|フリードマン





タイプA型行動パターンについて

一般にタイプAは心筋梗塞などの虚血性心疾患が多いタイプ、タイプBはタイプAの逆の傾向を持つ人たち、
タイプCはがんになりやすい人たちとされています。
タイプCの「C」はCancer(がん)の頭文字とされています。

タイプAと関連がある用語として、「心身症」「アレキシサイミア」(失感情症)などが重要です。




タイプA型行動パターンの提唱者と特徴。

『M.Friedmanが提唱した性格傾向である』
『時間的切迫感、感情抑制、他者評価懸念及び社会的同調性の特徴を持つ』
『複数の特徴のうち、時間的切迫感が心筋梗塞発症の最も強いリスク要因であることが示されている』


Friedman&Rosenman(1959)は、タイプAと呼ばれる性格の人が冠動脈疾患になりやすいことを指摘しています。

タイプA性格とは、
・自分が定めた目標を達成しようとする強い欲求を持ち
・人と競争することを好み
・功名心が強く
・つねに時間に追われながら多くのことをこなそうとする傾向のことを指します。
・身体的・精神的に過敏で、強い敵意や攻撃性を示す。
・大声で早口にしゃべる傾向があるとされています。







これらの行動傾向のうち、基本的で重要なものは以下の通りです。

時間的切迫感:
時間に追われながらの多方面にわたる活動。
性急さ:
身体的精神的活動速度を常に速めようとする習癖。
達成努力:
自分が定めた目標を達成しようとする持続的な強い欲求。
野心:
永続的な功名心。
競争:
競争を好み、追求する傾向。
敵意性:
身体的精神的な著しい過敏性を伴う。


これらがタイプA型の特徴と言えます。
その中でも特に「敵意性」が冠動脈疾患の重要な予測因子であることがわかっています。
(Sadock&Sadock,2003)







これに対してTemoshok によって提唱された、
多くのがん患者に共通して見られるタイプC型行動パターンという型があります(タイプBもあり、これはタイプAの逆の特徴)。
こちらは、がん罹患のリスクファクターになるのではないかとまで言われているものです。


タイプC行動型パターンとは、怒りをはじめとしたネガティブな感情を表出せず、
経験もしないということや忍耐強く控え目で、周囲の人々に対して協力的で、
権威に対して従順であるというもの。
他者の要求を満たすためには極端に自己犠牲的になり得るなどの特徴を示す行動パターンのことを指します。

そのため、表面的にはいわゆる「良い人」に見えるのであるが、何らかの葛藤やストレスを抱えている可能性も考えられる。



アメリカ西海岸の大規模な共同研究の結果によれば、
タイプAは逆のタイプBに比べて冠状動脈性心臓疾患の相対的危険度は約2倍という結果が出ています。
タイプA行動は冠状動脈性心臓疾患になりやすい人の特徴的な行動としてみてよいでしょう。


ちなみにこれらの結果は、食事、年齢、喫煙、その他の変数を考慮しても同様でした。
多くの研究結果を背景として、
1981年にアメリカ心臓病学会は、タイプA行動が冠状動脈心臓疾患の危険因子と分類されるべきだと発表しました。
しかし、それ以降の2つの研究結果(1983年と1985年)では、
タイプA行動と心臓疾患との関連を見つけることはできませんでした。







その理由として、タイプAの評定法の違いに原因があるのではないかという研究者と、
タイプA行動の定義が拡散しすぎているせいではないかという研究者がいます。

多くの研究者は「時間的切迫感」と「競争」については、
対して重要な要因ではないと論じており、
そこから「敵意性」が重要な係数であると示しました。

その後の研究でも、
「敵意性」が冠状動脈性心臓疾患の発生率の向上に絡むことがわかってきています。

このメカニズムとして、交感神経系のストレスに対する反応様式が挙げられます。

「敵意性」が高い人は、血圧や心拍数、ストレスに関連するホルモンの分泌量が、
大幅に増加するなどの結果が示されています。
すなわち「敵意性」が高い人の交感神経系は、
ストレスとなる状況に過剰反応すると言えます。







また日本人における検討では、欧米の先行研究における「タイプA行動パターン仮説」に反して、
男性において「タイプB行動パターン」が虚血性心疾患発症リスクの上昇と関係していました。
(女性はタイプAに虚血性心疾患が高い。これは欧米と同じ)。


タイプB行動パターンを持つ男性はストレスを内にためこみ、
虚血性心疾患リスクを上昇させている可能性があります。

このことは、行動パターンの影響が性・文化的背景によって異なることを示しています。
ただし、エバンスは、タイプAの特徴は国や文化の違いに関係がないとしております。
(ちなみに上記の日本の研究結果は、国立がん研究センターの予防研究グループの発表です)。




以上のように、タイプA行動と心筋梗塞との関連については、タイプA行動というよりも、
その中の「敵意性」が重要であるという指摘があるなど、
「心筋梗塞の発症に関わることが一貫して示されてきた」とは言い難いと思われます。







『行動パターンを変容させる介入研究により、心筋梗塞の再発を抑える効果が示されている』
フリードマンら(1994)は認知療法的技法と行動療法的技法を組み合わせることで、
タイプA行動を減少させることができることを証明しました。


過去に少なくとも1回心臓発作を経験したことがある1000人以上の被験者の治療群に対して、以下のようなアプローチを行いました。

・普段なら時間をかけてじっくり考えない事柄をじっくり考える機会を持たせる。
・他人を観察してもらう。
・見知らぬ人と会話を交わす機会を持つ。
・人に爆発することなく自分の感情を表現できるように、また特定の行動を変えるように助言を受ける。



更に、治療者はタイプA型行動の背景にある基本的な信念(成功か否かは、仕事量による等)を再評価できるよう援助しました。
これらによって参加者は、家庭環境と仕事環境のストレスを減らす方法を見つけていきました。




この研究では、もう一度心臓発作が起こるか否かを重要な従属変数と見立て、縦断的に経過を追っていきました。
その結果、4年半の間、治療を受けた群の心臓発作の再発率は、
統制群(特に生活に修正を加えられていない)のほぼ半分であったことがわかりました。


このことは、明らかにタイプA行動を修正することを学習することは、
彼らの健康に有益であったことを示しています。

















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2019年10月23日

大人の未来学校






”ストレス自己分析” から知る 「上手なストレスとの向き合い方」


日々の生活の中であなたの心は疲れていませんか?
何にストレスを感じるか、どれだけ強く感じるかは人それぞれ…。
心が疲れ切ってしまう前に、ストレス自己分析の体験を通し、
自分に合った心の健康づくりのヒントを見つけましょう!


・・・・・●・○・● 大人の未来学校 ●・○・● ・・・・


【日 時】 令和元年11月2日(土) 13:00~15:00 (120分:休憩あり)

【会 場】 仙台シルバーセンター 第2研修室(6階)

【講 師】 仙台心理カウンセリング 田村 みえ

【講 師】 カウンセラー 田村 みえ プロフィール☆

【対 象】市内にお住まいかお勤めの、30歳代~50歳代の方

【定 員】 30名様(要事前申込・先着順)

【費 用】 1,000円 (教材:テキスト代500en)
    ※仙台シルバーセンターへ、お支払いとなります。


【託 児】 2歳以上の未就学児6名まで/無料/要事前申込 10月18日まで

【申 込】 10月7日(月) 9:00から、電話、FAXまたはEメールで受付

①講座名、②氏名(ふりがな)、③郵便番号・住所、
④電話番号、⑤年齢、⑥託児の有無 を記入

【問合せ先】 仙台市シルバーセンターいきがい推進課 交流啓発係

【大人の未来学校】 ⇐ 仙台シルバーセンター お申し込み先

TEL 022-215-3170 FAX 022-215-4140

Eメール kouryu@sendai-hw.or.jp

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都合により開催日時・会場・内容が変更となる場合もあります。

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2019年10月19日

SOC理論|選択的最適化理論





SOC理論|選択的最適化理論|高齢者に関する理論

バルテスによる生涯学習の獲得・喪失モデル(gain/loss model)


SOC理論とは、Baltesが提唱した高齢期の自己制御方略に関する理論です。

選択的最適化理論」とも呼ばれます。

高齢者が目標を調整しながら、今ある身体的・認知的資源を使って少しでも喪失の前の状態に近づこうとする方略を指します。


SOCとは、以下を指します。

・喪失に基づく目標の選択(Loss-based Selection)
若い頃には可能であったことが上手くできなくなったときに、若い頃よりも目標を下げる行為を指す。
例:ボーリングで120取れていたけど、80を目標にしよう!

・資源の最適化(Optimization)
選んだ目標に対して、自分の持っている時間や身体的能力といった資源を効率よく割り振ることを指します。
例:週に3回はボーリングに行っていたけど、週に1回に減らそう。

・補償(Compensation)
他者からの助けを利用したり、これまで使っていなかった補助的な機器や技術を利用したりすることを指します。
例:自分でボーリングに行っていたけど、息子に送ってもらおう。


ハヴィガーストの「活動理論」と、カミング&ヘンリーの「離脱理論」の間にあるような理論。。

・活動理論:望ましい老化とは、可能な限り中年期のときの活動を保持することであり、退職などで活動を放棄せざるを得ない場合は、代わりの活動を見つけ出すことによって活動性を維持すること。

・離脱理論:高齢者は自ら社会からの離脱を望み、社会は離脱しやすいようなシステムを用意して高齢者を解放するべき。高齢者が社会から離れていくのは自然なことと捉えている。


他にも以下のような理論が高齢者にはあります。

・社会情動的選択性理論:時間的見通しによる動機づけの変化によって、エイジングパラドックスを説明しようとする。
残り時間が限定的だと感じると、感情的に価値ある行動(嫌な人とは付き合わない、やりたいことだけをやる等)のような、情動的に満足できる目標や活動に傾倒するとされている。

・老年的超越理論:Tornstamによって、離脱理論、精神分析、禅を取り入れて構築された。加齢とともに、物質的・合理的(経済的)な視点から、神秘的・超越的な視点に移行するので、喪失はあっても心理的には安定を保つことが可能であるという知見。









心理学者ポール・バルテス(Paul Baltes)

ポール・バルテス(1939〜2006)は、ドイツ出身の心理学者。
特に、人間が一生を通してどのような発達をしていくのかという「生涯発達心理学(生涯学習の心理学)」を切り開いた学者として有名。


バルテス以前の発達心理学は、子供時代から青年までの比較的若い時代を主な研究対象としていました。
しかしバルテス以降は、これが老年にまで拡張され「生涯(life-span)発達心理学(developmental psychology)」という分野が開拓されたのです。介護に関連する研究の多くも、この学問の影響を強く受けています。


生前のバルテスは、世界でもっとも影響力のある心理学者の1人として知られていました。
1967年にドイツの大学(University of Saarbrücken)にて博士号を取得した後、アメリカに渡っています。
そして12年間のアメリカ生活に区切りをつけ、1980年にドイツに帰国するまで、アメリカの様々な大学において心理学の教鞭をとっています。


バルテスは、2006年、ベルリンの自宅で、膵臓ガンにより亡くなっています。
生涯で、18冊の本の執筆・監修を行いました。また、250本を超える論文やコラムを執筆したとされています。
彼の業績に対しては、様々な賞も与えられました。第1級の学者でした。


生涯発達心理学(生涯学習の心理学)のストーリー

バルテスによる「生涯発達心理学」は、その名の通り、生涯を通した発達を模索することで、サクセスフル・エイジング(幸福に年齢を重ねていくこと)を目指しています。バルテスは、そのための研究にとって大事なストーリーを示してくれています。

まず、そもそも発達と言っても、その内容には様々なものがあります。そして、加齢によって変化するものと、そうでないものがあります。「生涯発達心理学」は、加齢をテーマとしていますから、このうち、加齢によって変化するものを研究の対象としています。


加齢による変化とは「なんらかの能力の獲得(成長)」と「なんらかの能力の喪失(衰退)」によって表現できるはずです。そして、この獲得と喪失の間にはダイナミックな相互関係も見られるでしょう。

もちろん、個人差もあるはずです。ですから、そうした個人差を生み出す原因を明らかにすることが大事です。なんらかの理由で上手な獲得をしていたり、喪失を食い止めている個人もいます。その原因を明らかにすれば、多くの人の幸福に貢献できるでしょう。









生涯発達心理学の獲得・喪失モデル(gain/loss model)

今でこそ私たちは、人間の生涯について、ある程度共通した認識を持っています。しかしそれは、バルテスのような、一生を研究のために費やした人々による成果を基礎にしています。バルテスの名前は知らなくても、彼が広めた概念は、現在は世界中に根付いています。

その代表的なものが、獲得・喪失モデルです(Baltes, 1987)。このモデルは、厳密には、環境への適応能力(adaptive capacity)の獲得と喪失に関する理論です。環境への適応は、加齢による影響を受ける典型的なものです。









瞬時に意味が理解できる、何気ないモデルに思えるかもしれません。
しかし、優れたモデルというのは、それにはじめて出会ったときに「知っていた」と感じるものです。
バルテスによるこのモデルも、一度見たら、ずっと忘れずに脳の中にカチッと収まるものでしょう。


バルテスの獲得・喪失モデルをどう活用するか:バルテスの獲得・喪失モデル

(1)介護職の目線(2)要介護者の目線(3)介護をする家族の目線、の3つの視点から考えてみます。
なお、これらは、あくまでも理想論です。介護はそれぞれに違いますから、
状況によっては、こうした理想論が意味をなさないことがあるのは当然です。


1. 介護職の目線
人間の環境適応能力は、年齢によって異なります。ですから、まず、異なる年齢の人を捕まえて「自分に適応できる環境なのだから、あなたもできる」というのは、間違っています。そこには、個人的な性格に起因することと、年齢に起因することがあるからです。

ですから、要介護者のことを少しでも深く理解しようとする場合、自分とではなくて、要介護者の同年代で、同じような心身の衰退に苦しんでいる人との比較からはじめないとなりません。比較してみることで、その年齢なりの環境への適応能力(一般の人)と比較して、その特定の要介護者の適応能力は高いのか、低いのかがわかるでしょう。

結果として、もし、その要介護者の環境への適応能力が(加齢による影響を超えて)低いのであれば、その要介護者には潜在的に開発できる能力があります。そこが明らかになれば、この潜在的な能力を引き出すための計画を立案し、要介護者とその家族に提案していくというアプローチが取れるでしょう。


2. 要介護者の目線
自分が苦しんでいる背景には、自分ではどうしようもない部分(加齢による影響)と、自分の考え方による部分(個性)があります。これを切り分けるには、介護される生活を上手に乗り切っている人々と、自分自身の比較をする必要があります。

似たような障害を抱えている同年代の人々の中には、とても前向きな人もいます。そうした人には、学べることがあるはずです。あきらめなければならないことも多いはずですが、新たに獲得していける能力も十分に残っているかもしれません。

バルデスの獲得・喪失モデルでも表現されているとおり、新たに獲得できる環境適応の能力は、年齢とともに減りはしても、死ぬまでゼロにはなりません。私たち人間は、他者とのコミュニケーションから学ぶ生き物です。これを放棄してしまうと、ただ喪失するばかりの人生になってしまいます。


3. 介護をする家族の目線
介護がはじまると「どうして、自分にはこんな面倒なことが降ってきたのか・・・」という気持ちになってしまうこともよくあります。実際に、介護の必要ない家族もいます。介護をしていても、ずっと楽な介護で済んでいる家族もいます。

しかし、私たちは、今、目の前にある環境の中で、最善を尽くすという選択肢しか持ち得ません。
自分自身も、誰かの介護をするという新しい環境に適応できるかどうかが鍵なのです。




※参考文献
・Baltes, P. B. (1987), “Theoretical Propositions of Life-Span Developmental Psychology: On the Dynamics Between Growth and Decline”, Developmental Psychology, vol.23 no.5, 611-626 (論文;PDF)

































  


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2019年10月18日

原因帰属理論|Weiner






◆Weinerの原因帰属理論

ワイナーによると原因帰属のスタイルは、「統制」と「安定性」の組み合わせによるとされます。
・統制:内的統制(その人の内部要因)
・外的統制(環境要因)
・安定性:安定(あまり変わらない要因)
・不安定(変わりやすい要因)
ワイナーの理論ではこれらの組み合わせによって、帰属のパターンを分けています。


【上記の組み合わせ4つとその例】

・内的+安定=本人の先天的・潜在的能力に帰属する:知能が高い、低い等。
・内的+不安定=本人の頑張り次第の要因に帰属する:努力したから、努力が足りない等。
・外的+安定=課題の困難度に帰属する:テストが簡単だったから、難しかったから等。
・外的+不安定=神のみぞ知る的帰属:運が良かったから、悪かったから等。
※この理論によると「上手く行かない事象を努力の不十分さに帰属する」ことは、「内的+不安定」という原因帰属になります。




◆ワイナーは帰属先によって動機づけの高低が変わってくるとしています。

・動機づけが高い人:
成功の原因を能力や努力に帰属させ、失敗の原因を運や努力不足に帰属させる傾向が強いといわれています。自尊心が満たされ、努力すれば成功できるという成功期待も高い状態です。

・動機づけが低い人:
成功の原因を課題の難易や運に帰属させ、失敗の原因を能力に帰属させる傾向が強いといわれています。失敗の原因を能力に帰属させると「何をしてもムダだ」というあきらめの気持ちが強くなり、達成動機が低下します。
上記の通り、努力に原因帰属する人は「自尊心が満たされ、努力すれば成功できるという成功期待も高い状態」とされています。


※自己効力感が低い人が失敗した場合、「自分は何をやってもダメなんだ」「自分は何をしたって成功することはないだろう」と考えるイメージが強いかもしれません。これは「努力」への帰属ではなく、自身の変わらない能力、すなわち「本人の先天的・潜在的能力」(内的・安定)に帰属するということになると考えられます。










































  


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2019年10月18日

自己効力感|社会的学習理論





【バンデューラの理論】自己効力感〈self-efficacy〉

バンデューラ(Bandura)は社会的学習に関連して、人間の行動を決定する重要な要因として自己効力感を提唱しました。
(※ワイナーの原因帰属理論も関係:後述)

バンデューラは、行動遂行の先行要因として結果期待と効力期待の2つをあげています。

・結果期待:
知識や過去の経験に基づき、特定の行動を行った際の結果を推測することを指します。ある行動がある結果を生み出すという推測のこと。

・効力期待:
特定の結果を導くために必要な行動を自分自身が上手く行うことが出来るという確信のことを指します。ある結果を生み出すために必要な行動をうまく行うことが出来るという確信のこと。







社会的学習理論では、この2つからなる「自己効力感」という要因が行動の生起に重要であり、行動を行うかどうかの決定や課題遂行の是非や課題完了に費やす努力と時間を決定する大きな要因であるとしています。
バンデューラは特に「効力期待」を重視しており、『モデリングによる代理体験で効力感をもたらす』要因が重要としています。

成功体験は「効力期待」「結果期待」を高めるので、自分ができるという感覚が強まり、目標も高く設定されることにつながります。
逆に失敗をすれば、「効力期待」は下がるため自身の能力を低く見積もることになりますし、よい「結果期待」を生み出すことができなくなるために目標を低く設定することになります。

自己効力感は「結果期待」「効力期待」によって構成され、ある行動の結果が次の「結果期待」「効力期待」に影響することがわかります。


自己効力感は「自分が行為の主体であり、自分が行為を統制しており、外部からの要請に対応できるという確信」のことを指します。
バンデューラの社会的学習理論における人間観は「個体は環境に働きかける、つまり個体は刺激を受けて反応するだけでなく、認知が媒介することによって行動を主体的に起こす」というものでした。







バンデューラは自己効力感のタイプを以下のように分けています。

・自己統制的自己効力感:自己の行動を制御する基本的な自己効力感
・社会的自己効力感:対人関係における自己効力感
・学業的自己効力感:学校での学習などにおける自己効力感

カンファーやバンデューラらは、自己の内的な要因が行動に与える影響を重視し、自己制御という概念を提出しています。
この概念に基づくと、人は自己の行動をモニターし、その内容と自己のもつ何らかの基準(要求水準など)とを比較して行動を評価し、その結果に応じて自己の行動を統制するとされます。自己制御ができる子どもの方が、学業、社会的スキル、対処能力において優れているとされています。


ポイント! 『高い効力感をもたらす効果的な方法は制御体験にある』です。







自己効力感の変動に影響する要因(正確には効力期待に影響を与える要因)として以下が挙げられています。

・達成経験:
いわゆる成功体験で、自分で何かに臨み、成功したという経験を指す。失敗経験は、自己効力感が確立されていないと、効力感が弱まることになる。

・代理経験:
自分以外の他人が何かを達成・成功するのを観察すること。モデリングおよびコンピテンスと関連があります。

・言語的説得:
自身の行為を言葉で励まされること(特に経験を褒められると良い)。

・生理的情緒的高揚:
生理的状態が自己効力の判断の手掛かりになる。生理的な状態の解釈を変えることで、自己効力感を高めることができる(情動の二要因理論に似ています)。
このように、代理経験によって自己効力感が高まることが示されています。







【観察学習:モデリング】

バンデューラの社会的学習理論の中で最も重要な学習理論が「観察学習(モデリング)」です。
従来の古典的条件づけ、オペラント条件づけは、人が直接的に体験することが前提となっていましたが、観察学習の理論は、行為をする他者を観察することによって生じるというのが特徴です。

バンデューラの行った観察学習の実験は有名。
大人:親(モデル)が人形に暴力を振るっている動画を子どもに見せると、結果その子どもは大人と同じような行動をとるということが実証されています。


「自己効力感」とは「自分が行為の主体であり、自分が行為を統制しており、外部からの要請に対応できるという確信」のことを指します。
すなわち、環境に対して統制できるという感覚を持っている人が自己効力感の高い人ということになります。
自己効力感の低い人は、自らが行為の主体ではなく、行為を統制しておらず、外部からの要請に対応できないという感覚が強いわけです。







◆Weinerの原因帰属理論(公認心理師2018-118問参照)
ワイナーによると原因帰属のスタイルは、「統制」と「安定性」の組み合わせによるとされます。

・統制:内的統制(その人の内部要因)
・外的統制(環境要因)
・安定性:安定(あまり変わらない要因)
・不安定(変わりやすい要因)
ワイナーの理論ではこれらの組み合わせによって、帰属のパターンを分けています。


【上記の組み合わせ4つとその例】

・内的+安定=本人の先天的・潜在的能力に帰属する:知能が高い、低い等。
・内的+不安定=本人の頑張り次第の要因に帰属する:努力したから、努力が足りない等。
・外的+安定=課題の困難度の帰属する:テストが簡単だったから、難しかったから等。
・外的+不安定=神のみぞ知る的帰属:運が良かったから、悪かったから等。

この理論によると、努力の不十分さに帰属するということは「内的+不安定」という原因帰属ということになります。







ワイナーは帰属先によって動機づけの高低が変わってくるとしています。

・動機づけが高い人:
成功の原因を能力や努力に帰属させ、失敗の原因を運や努力不足に帰属させる傾向が強いといわれています。自尊心が満たされ、努力すれば成功できるという成功期待も高い状態です。

・動機づけが低い人:
成功の原因を課題の難易や運に帰属させ、失敗の原因を能力に帰属させる傾向が強いといわれています。失敗の原因を能力に帰属させると「何をしてもムダだ」というあきらめの気持ちが強くなり、達成動機が低下します。

上記の通り、努力に原因帰属する人は「自尊心が満たされ、努力すれば成功できるという成功期待も高い状態」とされています。


自己効力感が低い人が失敗した場合、「自分は何をやってもダメなんだ」「自分は何をしたって成功することはないだろう」と考えるイメージが強いかもしれません。これは「努力」への帰属ではなく、自身の変わらない能力、すなわち「本人の先天的・潜在的能力」(内的・安定)に帰属するということになると考えられます。






































  


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2019年10月12日

内田クレペリン検査





内田クレペリン精神作業検査の実施と解釈

内田クレペリン精神作業検査検査はエミール・クレペリンが創案した
「連続加算法」を内田勇三郎が取り入れ、作業検査法として完成させた。
※エミール・クレペリン(ドイツの精神科医)は、
現在の「統合失調症概念」の提出者のひとりで、もうひとりはブロイラーです。









◆内田クレペリン作業検査では、以下のステップで結果の集計が行われます。

1,誤謬(ごびゅう)のチェック:
誤答の数字を赤○で囲む。

2,プロフィールを描く:
各行の最後の答えの右上にある印刷数字をマークして折れ線グラフで結ぶ。
飛ばし・抜かしがある場合は、その数だけずらしていく。

3,作業量の産出:
各行の作業量を読み取り、作業量合計を算出、1分ごとの平均作業量を算出し、作業量段階の判定を行う。

4,休憩効果率の算出:
休憩後平均作業量/休憩前平均作業量=休憩効果率となる。

5,初頭努力率の算出:
1分目作業量/平均作業量によって算出。休憩前、休憩後の両方で算出する。

6,動揺率の算出:
休憩前・休憩後のそれぞれで、最高作業量-最低作業量=最大差を算出し、これを平均作業量で割ると「動揺率」となる。

7,V字落ち込みの算出:
落ち込み部分の曲線の振れ幅が平均振れ幅の1.5倍以上の場合を指す。

8,作業量段階の判定と問題傾向の頻度を組み合わせて曲線傾向を判定する

9,曲線類型の判定および作業適応度の判定

上記うち「誤謬率」「休憩効果」「初頭努力」「動揺率」などは、クレペリン検査で使われやすい表現です。
※「誤謬」(ごびゅう)とは、間違いという意味です。









◆検査の目的

被験者の計算能力、注意力、集中力、精神の安定性を検査し、性格・職業適性を見る。
・計算の処理速度
・作業曲線
・処理の正確性


上記の三点からは主に以下のことがわかります。

・計算の処理速度→処理能力
・作業曲線→性格、行動傾向
・処理の正確性→性格、行動傾向
※性格、行動傾向は発動性、可変性、亢進性から判断しており、被験者の長所、短所がわかるとされています。
















































































































  


Posted by 仙台心理カウンセリング  at 08:08心理学講座

2019年10月11日

心の癒やしとユーモア






「心のいやしとユーモア」 (アルフォンス・デーケン氏)

第1に「出会いと別れの意義を考える」
私たちの美しい体験は、出会い、愛され、愛すること。出会いが深ければ深いほ ど、別れも辛いですから、死別体験のあとのいやしについて、そして、自分自身 の死に直面したときの心のいやしについて考えましょう。

第2「心のいやしを求めて」
患者とのコミュニケーション、とくに末期患者とのコミュニケーションのなかで、 いやしの大切な役割は、末期患者と共に歩む(Sterbebegleitung)ということで す。存在、人格のあたたかさによる患者の心のいやしについて話したいと思います。 それから、希望。いやしのなかの大きなテーマは「希望」だと思います。
「第3の人生への6つの課題」というのは、患者さんが年をとって、病気にな って不治の段階になっても、まだ6つの大切な課題があるということです。 それも、心のいやしと解釈したいです。

第3「愛と思いやりに満ちたユーモアを」
病院で働く人たちは、ストレスが非常に多いと思います。ユーモアによる健康 管理、ユーモアによるいやしというのは、ストレス緩和と同時に、患者とのコ ミュニケーションをスムーズにする役割もあり、それについて話したいと思い ます。







教育の4つのレベル

 日本では今、2人に1人はがんで死にます。私たちは遅かれ早かれ死に 直面する時が来ます。そこで、現実的に考えて、最後の日々をどういうふうに 過ごしたいか、ただ死を待つのではなく、有意義に過ごすために教育が必要だ と思います。

【教育の4つのレベルを考えます】

1. 知識のレベル
 キューブラー・ロスさんの「死ぬ瞬間」を引用。死のプロセスや、死に直面したときの心理的状態についての研究も多くあります。

2. 価値観のレベル
 様々な臓器植を待っている人は大勢います。そういう人を助ける。これは価値観。

3. 感情のレベル
 死に対する過剰な不安・恐怖を乗り越えるための感情のレベル。

4. 技術のレベル
 具体的に患者のいろいろなニーズをよく理解して、それに対して何ができるかということです

【死の4つの側面】
日本語では「死」という言葉は、ほとんど肉体的な死を意味します。

1. 心理的な死(psychological death)
2. 社会的な死(social death)
3. 文化的な死(cultural death)
4. 肉体的な死(biological death)

 人間と いうのは、肉体的な死を体験する以前に、心理的な死を体験すると思います。 いっさい生きる意欲がなかったら心理的には死ですね。(心理的な死)









悲嘆教育の重要な役割

心のいやしのもう一つの非常に重大なポイントは、死別体験者・愛する人を失った人への心のいやし・心のケアです。

 フランス語には美しいことわざがたくさんありますが、私が留学した時、 一番感激したのは「別れは小さな死」。
今まで、愛する人(配偶者や、お母さんや、子供)と一緒に生活することに よって、精一杯生きることができたんですが、愛する相手を失うことは自己 の小さな一部が失われることであり、私たちにとっても小さな死ですね。 だからこそ大切な人を失ったときの心のいやしが必要です。

 私は、悲嘆のプロセス12段階のモデルをつくりました。 これは、アメリカ・オーストラリア・ドイツ・日本で何千人もの体験者を比較 しながら作ったものです。

1.精神的打撃と麻痺状態
2.否認(相手が亡くなったことを認めたくない)
3.パニック
4.怒りと不当感(なぜ、私だけがこんな不幸に見舞われたのか? 等)
5.敵意とうらみ(なぜ、夫は私を見捨てて自殺したのか? 等)
6.罪意識
7.空想形成・幻想
8.孤独感と抑うつ
9.精神的混乱とアパシー(無関心)
10.あきらめ―受容
11.新しい希望―ユーモアと笑いの再発見
12.立ち直りの段階―新しいアイデンティティの誕生

新しい希望として、自分自身が苦しんだ経験から、今度は人のためにボランテ ィアとして協力することに生き甲斐を見出す場合も多いのです。そして、 立ち直り、新しい自分が生まれる。

 立ち直る段階での心のいやしでとくに重大なことは、同じ体験がある人 との分かち合いだと思っています。経験していない人にはなかなか理解でき ないのです。

※ドイツ語の有名なことわざ
「Geteilte Freude ist doppelte Freude, geteiltes Leid ist halbes Leid.」
「共に喜ぶのは2倍の喜び、共に悲しむのは半分の悲しみ」  



まさに、カウンセリングそのものです。
カウンセリングを行うことで、喜びは分かち合い2倍に。悲しみは分け合い、半分に。


















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2019年09月24日

セルマン|役割取得能力

セルマンの役割取得能力







【セルマンの役割取得能力】


インテグラル理論 セルマン(Interpersonal知性)
ILP(インテグラル・ライフ・プラックティス)


ケン・ウィルバーのAQALインテグラル理論にあるInterpersonalの
発達ラインの主要な研究者として名前が挙がっている,
セルマンの 「役割取得能力の発達段階」

ハーバード大学のセルマンは「相手の気持ちを推測し、理解する能力」のことを
「役割取得能力;Ability of Role-Taking」として提唱し、
レベル0からレベル4までの5段階の発達段階があることを明らかにしています。

※ケネス・アール・ウィルバー・ジュニア(1949~   )
*Kenneth Earl "Ken" Wilber Junior




◆レベル0:自己中心的役割取得(3〜5歳)

自分と他者の視点を区別することがむずかしい。
同時に、他者の身体的特性を心理面と区別することがむずかしい。(Selman)



◆レベル1:主観的役割取得(6〜7歳)

自分の視点と他者の視点を区別して理解するが、
同時に関連づけすることがむずかしい。
また、他者の意図と行動を区別して考えられるようになり、
行動が故意であったかどうかを考慮するようになる。
ただし、「笑っていれば嬉しい」といった、
表面的な行動から感情を予測しがちである。(Selman)



◆レベル2:二人称相応的役割取得(8〜11歳)

他者の視点から自分の思考や行動について内省できる。
また、他者もそうすることができることを理解する。
外からみえる自分と自分だけが知る現実の自分という、
2つが存在することを理解するようになる。

人と人とがかかわるときに他者の内省を、
正しく理解することの限界を認識できるようになる。(Selman)

(自分の視点と他者の視点を区別)
互いの視点から自分や他者の気持ちを推測することができるようになる。



◆レベル3 三人称的役割取得(12〜14歳)

自分と他者の視点以外、第三者の視点をとることができるようになる。
したがって、自分と他者の視点や相互作用を、
第三者の立場から互いに調整し考慮できるようになる。(Selman)



◆レベル4 一般化された他者として役割取得(15〜18歳)

多様な視点が存在する状況で自分自身の視点を理解する。
人の心の無意識の世界を理解し、主観的な視点をとらえるようになり、
「言わなくても明らかな」といった深いところで共有される意味を認識する。(Selman)









セルマンは、役割取得能力の発達段階を、
2つのタイプの対人交渉方略
(どのように相手に働きかけるか)の違いで説明している。


対人間で葛藤やトラブルが生じた時、
どちらかといえば自分の行動を変えるタイプ。

⇒自己変容指向のタイプ。


それに対し、自分ではなく、
相手を変えようとするタイプは、

⇒他者変容指向のタイプ。




他者変容指向の人は暴力(L0)→命令(L1)→説得(L2)→調整(L3)というように
他者への働きかけを発達させてい行き、

自己変容指向の人は逃避(L0)→従属(L1)→妥協(L2)→調整(L3)というように
対人交渉方略を発達させて行く。




発達段階レベル0では、
自己中心的な対人関係しか取れないため、
自分を押し通す方は「暴力」に訴え、
自分を曲げる方は「逃げる」


レベル1に発達すると、自分と相手の違いは区別できるようになるので、
自分を通す方は「命令や脅し」という方略を取る。

それに対し自分を曲げるタイプは、
「従う、諦める、助けを待つ」という対応を取る。


それがレベル2に達すると、
「他者の気持ちを変えるために心理的影響力を意欲的に使う、
促してさせる・物物交換」という対応、すなわち「説得」(あるいは取引)。


説得された方は「妥協」する。
そしてレベル3でようやく自分の立場も客観視することができ、
第三者的立場から、自分と相手の願望、
そして相互の立場を調整できるようになる。





世界観の色で表した発達レベルでいうと

レベル0(暴力―逃避)およびレベル1(命令―服従)が「赤」
レベル2(説得―妥協)が「黄橙色」
レベル3(調整―調整)が「オレンジ」
レベル4はpluralisticな感じなので「緑」




このように、インテグラル理論で扱う発達ラインのひとつ、
Interpersonalな知性もこのような発達段階を経て成長して行く。


詳しくは、ソーシャルスキル尺度(対人理解、葛藤解決、役割取得)、
共感性調査、対人行動方略尺度などによって、
その子どもの発達段階をアセスメントして行く。













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2019年09月18日

第2回公認心理師試験結果





第2回公認心理師試験結果




公認心理師法は、
平成27年9月9日に議員立法により成立し、9月16日に公布され、
平成29年9月15日に施行されました。



☆第2回公認心理師 国家試験は令和元年8月4日に実施されました。

【2019年8月4日 第2回公認心理師試験結果】

・受 験 者 数  16,949 人
・合 格 者 数   7,864 人
・合 格 率   46.4 %



☆第1回公認心理師 国家試験は、平成30年9月9日に実施されました。

【2018年9月9日 第1回公認心理師試験結果】

・受 験 者 数   35,020人
・合 格 者 数   27,876人
・合 格 率   79.6 %



※公認心理師法(平成27年法律第68号)に基づき実施した、
第1回公認心理師試験(追加試験)平成30年12月16日実施の結果等

【2018年12月16日 第1回公認心理師試験結果】※追加試験:北海道

・受 験 者 数  1,083 人
・合 格 者 数    698 人
・合 格 率    64.5 %

(※追加試験は北海道の台風被害により設けられた)






【公認心理師】

公認心理師とは、公認心理師登録簿への登録を受け、
公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、
心理学に関する専門的知識及び技術をもって、
次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。


(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析

(2)心理に関する支援を要する者に対する、
   その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助

(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、
   指導その他の援助

(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供




公認心理師法概要


【目的】

公認心理師の資格を定めて、その業務の適正を図り、
もって国民の心の健康の保持増進に寄与することを目的とする。


【定義】

「公認心理師」とは、公認心理師登録簿への登録を受け、
公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、
心理学に関する専門的知識及び技術をもって、
次に掲げる行為を行うことを業とする者をいう。

① 心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
② 心理に関する支援を要する者に対する、
  その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
③ 心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、
  指導その他の援助
④ 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供



【国家試験】

公認心理師として必要な知識及び技能について、
主務大臣が公認心理師試験を実施する。
受験資格は、以下の者に付与する。

① 大学において主務大臣指定の心理学等に関する科目を修め、
  かつ、大学院において主務大臣指定の心理学等の科目を修めて
  その課程を修了した者等

② 大学で主務大臣指定の心理学等に関する科目を修め、
  卒業後一定期間の実務経験を積んだ者等

③ 主務大臣が①及び②に掲げる者と同等以上の
  知識及び技能を有すると認めた者



【義務】

1 信用失墜行為の禁止

2 秘密保持義務(違反者には罰則)

3 公認心理師は、業務を行うに当たっては、
  医師、教員その他の関係者との連携を保たねばならず、
  心理に関する支援を要する者に当該支援に係る主治医があるときは、
  その指示を受けなければならない。



【主務大臣】

文部科学大臣及び厚生労働大臣



【経過措置】

既存の心理職資格者等に係る受験資格等について、
所要の経過措置を設ける。






☆第1回公認心理師 国家試験は、平成30年9月9日に実施された。













【公認心理師】(こうにんしんりし)とは、

公認心理師法を根拠とする日本の心理職国家資格である。


【心理職の国家資格】

名称独占資格として規定される(第44条第1項)とともに、
資格創設(全面施行)以降、
公認心理師の有資格者以外は、
「心理師」という文字の使用禁止が規定された(第44条第2項)。


◆公認心理師は、現行の「臨床心理士」と同様、
教育、医療・保健、福祉、司法・矯正、労働・産業、学術・研究など、
多岐にわたる活動領域を想定しており、
特定の分野に限定されない「汎用性」「領域横断性」を特長とする
心理職国家資格を旨とするものである。
そのため、文部科学省と厚生労働省による共管とされ、
主務大臣は文部科学大臣と厚生労働大臣と規定されている。


◆公認心理師が行う心理的行為としては、
「心理検査」「カウンセリング」「心理療法」といった
「心理的支援」や「コンサルテーション」、「心理教育」等を想定して、
「一、心理に関する支援を要する者の心理状態の観察・分析」
「二、心理に関する支援を要する者との心理相談による助言・指導」
「三、心理に関する支援を要する者の関係者との心理相談による助言・指導」
「四、メンタルヘルスの知識普及のための教育・情報提供」の
4種が掲げられている(第2条)。


この点は現行の臨床心理士の専門業務
(①「臨床心理査定」②「臨床心理面接」③「臨床心理学的地域援助」
④「①~③に関する調査・研究」)を鑑み、規定された。
但し、公認心理師は臨床心理士にとって変わるものではなく、
臨床心理士の資格は今後も残り、
公認心理師と共存していくものと考えられている。























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Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:00心理学講座

2019年09月08日

交流分析(全3回)|ショートコース開講




交流分析(全3回)|ショートコース開講


交流分析講座 2019年10/5(土)、10/6(日)


【 交流分析講座:ショートコース開講・・・90分×全3回 】

☆カウンセラー養成講座(初級編)受講準備講座☆
※2名様以上で開講します。 満席にて受付終了致しました。
いつも本当にありがとうございます。


●時間 10/5(土)2コマ ・12:30~14:00 ・14:15~15:45
●時間 10/6(日)1コマ ・12:30~14:00


【開催場所】 仙台心理カウンセリング:長町ルーム

【講師】 カウンセラー 田村 みえ プロフィール☆

【主な最寄駅】
・JR長町駅 徒歩6分
・地下鉄南北線「長町駅」 徒歩5分
・地下鉄南北線「長町一丁目駅」 徒歩5分
(※詳細&入室方法はご予約時ご案内)

【長町ルームMAP&アクセス】

【所在地】 〒982-0011 仙台市太白区長町3丁目

【お申込み方法】 ホームページ:お申込みフォームからお願いします。

【受講費用】グループ講座ショートコース:お一人様6500en×3回
※1回目のみテキスト代+1000en



●□■□■□■□● 「心理学講座 交流分析」 ●□■□■□■□●


~・~ ココロよろこぶ ”やさしいプチ心理学” ~・~


初めての方でも、無理なく安心、わかりやすい理論の心理学「交流分析」

自分のこころが理解したくなった方のための、心理学入門講座です。


人は誰しもその人にしかない素晴らしい力を持っています。
アメリカの心理学者エリックバーンの理論・交流分析講座では、
自分自身を理解しながら本来の自分に気付き、
問題解決方法や、より良い人間関係の築き方を学んで行きます。



・皆様にお会いできることを楽しみにお待ちしております☆






・・・・・●・○・● 交流分析カリキュラム ●・○・● ・・・・


● 第1回 構造分析
・本来の自分を理解する(エゴグラム1回目)

● 第2回 パターン分析
・自分のコミュニケーションパターンを知る

● 第3回 ゲーム分析
・”こころのからくり”自分の「交流の癖」を知る


※全カリキュラム出席の方に「修了証」を発行します。
※修了した皆様は、「初級編:カウンセラー養成講座」を受講可能です。


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エゴグラムには「心の指紋」と呼ばれるほど
さまざまな組み合わせが存在し、それぞれ解釈が異なります。

交流分析講座では、エゴグラムを使うことで自分のパターンを知り、
(どの心の状態がリーダーシップを握っているか、5つの状態全体バランスはどうかなど)
自分自身を理解しながら問題解決の方法や、
より良い人間関係の築き方を学んで行きます。






☆交流分析講座

☆お客様の声(交流分析その1)

☆お客様の声(交流分析その2)

☆お客様の声(交流分析その3)

☆お客様の声(交流分析その4)

☆お客様の声(交流分析その5)

☆お客様の声(交流分析その6)

☆お客様の声(交流分析その7)

☆お客様の声(交流分析その8)


☆お客様の声一覧






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Posted by 仙台心理カウンセリング  at 07:07心理学講座